襤衣(らんい)に育てる -これからが楽しみな一枚- 三条店 小塩2011.08.01
まるでアンティークな1着であるかのような表情を見せる「着物衿ワークロンT」…、
それが今、僕が“襤衣(らんい)”にしたいと思っている一枚です。こんにちは、三条店の小塩です。
秋も深まり気温が下がると、色々な衣を着合わせるのが楽しくなりますね!
僕がかなりのペースで洗っては着て、着ては洗ってと、その色を育てているこのロンT。
今までのインディゴ撚糸のアイテムとは、デザインの特徴から少し違った見栄えをしてくれます。
その理由が、襟元を中心に施されたこの加工。
洗いをかけるたび、加工が施されている部分から徐々に広がるように色落ちし始めているのです。
さらに衿元のダメージ加工からは、昔の衿仕立てと同じく綿素材を芯地としているため、だんだんとその芯材達が顔を出し、そしてそこがまた色落ちし、さらに深い味わいが出る…。
「ワークロンT」の名の通り、何年間もの労働のに耐えたかのようなこの生地の表情。
もうすぐすると、きっと愛着がたっぷりと湧いた僕だけの“襤衣”が完成するはずです。
機会があれば、三条店に見にいらして下さいね!そして自慢させて下さいね (笑)
“衣”と“megさん”のお話2011.07.30
皆様、こんにちは。
ひと月ほど前の話ですが、衣スタッフがぞろぞろと、夜の京都の街に集合する日がありました。まだ梅雨も明けず、蒸し暑い夜でした。
スタッフ一同が向かった先、そこは「RAG(ラグ)」という京都では有名なJAZZ BAR。衣のお店でもBGMとしてJAZZを流し、皆様をお迎えしているわけですが、そんな衣スタッフも好きなJAZZの生演奏・生歌を聞きに行こうかと集まった。というわけです。
ただ、あてもなく行ったわけではありません。とある歌手のツアーが京都にも来る!という事で、皆でその日をめがけて伺いました。その女性ボーカリストが“megさん”なのです。
京都ライブの翌日が大阪ライブだというにも関わらず、前日となるこの京都へも、たくさんのファンが待ち切れず大阪から来られるほど、その若々しくキレイな容姿に見とれ、美しい歌声に聞き惚れてしまうのです。
衣スタッフは、そのmegさんの歌声を聞きたくて、JAZZ BARへ行ったわけですが、どうしても行きたかったもう一つの理由があります。
その理由とは、この京都公演ではなんと、“衣”の服を着用してのパフォーマンスライブをされるという事で、その滅多とない機会を見逃すわけにはいかない!と、ぞろぞろ衣スタッフもお邪魔させていただいた、とても盛り上がったライブでした。
このツアーの為に組まれたバックバンドや、ゲストサックス奏者のアンディさん(写真の最右の方)も、衣の「着物アロハ」を着て下さり、京都ならでは!!な、JAZZ LIVE。堪能してまいりました!!これからもご活躍、応援しております!!
「衣の着あわせ」 名古屋パルコ2011.07.29
こんにちは、名古屋パルコ店の大山です。
名古屋に来てから約二週間、生活にも少しずつなれ、楽しく毎日を過ごしております。 滋賀のみなさん、京都のみなさん、お元気ですか~!日々暑い日が続いておりますが、お身体にはくれぐれも気をつけてくださいね。
そして、名古屋のみなさん初めまして!京都からやって参りました、大型新人(笑)の大山 賢祐と申します。今後とも是非、仲良くして下さい。宜しくお願い致します!今回は、そんな私、大山が渋い昭和人の様な着合わせをお送りしたいと思います。
上から、「納屋帽子」・「菊唐草半袖シャツ」・「錦鯉七分T」・「刺子織り道着パンツ」・「前掛け雪駄」。ここで、ピックアップしたいのが新入荷したばかり、「菊唐草半袖シャツ」!これがまたイイ!!
ゆるく柔らかく織られた生地の中に小さいドット模様が織り込まれ、それによる生地の凹凸感や柔らかい肌触りが、着始めからあたかも前から愛用していたかのような雰囲気があり、どこかやっぱり昭和を連想するような素朴さ懐かしさがあります。本当にお勧めです。
そして、私、今回名古屋店に来て初めてゲットした衣第一号が、刺子織り道着パンツ。このタイプのパンツは昔に出ていた物と合わせて、私、実は3本目。空手着をイメージしたもので股の部分にまちを付けてあるのでかなり動きやすくて、生地感も柔らかくゴツゴツした刺子のイメージとはまるで違い、軽くて通気性が良くこの猛暑の日々には持ってこい!のアイテムなのです。
きっと昭和初期の人々は、着るものや色んな知恵で、涼をとってきたんでしょうね。そんな先人達を見習うときがどうやら来たようですね。私も今年は、出来るだけのエコロジーに協力していきたいと思います!
