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着こなし数珠つなぎ ~禾本編~2008.10.13

気まぐれ日記をご覧のみなさま、
こんにちは。
三条店の禾本です。

突然ですが、今年の秋冬のカタログの表紙を飾った
嵐呼龍ジップジャケット”。知ってられる方も多いはず・・・です。
このカタログを見て気になった方もおられたと思います。

私も絶対このジップが出たら迷いもなく買う!と決めていたのですが、
まったく同じ事を考えていたスタッフがすぐ横にいました。
そして・・・商品が投入されてもなかなかお互い譲る事が出来ずにいました。
そんな中、コロモール仲嶺店長から頂いた「着こなし数珠つなぎ」。
虎の競馬ロンT”をお題にする事にした私たちは、
この二つ(虎競馬ロンT:嵐呼龍ジップ)を
上手く着れたほうが購入やな!と話しが進み・・・
結論、写真を見ての通りですが彼が購入する事になったのです。

嵐呼龍のインディゴと中からは優しいピンクを出し、
全体的に秋の雰囲気を漂わせる、いつもとは違う岡山くんを是非見てやってください。
隣で誇らしげに着ている姿を見ているとほんとに羨ましいです・・・。   

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生地のハナシ3 ~ジャガード~2008.10.12

気まぐれ日記をご覧のみなさま
こんにちは。
今回も生地にまつわるお話しを綴らせて頂きたいと思います。
今回のテーマは「ジャガード」。

この「ジャガード」という名前、あまりご存知でない方も
いらっしゃることでしょう。
それでは、右下の画像をご覧下さい。
この桜の柄は、生地の上からプリントをしたものではありません。
もちろん、抜染でもありません。
そう、生地を作る段階で 柄を構成していくのです。
これが「ジャガード(ジャガード編み機)」です。

使われるのは、二色の糸のみ。(裏毛の場合は、3本使う場合も。)
桜のデザイン通り、規則正しく二本の糸が交差していきます。
一本の糸なら、普通の糸と糸。
けれど、その糸達がパズルの様に組み立てられた時、そこには
紙に描いた絵と同じ様なデザインが浮かび上がってくるのです。
柄の細かさに比例して、増す難易度。Photo
配色の加減も重要問題です。
正に、「編み機」と「糸」と「職人さん」の共同作業。
編み機から生地を下ろした時、きちんと並んだ柄は美しさを称え、
その生地が洋服や小物となる事に わくわくと胸が躍りだします。

生地が出来るまでの長い時間を、長い戦いを、長い挑戦を、
是非生地から感じてみて下さい。

08’秋冬展示会スタート!2008.10.11

気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは。
秋色冴えわたり 菊花薫る今日、
衣の各店では、“08’秋冬展示会 ”がスタート致しました!

今季のテーマ『利休』を主軸に、様々な商品が店頭に並び始めました。
ネットショップでも、どんどんと新しい商品をご提案していきたいと思っています。

 さて、前回の気まぐれ日記にも記載した通り、只今店頭では
10,000円以上お買い上げの方に、オリジナルノベルティを差し上げています。
ご自宅にお葉書が届いた方は、必ずご持参のうえお出掛け下さいませ。
また、右下ハガキ画像を印刷したものをお持ち頂いた方にも、
ノベルティをプレゼント致します。
(印刷した紙の裏に、必ず御住所・御名前をお書き下さい。
未記入は無効となります。お気を付け下さい。)
ネットショップにてご注文の方にも、店頭と同じ条件で差し上げます。
是非、この機会にお店をのぞいてみて下さい。

※店頭、ネットショップ共に ノベルティーには数に限りがございます。
 品物がなくなり次第終了とさせて頂きますので、予めご了承ください。
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※写真下:今回のノベルティーの『オリジナルマグカップ』です!
      (色・柄の指定は出来ません。予めご了承ください。
        また、お一人様お一つになります。)

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’08秋冬展示会開催のお知らせ2008.10.06

静は動・光は闇
 仏は鬼・生は死

      薄皮一枚の紙一重・・・。

この秋冬“衣”のお題は 【~利休~】

『ただお茶をたて、“人”と“器”と“空間”、

三者一体のドラマを求めてやまなかった利休。

衣の物作りも、この利休の心でありたいと思う・・・。』

来たる10月11日(土)から10月19日(日)まで、

店頭にて’08秋冬展示会を開催致します。
店頭に並ぶ事を夢見…衣スタッフが“利休”というテーマを追いかけ、

19作品出展致しました。その中から選ばれし3作品が、

晴れて衣の商品として店頭に発表される予定となっております。
スタッフが考え、スタッフが選んだ、作品達を是非ご覧下さい。

期間中、お手元に届きましたハガキもしくは右下ハガキ画像(上)を印刷したもの
(御住所・御名前未記入は無効となります。お気を付け下さい)
をご持参の上、10,000円以上お買い上げの方に先着でオリジナルノベルティを贈呈致します。
※数に限りがございますのでご理解ご了承ください。

また、ネットショップでもこの作品達をご覧頂けます。
もちろんご購入もして頂けます。09

店頭7店舗と、ネットショップでの『衣’08秋冬展示会~利休~』、
是非お楽しみにしていて下さい!

