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【衣名古屋店】今週17日(土)よりイベント開催!2024.02.14

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皆様、こんにちは!衣名古屋店です!

2月も半分ほど過ぎ、段々と暖かくなり始め春の気配も少しずつ感じ始めてきましたね!
そして名古屋店では、皆様への感謝を込め2月17日(土)より
「くじ引きイベント」を開催いたします!

昔の「薬箱」を使い、お好きな引き出しを引いて頂き
何が出るかドキドキ、ワクワクのくじ引きとなっております!

はずれなしのくじ引きで2024年の運試し!!
特賞はスタッフも喉から手が出るほど欲しい!特別なものをご用意いたしました!
是非、今週末は名古屋店へいらして下さい!

¥16,500(税込み)お買い上げの方に、お一人様一回のみ引けます。
※なくなり次第終了となりますのでご了承くださいませ。

「2024年お楽しみ箱」 予約販売終了のご案内2023.12.04

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皆様、こんにちは。
先日12月2日(土)より衣 オンラインショップにて予約販売をスタートさせていただきました
「2024 お楽しみ箱」ですが、完売御礼となりましたことを、あらためてご報告をさせていただきます。

さて「2024年お楽しみ箱」の次に来るのは、、、。
「福袋」ですね!

近々お知らせいたしますので、続報をお楽しみにお待ちくださいませ!

滅びつつある日本の宝~泣く子をあやす幽霊編~2023.08.20

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泣く子をあやす幽霊、子育て飴のお話

昔、京都の六道の辻に一軒の飴屋があった。
ある夜のこと、表の戸をたたく音がするので主人が外へ声をかけると、
かすかな声で「飴をいただきにまいりました」という返事があった。

主人がさっそく戸を開けると、髪を長く垂らし、肩を落とした一人の女が立っていた。
そして、主人が茶碗にもった水飴を渡すと、女は三文をおいて立ち去っていった。
明くる日、主人が銭箱を見ると、昨晩の女からもらった三文が木の葉三枚に変わっていたという。
その夜、昨晩の女が再び現れ、やはり水飴を買っていった。
女が置いていった三文はやはり木の葉の三文だった。

こういう日が五日も六日も続き、ついに主人は寝込んでしまった。

それを聞きつけた近所の若者たちが飴屋で女が来るのを待ち、あとをつけると、女は京の都の墓場といわれた鳥辺野へと入り、ふっと姿を消した。
その事を寺の和尚に聞かせると、10日程前に若い女を葬ったという。
そして、その墓を確かめに行くと、若い女の死骸の上で水飴を嘗めながら泣いている赤ん坊がいた。
この赤ん坊は女が死んだあとに生まれたため、女は赤ん坊のために夜毎水飴を買いに出掛けていたのだという。

その後、赤ん坊は和尚に預けられ高僧になったといい、飴屋は「幽霊飴」と呼ばれ大繁盛したのだとか、、、。

死ししてなお、我が子を思う母の思いを描いた作品
「泣く子をあやす幽霊  子育て飴大島紬着物  オープンカラーシャツ」


本日20日の日付が変わるまでの、限定販売となっております。
一点もの一期一会の作品たちを是非ご覧くださいませ!

滅びつつある日本の宝~大口真神編~2023.08.18

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大島紬アロハの中にある、白い狼
こちらは大口真神(おおくちのまかみ)という神様。

農作物を荒らすイノシシやシカを捕食する動物で、山間部に住む人たちにとっては益獣だった「狼」
なぜ大口真神と呼ばれるようになったのか?

