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ゆったりとした夏を蛍と共に、【三条店おすすめ着合わせ】2023.08.12

皆様こんにちは!

8月に入り更に気温が上がり心身ともに疲れて
どうにか少しでも涼めないか悩むこの頃ではないでしょうか。
心身を少しでも休めて頂けるよう衣より涼し気な着合わせをご紹介させて頂きます。


「蛍草インディゴ刺子半袖シャツ」
「市松刺子切替半袖Tシャツ」
「市松刺子リラックスパンツ」

「妖怪 革サンダル」



夏にはサッと履いて出掛けられるサンダルに、
とても着やすく風通しも良い刺し子生地のリラックスパンツ、、
物足りぬ様に刺し子生地のシャツをサッと羽織り、
中はシンプルにインディゴで締めてみました。



羽織りのシャツには蛍たちが蛍袋の花の中や葉の上で
静かに、優しく光っています。


蛍は成虫になってからわずか2週間しか生きられないそうです。
この暑い夏もまたいずれかは終わります。
描かれた蛍たちを見て良い夏だったと思えます様に…皆様の大切な夏の思い出が一つでも多く出来ると
良いなと思っております。

ころもづくり~手振り刺繍(横振り刺繍)編~2023.08.08

衣でお馴染み手振り刺繍についてお話したいと思います。

手振り刺繍のミシンは通常のミシンと違い、足元のペダルと右膝部分にもう一つ針の幅を操作する為の調整レバーがついています。
膝でレバーを動かし針の幅を変え、足もとのペダルで速度をコントロールしながら手で生地を動かし刺繍を入れていくため、沢山の動作を一度に行わないといけません。
私も一度触りましたがとても難しい・・・
足の上下左右の動きに混乱し1本の線すらまともに入れることが出来ませんでした。

熟練の技を持つ職人さんに話を聞くと
「刺繍を入れる植物や生き物を理解し、絵が描けないと刺繍は入れられない。」と言っておられました。
確かに…
職人さんが刺繍を入れている姿は、まるで針が筆、糸は絵具、布のキャンバスに絵を描いているよう・・・
始めは型の線があるものの刺繍で埋めていけば線は見えず、その後はフリーハンドで刺繍を入れていくので絵が描けないといけない。
だんだんと浮かび上がってくる刺繍は何度見ても飽きません。

この素晴らしい技術を持った職人さんは、今では人数が少なくとても希少な存在です。
そんな職人さんの技術が、衣の作品には数多く登場します。
先日もお店で行われたイベントでの刺繍入れは、職人さんがいる今しか出来ない本当に貴重なイベントなのです!

コンピューター刺繍とは違い、刺繍を入れられる場所も様々、職人さんの気分で変わる生き物の表情や表現方法、糸の盛り上がりの立体感は一枚一枚職人が想いを込めて手作業で行うからこそ魅力のある作品になります。
これからもっと減ってく職人さんの技術と想いを途切れさせないように・・・
衣の作品を通じて沢山の方に知って頂きたいと思います。

最後に少しだけ・・・
まだお店に出ていない作品にすごい刺繍が入ったのでチラッとお見せします。
ガイコツが着ている着物の柄は、一枚ずつ柄が違いフリーハンドで職人さんが柄を刺繍しています。

どのこのお店に現れるかはまだお楽しみ!!

夏の小物テク【三条店おすすめきあわせ】2023.08.01

皆様こんにちは!三条店です。
少し歩いただけでじわじわと汗がでてくるこの季節。
湿度も高く寝にくい毎日ですね。。
そんな日々に最適な新作を紹介したいと思います。

「空の上の蓮半袖ロングワンピース」
「青い蝶尾金魚ストール」
「牡丹とろとろレギンス」
「インディゴベレー帽」
「百花蝶レディース雪駄」
「唐草の実一連ネックレス」
「黄金の菊イヤリング」

ざっくり着れるワンピースが入荷しました!
裾に向かって広がってくれるラインは涼しく綺麗に演出してくれます。
胸元と裾の抜染も綺麗ですよね。

クーラー除けに日差し除けに、、
多用途に使えるストールは蝶尾金魚でさらに涼し気に。

帽子はワンピースと同じくインディゴで。
ネックレスやイヤリングともマッチし小物で雰囲気を変えてくれます!

