一期一会のめぐりあい 明日よりお披露目2015.02.20
それは、そうたびたびあることではありません。一年にほんの数回だけ、衣のもの作りをする職人がお店に足を運ぶことがあります。意図した事ではなく、何かがそうさせるかのように職人をお店に向かわせるのです。
その時に久しく会っていなかった、自身の手で世に送り出した作品達との再会を果たします。苦労の絶えなかった作品、とても利口に思ったままの表情になってくれた作品…、最近に手がけたのものばかりではなく、ほんの少し懐かしさを感じる作品…。
お店に並ぶ作品はすべて「これだ!」と職人が満を持して送りだした作品ばかり。その一年に数回のきっかけの中で職人がふと思いました。「今も良いけど、また違った面白いデザインにできるかも…!?」と。さしずめ化学反応とでもいうのでしょうか…、職人は気まぐれに作品を持ち帰り、楽しみながら改めて手塩にかけ、また違った個性を持つ作品を作りあげました。それが今回おとどけする「めぐりあい」の作品たち。
職人と作品のめぐりあい…、そして表情を変えた作品とお客様とのめぐりあい。
お店に並んでいなかった作品もちらほら顔をのぞかせています。お店ごとに入荷する作品も同じではありません。明日2月21日(土)より全店にて一斉にお披露目いたします。どんな作品達と出会えるか!?皆様にとっての『一期一会』の一着を見つけにいらして下さい。
「春にチェック柄って・・・イイよねっ!!?」 スタッフ着あわせ 代官山店2015.02.19
皆さま、こんにちは代官山店です。まだまだ寒さは残りますが、春はもうすぐそこ。春になると入学、入社…新しい事の始まりに胸が躍りますよね。今回は新入生のような初々しく爽やかな着あわせをご紹介。
主役はKRMの新作「indigo plaid cardigan」の淡インディゴと「indigo plaido zip parker」のインディゴ。特徴は何と言っても柔らかさと肌さわり。とにかく着心地がいいのです!!またジャガード編みで表現された柔らかなチェックが暖かな春の陽気にピッタリ。
カーデには白シャツとメンパンを合わせ、全体的に淡い色味で思いっきり爽やかに…さしずめ理系?
ジップには赤のシャツ、濃い色のジーンズを合わせて色のメリハリの利いた少しハードなスタイルに…こちらは文系?
とにかくブロックチェックは着あわせのポイントになりますので、本当に重宝しますよ。
どうです?代官山店の二人も初々しくないですか?遠い昔の学生時代を思い出して張り切ってみました。皆さまもぜひお手持ちのアイテムと合わせて見て下さいね。それにしても、やっぱり春にチェック柄って・・・イイよねっ!!(笑)
「スポーツと縞模様」 寺町店 宮本2015.02.17
こんにちは。寺町店の宮本です。
服や小物など身近なところにたくさんある「縞」。お洒落としてはもちろんですが、実はスポーツにおいても非常に便利なものとして用いられているんです。
例えばですが…、
芝がきれいな縞模様になっていますね。ゴルフにおいてはコースの山と谷の傾斜や左右の湾曲がより一目でわかりやすくなっています。またサッカーグラウンドにも見られる縞は全ての線がオフサイドラインの基準になり、秒単位で判断を求められる審判の目安として役立っています。
リール式の芝刈り機は進行方向に芝刈り機後部のローラーで芝生を押し倒して行くので、これを交互に繰り返すと縞模様が完成します。私たちも思っている以上に身近なところで「縞」に助けられているかもしれませんね。
KOROMO 2015Fall&Winter Exhibition in LasVegas…2015.02.15
長い冬も終盤に差し掛かり、春の訪れまであと少し…。「衣」「主衣」「KRM」の春夏物もスタートし始め、お店には続々と新作が登場しています。この春も、どんな作品が飛び出すのか今年も楽しみですね!