※「菊唐草半袖シャツ」「錦鯉七分袖T」は、今後オンラインショップでの取り扱い予定のない作品となります。衣 各店までお問い合わせください。
「昭和の遊び」 三条店 柴田2011.07.27
こんにちは。三条店の柴田です。
近年増えている、テレビゲームやポータブルゲーム機などの遊び道具がない子供の時、私は外で鬼ごっこしたり、竹馬に乗ったり、ビー玉やお手玉といった“おもちゃ遊び”をしていました。そんな中でも、家でゆっくり、みんなで楽しめることで私が好きだった遊びがあります。それは「花札」です。
みなさん花札遊びは、ご存知でしょうか?私は祖母と叔母に、その遊び方を教わりました。 日本の伝統的なカードゲームのひとつで、「花カルタ」とも呼ばれていたそうです。48枚の絵札には12ヶ月四季折々の日本の植物や生き物が描かれており、それぞれの絵札によって点数が違います。
私はこの札に描かれている、なんとも独特なテイストの絵と色が好きでよく真似して描いていました。
例えば1月「松に鶴」。1月の絵札として旭、鶴、松が描かれています。江戸時代の工芸品などにも、この3つの取り合わせが見られる縁起のいい組み合わせです。そして12月「桐と鳳凰」。どこかで聞いたことが・・・。まさに今、衣の店頭に並んでいるTシャツに桐と鳳凰の柄がありますね!
絵を楽しみながらまた遊べるという良さは、大人になってから気がつきました。
今でも祖母の家に帰ると、従兄弟と花札をします。祖母の家の花札は縁(ふち)が磨り減り、折れている札もあります。私たちが小さい頃から今に渡り遊んで、笑って、楽しく使ってきた証です。
派手な遊びではないですが、私はこの花札遊びが大好きです。きっと、祖母、叔母、従姉妹と世代を超えて一緒に笑える遊びだからだと思います。 みなさんもぜひ花札で遊んでみてください。ルールは私がお教えしますよ!
冬に備えたふっくらスタイル2011.07.27
着合わせブログをご覧の皆様、こんにちは。オスティアジャパン衣 寺町店です。
京都の四季は春・秋が短い・・・。
よく言われますが今年もその通りで、ここ寺町店でも、先日からの冷え込みに、空調の設定を暖房に変えるなど、季節の変化が慌ただしい頃を迎えております。
こうなってくるとグッと冷え込むのは早いものです、やっときました、冬物の季節です!
軽くてもしっかり暖かいシェットランドウール素材の「アイヌ文様カウチンセーター」に、
首元までしっかり包み込み冬の冷たい空気からも守ってくれる「ジャズネップフリースプルオーバー」を合わせ、見た目からも充分に想像がつくほどのふっくら暖かい着あわせになりました。
2作品ともに、実際に着ていただく事で、その軽さ、心地の良さを実感して頂ける仕立て上がりです。
いつもは「寒くなったらジーンズにすっきりしたジャケット!」という方にも、ふっくらと存在感のある
カウチンセーターを試して頂きたいです。本格的に寒くなる前に、是非、冬支度をオスティア・ジャパン衣に見にいらして下さい。
新潟三越にて “衣” 期間限定OPEN!!2011.07.26
「衣の着あわせ」 コロモール2011.07.25
気まぐれ日記を御覧の皆様、こんにちは!コロモ-ルです!
梅雨も明けて、気温がぐっと上がりましたね。
コロモールより、この暑い夏を乗り切る、涼しげなステテコパンツのコーディネートをご紹介致します。普段ハーフパンツをはかれない方でも挑戦して頂きやすい八分丈は、くるぶしが見えるだけでとっても夏らしい着こなしになるアイテムですよ!
明るい朱色の「昭和鯉のぼりステテコパンツ」にはインディゴがとっても良く合います。今回合わせたのが、尾びれがお花になっている…、その名も「尾花大統領半袖Tシャツ」!