雪駄は百花蝶がちらっと見えるお洒落な一足。
夏感が一気にアップしてくれます!

暑い夏ですが、是非新作チェックしに店頭へお越し下さいませ!!

渋くレトロに【名古屋店おすすめ着合わせ】2023.07.16

湿度の高いムシっとする、今日この頃。
シトシトと降り続く梅雨の雨のイメージでしたが、最近では局地的に激しい雨が降ったかと思うと弱くなってと予測がなかなかできない天気が多いですね。

夏になると、外に出ると汗をかき、屋内に入ると冷房がよくきいていて身体が冷えてしまう事も多くあると思いますので、そんな時のおすすめの着合わせのご紹介です!

着合わせ①

前回の寺町店の着合わせでご紹介いたしました「市松刺し子リラックスパンツ」
こちらと同じ生地のシャツもございまして、柔らかくて軽いので脱ぎ着がしやすく羽織るだけで冷房対策にもなります。
しかも刺し子で市松模様を表現しているので他にはない、大人な雰囲気の市松模様となっております。

ボトムス

シャツがレトロ感のあるシックな雰囲気ですのでレトロなリメイク作品のボトムズを合わせました。

少し肌が出るだけで、体感温度も変わり涼しく感じる七分丈のゆったりとした飼料袋をリメイクしたパンツです。

雪駄は、前掛けの生地をリメイクしたものですので、丈夫で経年変化も楽しめる同じものはない一点もの。

着合わせ②
インナーには落ち着いた色味を。
カッパ達の表情がちょっとした遊び心を足してくれます♪

インナー
河童
シャツを羽織るとチラリと見えるカッパもいいですね!

熱中症に気を付けて、この季節の着合わせを楽しみましょう!!

ご紹介作品
「市松刺子シャツ」
「仲間外れとダリア 半袖Tシャツ」
「市松刺子リラックスパンツ」
「前掛けリメイク雪駄 (角型)」
「ストローハット」

爽やかな夏にしましょう!【三条店おすすめ着合わせ】2023.07.04

皆様こんにちは!
梅雨の季節になり、ジメジメした毎日になってきました。。
今日はサラッと爽やかに着て頂きたい、着合わせを紹介致します!
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「青い金魚クレスト釦ワンピース」
「カラー花束半袖」
「蓮華パンツ」
「リングワンショルダーバック」(芍薬)
「唐草の実一連ネックレス」

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派手過ぎず爽やかに。
歩いているだけで涼しくなれそうなワンピース。

何といっても着心地が抜群!
綺麗なラインを見せてくれてまとわりつく感じはなし。
おススメワンピースは前開きにも着て頂けます。
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また違った表情を見せてくれる万能なワンピースです!!

中にはインディゴのTシャツを。
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華やかなカラーの刺繍。
羽織っていてチラッと見せるも良し。
白のパンツと相性抜群です!!
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何度も紹介しております、蓮華パンツ。
本当に合わせやすいこちら。
もちろん着心地も最高です!
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インディゴや青の服に合わせたくなるこちらのバック。
たくさん入れていただけるので、暑くなった羽織を入れるのも◎

皆さんジメジメの梅雨も爽やかファッションで乗り切りましょう!!!

ころもづくり~手彩色編~2023.06.28

衣の夏の定番となりつつある「手彩色シリーズ」の新作はもうご覧になられましたか?
今年の手彩色作品はこちらの「デカ錦鯉手彩色Tシャツ」
新作1-1
過去、大鯰、カエル、金魚、鯉、オオサンショウウオなど多数の名作を生み出してきた「手彩色シリーズ」はもはや衣の夏の風物詩ともなりつつあります。過去作3
過去作5
過去作1
過去作6-1
その手彩色という技法について、今回は実際に製作を担当しております私の視点からお話させて頂きます。