そして時を同じくし…、はるか海の向こうアメリカ・ラスベガスでも、もう一つのシーズンが始まろうとしています。それが「Liberty Fashion & Lifestyle Fairs」。新進気鋭のブランドが世界各国より集まり、2015秋冬の新作をお披露目するワールドワイドな展示会です。お店に並ぶ新作のまだ見ぬ姿をお披露目するイベントで、2年にわたり3度出店させていただいております。
アメリカ・カナダ・スイスと私たちの作品を扱って下さるショップ・人との出会いも増え、今回が4度目となる海外での展示会。私達も「衣」「KRM」「鬼衣」の3ブランドを引っさげて参加させていただきます。
京都で培われた職人たちの技と想いの詰まった作品達を、国内のみならず、もっともっと多くの国・地域・人に伝えたい!その想いを胸に、今回も行ってまいります!
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Feb. 16-18, we will exhibit 「Liberty Fashion & Lifestyle Fairs」 in Las Vegas.
Latest collection of our brand 「KOROMO」「KRM」「ONIKOROMO」 will be introduced!
We are looking forward to seeing people of all over the world with our
products.
Thank you!
リニューアル記念お抹茶プレゼント2015.02.14
こんにちは。オンラインショップの永田です。新しくなったホームページやオンラインショップ、雰囲気もガラリと模様替えさせていただき、これまで以上に職人の手仕事、伝統の技をお伝えできるよう、これからも楽しい情報をお届けさせていただきます。ぜひお楽しみに!!
このリニューアルを記念して、衣のお店では次週2月21日(土)より、「京都・宇治のお抹茶」をプレゼントさせていただきます!
新しくなったホームページをお持ちのスマートフォン・タブレットのホーム画面に追加いただき、各店でスタッフにお見せいただきました方にお配りさせていただきます。(数量限定につき、なくなり次第終了とさせていただきます。)
■ホーム画面へ追加する方法
□iOSをご利用の方
①画面下中央の四角に↑のマークをタッチ。
②「ホーム画面に追加」をタッチ。
③「追加」を押す。
④ホ-ム画面で出ていることを確認。
□Androidをご利用の方
①本体ホームボタン横にあるメニューマークをタッチ。
②「ホーム画面に追加」をタッチ。
③「追加」を押す。
④ホ-ム画面で出ていることを確認。
※ご使用の機種により操作方法が異なる場合がございます。分からない事などがございましたら、ご契約のキャリア(docomo,au,softbank…)ショップまでお問い合わせ下さいませ。
■お抹茶について
抹茶をもらってもどう飲んだらいいか分からない…。という方のためにも、意外とよく知らなかった抹茶の事を知るためにも、抹茶づくりを体験しに京都・宇治へ行って参りました。
抹茶の材料は、いわゆる緑茶。急須で入れるあのお茶っぱを石臼に入れ、手で回し挽くのですが、やはり石。これが重かったです…。手で挽く作業は一苦労。大人が一時間 挽き続けても50g~60gほどしか出来ず、一服あたり2~4g(楽しむ茶の濃さによる)。平均をとっても25~30服分だけしか飲めないので、その貴重性の意味が分かった気がします。
今では機械もあるそうなのですが、機械が粉砕して作るわけではなく、機械が人の代わりになって石臼を回し続けるのだそうです。その理由が実に興味深く、どんなに機械で細かくしても、石臼で挽いた粉の粒子の細かさには到底できないから。だそうです。現代の機械化学の進歩ですら、はるか昔に作られた「石臼」に敵わないのです。だから湯にも溶けるため、のどをさらりと通り残らないとお茶屋の方に教えてもらいました。
そして抹茶をたてる。
体験では茶杓(ちゃしゃく・抹茶をすくい抹茶碗に入れる道具)や、茶筅(ちゃせん・泡だてる道具)を使い、茶を立ててみましたが、道具にこだわる必要はなく溶ければ抹茶として楽しんでもらえるそうです。泡立てる事でまろやかにして飲む。という目的もあって専用の道具を使っているのだとか。
抹茶を「一杯」ではなく「一服」と数えるのは、昔、抹茶は薬として服用されていたため。当時は将軍や位の高い人しか飲む事が出来なかったという事も知りました。
今はお茶として飲むばかりではなく、塩とあわせて抹茶塩として使ったり、スイーツにも使えたり、幅広い楽しみ方ができます。そんな抹茶を気軽に楽しんでいただけるきっかけになれば幸いです。
※オンラインショップでは「お抹茶プレゼント」は行っておりません。ぜひ、衣の各店までお越し下さいませ。