二種類の抜染を使い分け、奥行きを感じる仕上がりになっております。そして、もはや定番になりました「鯰革ガマグチ」を合わせて。おこづかいを入れて夏祭りの露店巡りもいいですね。
同じ形で生地違いの、「のぼりステテコパンツ」。こちらもアンティークな“のぼり”ならではの素敵な色使い!一点一点雰囲気が違い、どんなパンツに出会えるかはお楽しみです。
こちらもトップスは割とシンプル目に。月下美人の花が見え隠れする様な…龍が背を昇る「咲く夜明けの龍半袖Tシャツ」を合わせて。
どちらの着合わせも足元は最近入荷しました雪駄を履いています。「藍プリントの新作雪駄」は必見です!数量少なめですのでぜひお早めにどうぞ。
※「のぼりステテコパンツ」「咲く夜明けの龍半袖T」はオンラインショップでのお取り扱い予定のない作品となります。衣 各店まで、ぜひお問い合わせください!!
「当たり前が意外な…昭和」 名古屋パルコ店 藤原2011.07.22
こんにちは。名古屋パルコ店の藤原です。
昭和時代。
今や、平成生まれの子供が社会人になる時代。知らず知らずの内に時が流れ気付かない内に沢山の事が変化をとげています。そんなことがあったんだ。という発見。
祖母の家にあった箱に入った御膳や御椀の数々。骨董品と言われる程、立派なものではありませんが、家族の数よりも明らかに多いそれらは、いったい何に使用されたのだろう?と不思議に思いました。
母親が思い起こせば、そう言えば一番上の御姉さんがお嫁入りをする際に、自宅で披露宴をしていたそう。母親の記憶にもおぼろ気ですが、それぞれに御膳が用意され、祝言がおこなわれていたそうです。
めでたき時を共有し、訪れた人々をもてなす膳。今でいう、披露宴。今やそれは、結婚式場やレストランでのウェディングパーティーとして、当たり前の様に場所を借りて行われるものと変化をとげています。
大切にしまわれていた古い木の箱は、いつの間にか、時代の変化によりその役目を終え時代の流れと共に同じ母親の兄弟達も、披露宴は外で行われる様に変わっていきました。
もう同じ様に使われる事はないそれらは、母親達兄弟がそれぞれに手にし、日常に使用されています。食卓を囲む人々をもてなすものとして。用途は変われども笑顔の中で、又新たな時を過ごしています。
今はこれが当たり前。も、元々を辿れば意外な事に辿り着く事が沢山あるのでしょうね!!皆さんも、身の回りの変化。探してみてください!そこには、その土地ならではな事があるかもしれませんよね。
小物で襤衣2011.07.22
「襤褸(らんる)ネクタイ」…
私、松本パルコ店 島の最近のお気に入りアイテムでございます。
襤褸=ぼろきれ。
人それぞれの価値観でそれは宝物にもなれば、捨てられてしまう物にもなる…まさに両極ですね。
そんな襤褸で作られた「骨董」という概念と、「遊び心」が共存したネクタイ。
古布で作られているので、すでにとても良い藍色に仕上がっているのですが、
ここから使い込んで育てていくのがとても楽しみでヘビーローテーションで使っています!
実は先日、「今日もお気に入りのネクタイを!」と結んでいた所、
強く引っ張り過ぎてしまい古布の一部が「ビリッ」と裂けてしまいました。
が、そこは古布のイイ所!これはチャンスとばかりに、早速、絣の生地を上から縫い付け、
また一つ自分だけの襤褸へとリペアをさせ、愛用し続けています。
長く使っていくからこそ表情を変えていく…(アクシデントもありますが(笑))
この魅力はまさに私には「宝物」です!
「衣の着あわせ」 松本パルコ店2011.07.20
「暑いっ!!」
この言葉が一日に何回口から出ているのでしょうか・・・。この節約の夏を少しでも涼しく、そして楽しく過ごしたいですね!松本パルコ店です!!
夏のアイテムとして欠かせない浴衣地で作られた衣。アロハ、スカート、ワンピースと色取り取りの華やかな生地で作られた一枚。白地のアイテムに合わせると清涼感のある着こなしに。着物柄と合わせてもまた華やかさもグッと増します。
そして皆様ご存知のように、これもまた一点モノ。自分だけの一枚・・・まさに「出会い」ですね!この夏の出会いを求めて是非、衣に遊びにいらしてくださいませ。
浴衣地を身にまといこの夏を彩り華やかに涼しく過ごしましょう!!
※浴衣アイテムは、オンラインショップでのお取り扱い予定のない作品となります。衣 各店まで、ぜひお問い合わせください!!