それは日本書紀の「昼神」というお話で語られております。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が山を進んでいたところ、山の神が白鹿に姿を変えて、日本武尊の前に立ち塞がる。
なんとか勝利したものの、今度は道に迷ってしまう。
そこに現れたのが、白い山犬(ニホンオオカミ)。その山犬が日本武尊を案内した。
日本武尊はその山犬に「大口真神としてこの御岳山に留まり、すべての魔物を退治せよ」と命じた。

人語を理解し、人間の性質を見分ける力を有し、善人を守護し、悪人を罰するものと広く知られ親しみを込め「おいぬ様」と呼ばれ今も変わらず多くの方に信仰され続けている。
東京・青梅市にある武蔵御嶽神社などに祀られており
厄除け、特に火難や盗難から守る力が強いとされ、絵馬などにも描かれている。

その他にも「道を極める」というご利益もあり
極真空手の創始者が修行をした場であることから合宿の場所であったり、多くのメダリストたちが参拝するほど。

そんな白い狼が月を背に、見事な手振り刺繍で描かれております!
「白い狼と満月 大島紬着物オープンカラーシャツ」

販売期間は20日(日)までの残り3日となっておりますので、お見逃しなく!!

滅びつつある日本の宝 ~菊姫の首塚編~2023.08.16

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菊姫の首塚のお話

福岡県には有名な心霊スポットの一つとされる「菊姫の首塚」
菊姫の首塚ではこんな心霊現象の目撃談があります。
まず、菊姫様の殺された3月23日の夜には、首のない菊姫の死体が首を探し回るそうです。
そして、次年になると今度は体のない菊姫の首が体を探し回る、、、。


さてさて、なぜこのような首塚が建てられることになったのか?

時は遡り、天文4年(1535年)戦国時代の真っただ中

今の福岡宗像市のあたりを当時収めていた、有力者の第76代宗像(むなかた)大宮司の宗像正氏と正室との間の一人娘でした。
菊姫が生まれた時代は戦国時代で、家督争いや殺し合いなどが日常茶飯事で、
裏切りなども、後を絶たない戦乱の世だったことは言うまでもありません。

その当時の宗像氏は山陽地方の有力武将大内氏に属する一族でした。
そして、菊姫は14歳で結婚し、当時としては順風満帆な日々を送っている…ハズだったのです。

18歳の際に家督争いに巻き込まれ、母親、従者とともに惨殺されてしまいます。

実際に、菊姫が惨殺された後、怪死する者、心を病んでしまう者、病に倒れる者、戦死するものなどが多く、
決していいことがなかったそうです。あまりの事に恐怖を感じた一族は、
菊姫たちの霊をまつるために増幅院を建立し6体の地蔵が刻まれ、地蔵尊をつくり祀った。

そんな物語が背景にある作品がこちら!
「菊姫の首塚 大島紬着物オープンカラーシャツ」

滅びつつある日本の宝~大島紬編~2023.08.13

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~ 大島紬 ~

「一度は着てみたい憧れの大島紬」とも言われ、「日本の民族衣装を代表する着物(キモノ)の女王」とも言われる高級絹織物。
それが鹿児島県 奄美大島で作られ続けている「大島紬」です。

車輪梅(奄美の方言で「テーチ木」と呼ばれる木)を煮出して取り出した“自然の色”と、大人が立っても腰まで つかる「泥田(どろた)」の持つ“大地の色”が結びついて現れる色。
細かな点と点を合わせて作る絣の美しさが特徴。

泥染めは禁止から生まれた!?

初期の大島紬は自家用として織られ、島民たちが愛用していた。
しかし、江戸幕府の支配下になった際に、見事な大島紬は貴重品として注目され薩摩藩への上納品となった。

それに伴い、庶民が身に付けることを禁止する「着用禁止令」が下された。
所持することも禁じられ、見つかると投獄や打ち首に処される場合もあったという。

そのような状況にあっても自分で織った紬を手元に残してきたいという思いが庶民の中にあり、
ある時、役人の取り調べにあった農家の主婦が自分の着物をそっと泥田の中に隠したという。

隠した紬を取り出して洗ってみると、なんとも美しい、光沢のある黒に染まっていた。
一説には、これが泥染の始まりと言われている。

そんな大島紬の着物を丁寧にほどき、生まれ変わらせたのがこちらの作品たちです!
https://online.koromo-kyoto.com/collections/oshima-tsumugi-kimono