「しましまの幕」 松本パルコ店 丸山2015.02.13
春恋しい信州から、こんにちは! 松本パルコ店の丸山です。
突然ですが、私、落語が好きです。ひいきの噺家(はなしか)さんがいる訳ではなく、普段はCDやDVD、動画サイトなどで見たり聞いたりしている程度ですが、今回の焦点は落語そのものではなく、もちろんテーマの「縞」。
落語や歌舞伎などと聞いてパッと思い浮かぶ「縞」、ありませんか?黒に柿色、そして萌葱の三色の縞…そう、『定式幕』です。
先日、念願かなって行く事ができた寄席では、残念ながら定式幕ではなく緞帳でしたが、江戸時代から使われているこの定式幕。もちろん、その頃は落語とは関係も無く、歌舞伎の舞台の幕開けと終幕に引かれていたもの。森田座や市村座、中村座など幕府認定されていた芝居小屋以外では使用を認められていなかったのだとか。
元々は黒(あるいは濃紺)・白・柿の三色のものを、「白は汚れが目立つから」という理由(!!)で萌葱に染められて使われるようになった、等と言う話もあるようですが、江戸三座によって使われていた色や順番が違っていて、左から黒・柿・萌葱の森田座、黒・萌葱・柿は市村座、中村座は黒・白・柿という順番だったそうです。
現在は、歌舞伎座では黒・柿・萌黄の物を、平成中村座では黒・白・柿の物を使っているのだそうです。普段から身の回りにある…という縞模様ではありませんが、どこかで見かける事があったら、そんな歴史にも思いを馳せてみて下さい!
オーダースーツイベント「KRM テーラーメイド」 名古屋店2015.02.13
こんにちは、名古屋店です。
2月14日(土)から3月1日(日)まで名古屋店でオーダースーツイベントを、三条店、松本パルコ店、代官山店に続き、名古屋店でも開催いたします。
デニムから刺し子生地まで、普段スーツには取り入れない素材を使い、KRMにしか出来ない大人遊びのある逸品にお仕立ていたします。
もうご存知かとは思いますが、サイズは勿論ポケットの使用や襟や裾の形、釦や裏地に至るまで細かいデティールをご用意させて頂いた物の中から、ご自身のお好みに仕上げる事が可能となっており、まさに「一点物」をお作り出来ます。
当イベントは、お1人様ずつ店頭でじっくりご相談に応じながらの対応となりますので、まずはお気軽にお電話していただき、予約日、時間帯、その他ご相談承っております。(※テーラーイベントは名古屋店が最終となりますので、是非お早目のご連絡お待ち致しております。)
また、衣、KRM共に春物新作も随時入荷中です。春物ジャケット、シャツやカーデ、早くてTシャツも登場しております!是非こちらも店頭でご覧下さい。お待ち致しております。
ホームページ・オンラインショップ リニューアルのお知らせ2015.02.11
いつもオスティア・ジャパン衣のオンラインサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日、ホームページおよび、オンラインショップをリニューアルさせて頂きます。
リニューアルに伴うメンテナンスのため、
オンラインショップは本日15時より一時ご利用いただけなくなります。
オンラインショップをご利用いただいておりますお客様にはご迷惑をお掛けいたします。
メンテナンスは15時より数時間の予定となり、終了次第、
新しいオンラインショップを公開させていただきます。
ショップリニューアルに伴い、お客様にお願いがございます。
以前にお買い物の際ご登録いただいておりましたパスワードをリセットさせて頂いております。
お手数をおかけ致しますがリニューアル後の初めてのお買い物の際、
再度パスワードの設定お願い申しあげます。
新しいショップでのお客様情報のセキュリティ上の確認のためとなります。
ご容赦のほどお願い申しあげます。
なお、ホームページやブログはリニューアル作業が完了次第、すぐに閲覧いただけますが、
ご使用されておられますパソコン・タブレット・スマートホンの環境により、
旧サイトが表示され続ける事もございます。(数日続く場合もございます。)
時間をおくことで解消されますため、時間をあけて再度、閲覧くださいませ。
今後ともオスティア・ジャパン衣のオンラインサービスを楽しくご利用ください。
ご不明点などございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。
オスティア・ジャパン衣
「春を迎えるジャケット!」スタッフ着あわせ 松本パルコ店2015.02.06
いつまでも寒い日が続きますね。ここ、松本パルコ店の周りも、まだまだ雪が残っています。
寒いとついつい家の中に閉じこもりがちになりますが、暦の上ではもう立春。春です。
衣のお店にも「これを着て春を迎えたい!」という気持ちになるアイテムが入荷しております!
