衣の着あわせ -松本パルコ その3-2009.09.19
皆様 こんにちは。
松本パルコ店より、新作の着あわせ お届けします。
唐草文様・・・
古代ギリシア神殿にも その形が模されている古くからある柄。
日本にはシルクロードを経由し中国から伝わったそうです。
その唐草に隠れ潜むように描かれた鳳凰が なんとも格好良い
「唐草鳳凰柄」。
藍染めのカーデに落としこまれたその技法は・・・逆抜染。
柄ではなく、ベースの色を抜くことで、今までにない藍染の表情をしています。
秋は羽織に、冬はインナーにと重宝するアイテムです!
そして、今回はあえて唐草、そして唐花の小物を合わせてみました。
シンプルに合わせるのも良いですが、あえて柄に柄をあわせるのも衣流!
これから寒くなり羽織るアイテムも増え、服選びがますます楽しくなってくる
季節ですね!そこに小物もプラスして秋のコーディネートを楽しみましょう!!
※PCより各作品へはこちらから
「唐草鳳凰カーデ」・「唐草鳳凰ハンチング」・「唐華 鯰ストール」・「道着ワークパンツ」
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生地のハナシ13 ~刺し子織~2009.09.18
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
今回は“刺し子織”。 織?と気になられた方も おられるかも知れませんね。
“刺し子”といえば…、お馴染み 手作業で1針1針糸 を刺し 模様を作り出す『手刺し子』。 古い藍布を何枚も重ね、補強の為に縫い合わせた物、『津軽のこぎん刺し』『南部菱刺し』等が代表的です。
“刺し子織”とは、経糸(タテイト)と横糸の交差の中に、太い刺し子糸をあわせて その模様を表現した物。 経糸に太い刺子糸を加えたものを「たて刺」(たて二重織)、緯糸に太糸を加えたものを「よこ刺」(よこ二重織)と言うそうです。
補強・保温・装飾 とその目的は幅広く、今でも打ち込みの強い“刺し子織”ができる織機は少なく、大変 貴重な素材なのです。
糸の凸凹がしっかりと出ている為、藍染めの場合 着込んだ時の凸部分に“あたり”がつきやすく、顔料により染めた場合、凹の深い所に染料がたまり、その部分の色は濃くなり 表情を作り出すのです。
そんな“刺し子織”素材の 衣 謹製の1作品。表情のおもしろさを、ぜひ その目でじっと見つめてやってください。見るほど、着るほどに やみつきになりそうな素材です。
『刺し子』については 別のおもしろいハナシがありますので、また別の機会に お話しさせて頂きますね。
“大津絵” 大津パルコ2009.09.17
江戸時代初期から東海道の旅人に土産品、
護守として人気のあった大津絵。
この伝統的な民画を 今もなお大切に守り続けている職人が
衣の服に命を吹き込んでくれました。
大津市指定 無形文化財保持者に認定された
高橋松山(たかはししょうざん)の
本物の大津絵をぜひ見にいらして下さい。
また、どこか少し おもしろおかしい
衣の大津絵オリジナルロンTも、
鬼の三味線ロンT ¥7,245(税込)
雷公の太鼓釣ロンT ¥6,195(税込)
期間:9月18日(金)~9月27日(日)
ぜひこのシルバーウィークに伝統ある作品を見にいらして下さい!
大津パルコ店にてお待ち致しております!
“おため” コロモール 2009.09.17
有名でもなければ珍しい物でも無いけれど、大切な人には
教えてあげたい、自分だけのお気に入りを“おため”と言います。
今回は衣主のおため、『京つけもん とり山』さんの味を
大切な皆様にお届けしたいと思います。
京都と言えばのおつけもの、老舗や有名店は数あれど、
衣主が大切な人におくるのは、こちらのおつけものです。
ぜひ、ご賞味下さい。
9月19日(土)~9月27日(日)までの期間中、コロモールにて、
一万円以上お買い上げ下さった方に 衣オリジナル保冷バックと
とり山さんの おつけもん引き換え券を差し上げます。
※数に限りがございますので、お早めにご来店下さい。
“泣いても笑っても50枚!!” 名古屋パルコ・三条2009.09.17
鯰づくしカーデを、今回特別に
シリアルナンバー入りで限定販売致します。
鯰が体を重なり合わせこれでもか!!