ころもづくり~手振り刺繍(横振り刺繍)編~2023.08.08

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衣でお馴染み手振り刺繍についてお話したいと思います。

手振り刺繍のミシンは通常のミシンと違い、足元のペダルと右膝部分にもう一つ針の幅を操作する為の調整レバーがついています。
膝でレバーを動かし針の幅を変え、足もとのペダルで速度をコントロールしながら手で生地を動かし刺繍を入れていくため、沢山の動作を一度に行わないといけません。
私も一度触りましたがとても難しい・・・
足の上下左右の動きに混乱し1本の線すらまともに入れることが出来ませんでした。

熟練の技を持つ職人さんに話を聞くと
「刺繍を入れる植物や生き物を理解し、絵が描けないと刺繍は入れられない。」と言っておられました。
確かに…
職人さんが刺繍を入れている姿は、まるで針が筆、糸は絵具、布のキャンバスに絵を描いているよう・・・
始めは型の線があるものの刺繍で埋めていけば線は見えず、その後はフリーハンドで刺繍を入れていくので絵が描けないといけない。
だんだんと浮かび上がってくる刺繍は何度見ても飽きません。

この素晴らしい技術を持った職人さんは、今では人数が少なくとても希少な存在です。
そんな職人さんの技術が、衣の作品には数多く登場します。
先日もお店で行われたイベントでの刺繍入れは、職人さんがいる今しか出来ない本当に貴重なイベントなのです!

コンピューター刺繍とは違い、刺繍を入れられる場所も様々、職人さんの気分で変わる生き物の表情や表現方法、糸の盛り上がりの立体感は一枚一枚職人が想いを込めて手作業で行うからこそ魅力のある作品になります。
これからもっと減ってく職人さんの技術と想いを途切れさせないように・・・
衣の作品を通じて沢山の方に知って頂きたいと思います。

最後に少しだけ・・・
まだお店に出ていない作品にすごい刺繍が入ったのでチラッとお見せします。
ガイコツが着ている着物の柄は、一枚ずつ柄が違いフリーハンドで職人さんが柄を刺繍しています。

どのこのお店に現れるかはまだお楽しみ!!

ころもがたり~市松模様編~2023.06.18

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私達、衣の作品でも度々登場しております市松模様。
東京五輪のシンボルにも採用され、又、アニメの影響もあり一躍有名になった柄模様です。
今回はそのルーツについてひも解いてご説明いたします。

格子模様の一種で、日本伝統模様のひとつ。
正方形や長方形を格子状にシンプルに並べたデザインは、上下左右に途切れることなく終わりのないイメージなため「永遠」「発展」「繁栄」の意味を持つ縁起の良い柄。

古くは「石畳」「霰(あられ)」なとど呼ばれ、日本では昔から様々なモノの意匠模様に使われ、その歴史はびっくりするほど古くなんと!!
古墳時代にまで遡り、埴輪の服の柄にも使われていたというほど古くからある模様。

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そんな長い歴史を持つ「市松模様」
市松という名前が付いたのは江戸時代中期に「佐野川市松」という人気の歌舞伎役者が、舞台衣装で白と紺を色違いに並べた模様の袴を身につけて登場したところ、女性たちの間で人気になり、大流行し「市松」と呼ばれるようになったと言われています。

衣でも「市松」を使用した作品がたくさん登場しております!
織りや編み、手刷り印刷など様々な技法を駆使した「市松模様」の作品たちは落ち着いた雰囲気の中に「粋」を感じさせる、なんとも魅力的な仕上がりです!
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中でも、今までの作品の中で私の一番のお気に入りはこちらの「変形市松」。
いびつな四角が並ぶ市松模様なのですが、よくよく探すとランダムな四角の中に、ところどころでちゃんと四角になっている部分があるのです!何とも衣らしい遊び心あふれた作品ですね。

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はてさて、今後はどのような市松が飛び出すのか!?
まだ見ぬ次の市松模様が私自身も楽しみでなりません。前回は買い逃がしましたので、次回の新作こそは必ず手に入れたいと思います!(笑)