衣でいう手彩色とは、言葉そのまま、1枚1枚職人が手(刷毛)で彩色(染め)しています。

古くから、「手描き染め」や「手描き友禅」といった技法がありますが、それと同じ要領で、刷毛を使って1枚1枚色を入れています。
刷毛1
使う染料インクは、赤系、青系、黄色系などの基本的なものをベースにし、生地(縫い上がったTシャツ)の上で混ぜ合わせて様々な色合いを出しています。
インク1

この色とこの色を混ぜたら…こうなるなと、刷毛を進めていくのですが、同じようにやってても毎回微妙な色の差が出るため、なんとも作り甲斐のある作品なのです。

例えば、青系に赤系を混ぜていくと、紫になっていくのですが、青の分量が多い紫と、赤の分量が多い紫とでは、出来上がりの印象が変わってきます。

また、染料インクを直接生地に刷り込んで、その上で色を混ぜ合わせていくので、混ぜ合わせる色同士の境目をいかに綺麗に混ぜ合わせるかが重要なのです。
色の境目1
ただ、刷毛に他の色のインクが混ざってきてしまい、刷毛が汚れてしまった場合は、綺麗な色が出せなくなります。

その為、この手彩色の作業を行う時は、インクの数だけ刷毛を用意します。刷毛も、太いものから細いものと、色によって2~3本使う場合もあるので、

彩色の基本色が多ければ多いほど大変です…
作業を進める間は、刷毛が汚れたら洗い、汚れたら洗いを繰り返し行うなど、彩色の色に影響が出ないように心がけています。

また、染料インクは、乾くと色味が若干薄くなるのが悩ましいところで、何度も繰り返し見る事で、乾いた時の色味を予想して作業していかなければなりません。
その為、1枚1枚の色の仕上がりがとても楽しみで、思った通りの色味が出る度に、一人満足しながら次の作業へ進んでいます。
1枚出来上がるのになかなかの時間を要する為、大量にお店に送り出すことが難しい昨品ですが、お店で手に取った際は、ぜひ1枚1枚の色の違いを楽しんでください!

金魚柄で涼しく!【名古屋店おすすめ着合わせ】2023.06.26

皆様こんにちは!衣名古屋店です。
30度前後の真夏日の気温になることも多くなってきておりますので
夏を意識した着合わせのご紹介です!

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「泳ぐ金魚群れ」をメインに
金魚をテーマに着合わせてみました!

これから暑くなる季節に、大活躍、間違いなしのジンバブエコットン生地のtシャツに、
睡蓮の咲く水辺を泳ぐ金魚たちが、刺繍と手刷り印刷で表現されております。
刺繍
上着は、さっと脱ぎ着のしやすい麻生地の「2WAY 半袖衿立ブラウス カラー」
ボタンがある方を前に着ても、後ろにして着てもいい2WAYですので着合わせの仕方も色々できる優れもの!さりげなく表現されたカラーの花もいいですね♪

足元は、新作の「蓮と金魚 レディース雪駄」
こちらも金魚で合わせて!
雪駄

降ったり止んだりと、はっきりしない梅雨の季節ですが
今の季節を楽しみましょう!楽しんだもん勝ちです!

~ご紹介作品~
「泳ぐ金魚群れ半袖Tシャツ」
「2WAY 半袖衿立ブラウス カラー」
「金魚 袴パンツ」
「蓮と金魚 レディース雪駄」
「2WAY ミニハンドバック(牡丹)」
「ストローハット」

ころもがたり~市松模様編~2023.06.18

私達、衣の作品でも度々登場しております市松模様。
東京五輪のシンボルにも採用され、又、アニメの影響もあり一躍有名になった柄模様です。
今回はそのルーツについてひも解いてご説明いたします。

格子模様の一種で、日本伝統模様のひとつ。
正方形や長方形を格子状にシンプルに並べたデザインは、上下左右に途切れることなく終わりのないイメージなため「永遠」「発展」「繁栄」の意味を持つ縁起の良い柄。

古くは「石畳」「霰(あられ)」なとど呼ばれ、日本では昔から様々なモノの意匠模様に使われ、その歴史はびっくりするほど古くなんと!!
古墳時代にまで遡り、埴輪の服の柄にも使われていたというほど古くからある模様。