今回ご紹介するのはKRMの新作 『 Indigo coverall 』 です。
『 カバーオール 』…、海外ではその名の通り全身を覆う「つなぎ」の服の事を言うのですが、
日本では全身ではなく、ジャケット丈のワークジャケットに対し 『 カバーオール 』 と言いいます。
また鉄道員がよく着ていたため、“railroader jacket” (レイルローダー・ジャケット)とも呼ばれるそう。
ポケットがたくさん付いた機能的なワークジャケットという事。
そんな武骨な印象のあるワークジャケットですが、
KRMではややタイト目にすっきりと、キレイ目にも着て頂けるシルエットに仕上げました。
「インディゴ」には白地の すたんどばいみー長袖シャツ を合わせて爽やかに。
まだ寒さもありますので、 インディゴジャガードカーデ (赤)を合わせアクセントに。
「薄茶」にはこちらもKRM新作の Indigo Dot Printed Shirt (インディゴ)をシンプルに。
もう少し暖かくなってきたら、シャツやカットソーなどの上に軽く羽織るラフな着あわせもよいですね!
注目してほしいのはシルエットだけではありません。
まるで何年も着こみ、何度も水をくぐった様な絶妙な染め加工。
両色共に良い色なんです。 これぞまさに職人技!
雪の下や川の流れの中…目に見えない所では、もう春が始まっているかもしれません。
春を迎えに、新しいお洋服でお出かけしませんか♪
「美しい轆轤(ろくろ)線を求めて」 期間限定ショップ 赤瀬2015.02.04
こんにちは!期間限定ショップの赤瀬です。
「縞」と聞いて、思いつくのはもうこれしかありません! そう、こけしの柄!!
「赤瀬のこけしの話はもういいよ・・・」という声が聞こえてきそうですが、
もうしばらく私にお付き合いください。
こけしの胴に描かれる模様には大きく分けて2種類あります。
花柄などを手描きで描く模様と、ろくろの工作機械を使った縞模様です。
手描き模様の方が歴史的に古く、花を描いた方がロマンチックと思われますが、
ろくろ線は単純素朴だからこそ飽きのこない純粋な美しさがあるように思います。
特に、福島県と宮城県に点在するこけしには、ろくろで柄入れする縞模様のこけしが多く、
同じ縞でも地域によって その線の太さや並び方に個性があるんです!
なんで柄が縞なの?こけしのろくろ線の美しさはどこからきたの?
という素朴な疑問が出てきますが、それを追求していくと「会津木綿」に行き着きます。
会津木綿は、江戸時代の初期から会津(福島県)で生産され、
日常着、野良着といった実用的な用途として使われてきました。
特徴は、はやり縞柄! 400年前から変わらぬシンプルな縞柄は、
その土地の風土に合わせながら受け継がれ、こけしの胴体の柄にも影響を及ぼしたと言われています。
単純な縞柄のこけしですが、その奥には長く、
その土地に根ざした風景や風土が垣間見え、さまざまな想像をかきたてます!