23年春夏、大注目の「市松刺し子」はこちらのブログよりご覧くださいませ。
「ころもがたり~KRM市松刺子編~」

ころもがたり ~ジンバブエコットン編~2023.06.03

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ふくよかで柔らかい生地感、その肌当たりからTシャツを中心に衣ではすっかり定番生地となっております、
「ジンバブエコットン」についてお話させて頂きます。

近年お客様で【素材にこだわった洋服選び】をされる方も増えています。
暮らしの身近な素材のコットンですがその中でもひと際人気が高いのがジンバブエコットンです。
では、どんな特徴があるのか、人気の理由も含めてご案内させて頂きます。!

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ジンバブエコットンとは・・・
アフリカ南東部、標高1500mの高地で化学物質由来の農薬・肥料をいっさい使わず、
ひとつひとつ手摘みによって丁寧に収穫されていることにより、綿花の繊維を傷つけず、丈夫で人の肌にも優しいコットンに仕上がるのです。肌に摩擦が少なくストレスを感じることも少ないため、アレルギー体質の方でも安心です。

では、ジンバブエコットンを使用したTシャツは実際どんな表情をしているのでしょうか。

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独特の畝が多く見られ、優しく身を包んでくれるような・・・、そんな雰囲気です。
夏は吸水性・通気性に優れ涼しく、素肌に直接着た時のさらっとした肌触りは一度体感して頂ければ感動です!!

又、柔らかいのに型崩れしにくく永くご着用頂けるのは、
超長綿であるジンバブエコットンならではの嬉しい所です。
お客様からも10年着ていても生地がとても丈夫で破けにくい!といったお声も多く頂いております。

衣では、インディゴ撚糸Tシャツと双璧を成す定番生地として欠かしたことのないジンバブエコットンTシャツですが、古くからこの生地を編みたててくださっている和歌山のニット屋さんによると、良い生地の決め手となるのは「糸が良いのが一番!」とのこと。綿花から紡いだ糸そのものが上質だからこそ(もちろんニット屋さんの職人仕事を経ることで)、10年着て頂けるような柔らかく強い魔法のTシャツを皆様にお届けできているのだと思います。

是非、その素材感は店頭でお確かめくださいませ。
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ころもがたり~KRM市松刺子編~2023.05.15

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古墳時代から使われていたとされる市松模様
上下左右に途切れず模様が続くので、永遠や発展拡大、繁栄を意味する柄であり
とても縁起の良い模様とされ、大昔から今に至るまで多くの人々から愛されて来ました。
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こちらは市松模様を刺し子生地に織り上げた織物です。
この深みのある綺麗な生地を織って下さったのは、兵庫県西脇市の「播州織」の織屋さんです。

播州織の特徴は糸を先に染めてから柄を織る、先染めの織物です。
異なる色の白と青の四角形が互いに自然とうまく交わっているのは
職人様が試行錯誤を繰り返し、細い糸、太い糸、そしてその間のくらいの糸を、見事に組み合わせて、
糸をわざと均一ではないムラを出しているためです。

そんな手間をかけて織り上げた生地で誕生した、KRMの新作がこちら、、、
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これぞジャパントラッドだと言い切っても過言ではないほどに
デザイン、色合い、素材、着心地、、、
服を選ぶにあたって欠かせない要素がバランスよく1つになった
和のラギットに、日本本来の「侘寂」のスタイルを発信するKRMらしい一着です。
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こちらの薄茶の色味はミリタリーテイストのルックやカジュアルなアイテムとの相性も抜群です。

皆様へご紹介すべきはずが、私が欲しくなって来ました、、、

こんな素敵な服と会うことができるのは、
誇りである日本の技が消えぬ様に、数多の職人様が大切に受け継いで来て下さったから、
これらを愛して下さっている、皆様のお陰であります。

これからもオスティア・ジャパン衣は、皆様が素敵な一着に出会えるよう
日々精進させて頂きます。

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