七夕Festival of the Weaver2015.06.30
この時期になると決まって聞いた「七夕」にまつわるお話「織姫と彦星」。
これも日本の昔話の1つなのかと思うと、本当に現代に語り継がれるお話の面白さをはたと感じます。
この「七夕」の由来について、少し面白い事を知りました。
その由来は実は3つあると言われているそうで、「織姫と彦星」の伝説はあくまでもその中の一つであるというのです。
他の由来として、1つは『棚機女(たなばたつめ)の行事』というもの。
またもう1つは『乞巧奠(きこうでん)』という、どちらも聞き慣れない言葉ですね。
これらを紐といていきますと…、
■棚機女(たなばたつめ)の行事
古来より日本ではお盆の前に先祖の霊を祭る前の禊の行事として、まず7月6日に乙女を選びます。
選ばれた乙女は清い水辺にある「機屋(はたや)」にこもり、神様のために心を込めて着物を織るのです。
そして、翌日の7日の夕方に禊が行われることから、この日を「棚機」の日とし、次第に「七夕」に変わったと言われています。
■乞巧奠(きこうでん)
古代中国の宮廷行事だったそうですが、7月7日が美しく見頃を迎える織女(しゅくじょ)星にあやかりること。
はた織や書道、お裁縫などが上達するようにと、お祈りする風習から生まれ、今に伝えられているというのです。
そして、私たちが最も知っている由来、それが「織姫と彦星伝説」です。
■織姫と彦星伝説
琴座のベガが織女星と呼ばれ、裁縫の仕事をつかさどります。
わし座のアルタイルは牽牛(けんぎゅう)星と呼ばれ、農業の仕事をつかさどるとされています。
この2つの星が旧暦での7月7日に天の川を挟んで最も輝くため、年に一度の巡り合いの日として、今に伝わるお話です。
七夕と言えば、笹に様々な飾りを付ける習わしもございますが、その飾りにはそれぞれ意味があるそうです。
有名なところで「短冊」ですが、短冊に字を書く事で、学問や書道の上達を願うものだそうです。
今では「願い事」を書くことが一般的になっていますね。
七夕の由来の様に、人と人とのつながりが今、とても大切になっています。
家族、親族、友人、恋人、仕事仲間、ご近所さん。
服というものを通じ、人と人をつなぐ架け橋でありたいと願います。
例えば身につけるものに同じアイテムを取り入れる。
最近ではお友達が同じ服を着る「お揃いコーデ」というものも耳にします。
そうでなくとも、アクセサリーにさりげなく取り入れたりするのもオススメ。
デザインは違ってもモチーフが同じものをあわせてみたり。
「七夕」というつながりを大切に思えるイベントがある7月だからこそ、そんなつながりを形に表せるもの、取り入れてみてください。
おすすめのアイテムを集めてみました。こちらのページより。
Festival of the Weaver is a day to value the connection with the person.
Please wear the item which a connection had with a person in such July.
For example, it is matching. The same motif. The same color.