と、夏にはシルクアロハ、秋口にはロンTと姿を見せた鯰づくし…。
その総柄を この度フード付きのカーデへと変身させました。
今の時期Tシャツや 薄手のロンTと合わせるのも良し、
厚手のものが恋しくなれば上からジャケットを
着せ下から鯰を覗かせるも良し。
今回はその限定で作ったカーデに 2店舗限定 50枚に
鯰入りシリアルナンバーを1枚、1枚に入れました。
是非、鯰が大好きな方も、そうではない方も、
総柄好きな方も、まだ挑戦されたことのない方も、
どうぞお気軽に見にいらしてください。
新たな着こなしの目覚めになるかもしれません。。
「鯰づくしカーデ」
(青鼠・こげ茶 SS~XL) 税込 ¥14,490
期間限定! JR京都伊勢丹にて “衣”OPENです!!2009.09.17
松本パルコ店限定 ~ただよう蓮~ 受注ロンT2009.09.15
蓮・・・ 沼地にその根を深くもぐらせたたずむ花。
そこから動く事は決してない現実。
夢の中で咲くとすれば・・・それは何処に。
あなただけが咲かせる蓮を 思い描いてみてください。
藍染めロンTに 波・流水・雲から一つだけお好きな柄を手作業で
“型抜き抜染”致します。
そこに、五色の中から一色をお選び頂き、蓮の“手振り刺繍”を致します。
あなただけの ~ただよう蓮~ の世界を、あなただけの藍色に育ててください。
期間:9月18日(金)~ 9月27日(日)
価格:¥8,295(税込)
サイズ:SS~XL
色:インディゴ、黒鉄
※ボディ数量には限りがございますのでお早めに。
※受注生産となりますので、出来上がりには2~3週間程 お時間を
頂きますのでご了承ください。
※受注は松本パルコ店、店頭のみとさせて頂きます。
是非、皆様のご参加をお待ち致しております。
私の宝物 近藤編 「仲間」2009.09.15
気まぐれ日記をご覧の皆様、
こんにちは。
大津PARCO店の近藤です。
今回のテーマであげるとすれば…「私の宝物」。
初めて自分のお金で買ったミニチュアダックスフントです。
もーかわいくて、かわいくて、大事に大事に育てていたのですが、
ある時事故で亡くなってしまいました。
仕事も手につかず…泣くだけの毎日で…たかが犬かもしれませんが、
自分にとっては妹のような、娘のような存在だったので、
落ち込みが激しく仕事も何日も休んでしまう状態でした。
そんな状態の時に衣のスタッフから励ましのメールがたくさんきました。
ある一人のスタッフは自分が今まで飼っていた
ペットの数々の出会いと別れを説明するかのように、延々と綴っていて、
あとから考えると結局何が言いたかったのか…?と思う内容でしたが、
ありきたりの「元気だして!」等の言葉ではなかったのが、
その時の私には救いでした。
またあるスタッフは、一枚の手紙を私の家のポストに入れるためだけに
名古屋の最終電車に飛び乗って京都へ来てくれたスタッフ。
その時は また違う涙が流れて止まらなかったです。
そのことがなかったら、私は今頃 衣には いなかったかもしれません。
誰かが落ち込んだり、悲しんだりしてると誰に命令された訳でもなく、
気持ちのままに行動して 全力で助けてくれるのが、衣のスタッフです。
よくお客様にスタッフ同士仲がイイですね…と言われますが
仲良し以上の、一人一人が家族みたいな存在です。
今の私にとっての大切な「宝物」です。
WEBカタログに関するお知らせ2009.09.14
オンラインショップをご利用のお客様、
また、衣 各店へご来店頂いております皆様、
こんにちは。オンラインショップ担当の永田です。
昨日まで受付をしておりました “カタログ掲載作品の入荷お知らせ”ですが、
予想を大きく上回る 反響を頂いており、誠にありがとうございます。
ただ、作品出荷等の対応が 遅れてしまい ご注文頂いているお客様には
大変ご迷惑をおかけしており、申し訳ありません。
遅れております出荷の対応をさせて頂きますので、誠に勝手ながら
“入荷お知らせ受付”を中断させて頂きました。
今後も カタログの閲覧は可能ですが、誠に勝手ながら、
各作品へのリンクは オンラインショップ入荷分のみと させて頂いております。
すでに“入荷お知らせ”を ご登録頂いているお客様には、
オンラインショップへの入荷時には 必ずお知らせを入れさせて頂きます。
今後、カタログ掲載作品に関してのお問い合わせ等は、
メールにて問い合わせ頂ければ 対応させて頂く様に致します。
問い合わせ先 → kyoto-koromo@kodaishin.jp
大変ご迷惑を おかけ致しますが、ご理解頂けますよう お願い申しあげます。
カタログのハナシ 最終話 ~企画 近藤~2009.09.12
気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは。
工房で企画をさせて頂いている近藤です。
オンラインショップでもご覧頂ける 今シーズンのカタログですが、
今回は2日間かけてとある山の中で撮影致しました。
前回は部屋内での撮影でしたので、天候や時間に 左右されることなく
撮影を進められたのですが、今回はそう言うわけにも行きません…。
その中で色々な エピソードがあるのですが、
今日はその中のひとつをお話しさせて頂きます。
デザイナーからテーマ出てきた時、我々企画スタッフは 各々が
イメージをふくらませ、デザインや生地を考えていくのですが、
私はいつもスタイルと そのバックの風景を想像しながら デザインを起こしていきます。
今回「古」!!とテーマが出た時、薄霧がかかる草原の中に
立っている人を想像しデザインをいくつか出しました。
もちろんこれはカタログ撮影時のイメージでもありましたが、
その風景が どこにあるのかは…さっぱり分かりません。
カタログ撮影班は車を走らせ、山のなかえ入ると…「んっ!?」
頭の中に描いていた草原に近い風景が 目の前に出てきました。
あわてて車を止め、撮影準備に入ったのですが 肝心の薄霧はどこにもありません。
とりあえず色々と撮影をはじめていたら…
写真でご覧頂けるように 霧がどこからともなくスーッと降りてきたのです。
急遽 撮影場所を切り替えて 頭のイメージ通りにモデルに並んで頂き、
撮影に成功致しました。画像をチェックするとバッチリ!!
それを確認したとほぼ同時に霧も晴れていました。
今回はこれに限らず色々な不思議な出来事が起き、
そのおかげで良い写真を収める事が出来たと思います。
山の神様に感謝し、私達は撮影場所を後にしましたが、
プライベートでももう一度行ってみたい場所になりました。