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そんな長い歴史を持つ「市松模様」
市松という名前が付いたのは江戸時代中期に「佐野川市松」という人気の歌舞伎役者が、舞台衣装で白と紺を色違いに並べた模様の袴を身につけて登場したところ、女性たちの間で人気になり、大流行し「市松」と呼ばれるようになったと言われています。

衣でも「市松」を使用した作品がたくさん登場しております!
織りや編み、手刷り印刷など様々な技法を駆使した「市松模様」の作品たちは落ち着いた雰囲気の中に「粋」を感じさせる、なんとも魅力的な仕上がりです!
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中でも、今までの作品の中で私の一番のお気に入りはこちらの「変形市松」。
いびつな四角が並ぶ市松模様なのですが、よくよく探すとランダムな四角の中に、ところどころでちゃんと四角になっている部分があるのです!何とも衣らしい遊び心あふれた作品ですね。

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はてさて、今後はどのような市松が飛び出すのか!?
まだ見ぬ次の市松模様が私自身も楽しみでなりません。前回は買い逃がしましたので、次回の新作こそは必ず手に入れたいと思います!(笑)

23年春夏、大注目の「市松刺し子」はこちらのブログよりご覧くださいませ。
「ころもがたり~KRM市松刺子編~」

「一期一会」【寺町店おすすめ着合わせ】2023.06.12

手仕事の良さ。

作り手が自らの手で作る喜び。
そして、作り手の想いが込められたモノを選んで着る喜び。

そんな「喜び」に満ち溢れた、衣のイチオシの作品。ご紹介致します。
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「市松刺子リラックスパンツ」
市松模様といえば。「鬼滅の刃!炭治郎!」となりそうですが。

実は、日本では縁起の良い柄として親しまれてきたもの。
その柄が途切れることなく続く事から、「繁栄」の意味が込められています。

2020年東京オリンピックのエンブレムにも採用されていましたね!

そのおなじみの市松模様を今回、兵庫県は西脇市の播州織の職人の方に作って頂きました。

こだわりが詰まりに詰まったこちらのパンツ。

語りたいことは沢山あります。
ですが、まずは何も考えず履いて頂きたい。

糸と糸を緻密に組み合わせ、織り上げられた市松の刺子。
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サラリとした肌触りで、通気性も抜群。
履かせて頂いた感想は、「風を纏っているような感じ」です。

とにかく快適、そしてラクチン!
リラックスパンツと歌っているだけの事はあり、まるで履いていないかのような。
そんな着用感です。

夏に向かっていくこれからのシーズンにピッタリな作品です。

是非一度、“風を纏う感覚“を体感してみて下さい。

ワッフル生地の魅力【三条店おすすめ着合わせ】2023.06.06

とうとう6月。はやいもので今年も半分というところまで来てしまいました。
6月と言えば梅雨の影響で雨の日が多く少し肌寒く感じる日も・・・。
かと思いきや、晴れの日には夏を感じる蒸し暑さ・・・。

なかなかコーディネートの難しい季節ですよね。

そんな梅雨の時期に是非お勧めしたいのがワッフル生地を用いたお洋服!
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衣でもたびたび登場するワッフル生地の作品。
その名の通りお菓子のワッフルのようなマス目の凸凹が特徴的な織物です。

なぜ梅雨の時期、このワッフル生地のお洋服がおススメなのか。

ズバリ、この凹凸が大活躍してくれるからです!!
生地面の凸凹は糸と糸との間に空間がある構造のため、吸水性・吸湿性に優れた生地。
湿度の高い日でも肌のべたつきを軽減してくれます。

また、この構造のおかげで生地と身体との間に空気の層を作り出し、体温を逃がさない適度な保温効果も期待できます。

まさに、梅雨を乗り切るために生まれてきたかのようなとってもハイスペックな生地なのです!!

しかし、ワッフル生地の魅力は機能性だけにとどまりません。
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この凹凸が生み出す程よい重厚感ある風合い。
シンプルなものでも、一枚バサッと着るだけでこなれた雰囲気に。

衣のワッフル生地はコットン100%。
もっちりとした肌なじみの良さを感じて頂けるやさしい着心地。

まだワッフル生地に挑戦したことのない方。
是非一度、このやさしい着心地を味わってみてはいかがでしょうか。

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