写真下:本年秋冬のカタログ表紙です。

       この厳正な空気感が伝わりますように・・。 Photo

着こなし数珠つなぎ ~仲嶺編~2008.10.06

みなさまこんにちは。
鯰ジャガードフルジップ」を与えて頂きました、
コロモールの仲嶺です。
こちらのジップといえば、最近、同じコロモールスタッフの岸田君が購入しました。
その時、着あわせの相談を受けた私はすぐに「虎競馬ロンT」の桃色を

薦めたのですが、普段からピンク色が大好きな私が

自分の好きな商品を持って来ただけ…と軽く流されたのでした。
そんなつもりじゃ無かった私はすぐに二つを重ねて置いて見せました。
鮮やかなインディゴと織り柄と裏毛に使われた赤、
その中に差し込むちょっと濃いめの桃色、やっぱり合うやん!!

実際に組み合わせを見た岸田君もそれには納得!!
しかし、まだ、う~ん。と唸っていました。
ピンク色の似合う男の人ってカッコイイと思いませんか??
私はそう思うのですが、彼はピンクは女性の色!という意識が強いらしく、

それを自分が着る事に抵抗があった様です。
もったいな~い!!そんなこだわりで着る楽しみの幅を狭めるなんて・・・。
納得のいかない私は、半ば強引に着てみてもらいました。

どうですか??よく似合うと思いませんか??
本人も満更ではない様です。
しばらく着てみての感想を聞いてみた所、
「雨の日や暗い日に明るい色を差し込むと、気分も明るくなる気がします。」
とのこと。
こんな風に新しい色や素材を取り入れるのも着る事を楽しむコツですよね。
皆さんも、今まで挑戦した事が無い物にも是非、挑戦してみて下さい。
食わず嫌いならぬ着ず嫌いはもったいな~い!!です。

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生地のハナシ2 ~ジンバブエコットン~2008.10.05

今回のテーマは「ジンバブエコットン」。前回のインディゴ撚糸同様、衣の商品では毎シーズン登場する生地です。

お店でお買い求めいただいた洋服に、緑のシールが貼ってあるものをご覧の方もいるはず。そこには・・こんな言葉が。「ジンバブエ綿はアフリカの大地の恵みを受けて育てられる、自然からの贈り物です。」この言葉が持つ真実。それは、機械を使わず すべて手摘み収穫を行うところから始まります。

これにより、収穫時の損傷や不純物の混入が少なく、白度に優れ、繊維の均整度も高い“綿”が生まれるのです。これだけで、何だかとてもいい生地の様な気がしてきますよね。

では、実際の着心地はいかがでしょうか?
・・・このジンバブエコットンのTシャツは、長年愛用して頂いてこそ、その真髄を感じて頂けるものだと思っています。もちろん、着始めの印象も、しっかりとした生地だと感じて頂けるでしょう。けれど、洗って、着て、洗って、着て・・を繰り返し、繊維が充分な慣れを感じた頃、もっともっとこの素材は“優しさ”を発揮します。事実、この素材を衣が使い始めて今年で約10年、約10年前にジンバブエコットンのTシャツを購入して頂いた方が、今でも変わらず着て下さっている光景を何度か目にしました。古株のスタッフにも、何年越しかの愛用者がいることでしょう。

やわらかく、ふくらみのある独特な風合い。風に吹かれ、洗いざらしのTシャツに袖を通す喜び。是非、一枚のTシャツと長い時間を過ごしてみて下さい。

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スカジャンの物語32008.10.04

気まぐれ日記をご覧のみなさま
こんにちは。
本日も 今年発売のスカジャンの景趣を皆様にお伝えしたいと思います。
今回お見せする画像は、「炎」。
一時として、同じ姿を見せる事のない偶然の産物。
勢いと迫力が混じりあい、それは いつの時代も私達の目に
自然の美しさと激しさを訴えかけます。
・・・そして、そんな「炎」が大きな鍵を握っているのが今回の
スカジャンのお話。
その物語の主人公は、淡い恋心を胸に秘めた ある少女。
けれどその恋心は、ゆがんだ“愛”となって少女を突き動かします。
少女が起こした行動。  それは、放火。
なぜ、少女は火を放ったのか。そして、少女が思い焦がれる相手とは・・。

燃え盛る火に隠れた、悲しい恋心を詠ったお話です。
名前を「八百屋お七」といいます。

そして、今回お見せしたお色が、
今年のスカジャン・3番目のお色です。
紫と桃色の中間、渋い いい色をしています。
前々回の「」、前回の「エンジ」と共に、
物語の背景を艶やかに彩っていきます。08

「私の好きな場所」から「着こなし数珠繋ぎ」へ2008.09.29

皆様こんにちは。
衣スタッフと皆様をつなぐ目的で始まった『気まぐれ日記』。
前回までは、“私の好きな場所”という題名のもと、
衣スタッフ達が感じる、それぞれの場所へのそれぞれの想いを
ご紹介させて頂きました。

毎日訪れている様な 心安らぐ場所から、
特別な時、特別な時間を過ごさせてくれる唯一無二の場所まで・・・
これを読んで頂いた方が、ふとご自身にとっての
『好きな場所』を思い描いて頂ければ幸いです。

・・さて、次回のテーマですが・・・
みなさまは「数珠繋ぎ」という言葉をご存知ですか?
糸でつないだ数珠玉のように、多くの人や物を“ひとつなぎ”にすることです。
今回は、これを衣のスタッフたちにしてもらいたいと思います。
そして、スタッフたちが繋ぐもの・・・
やはり!「衣」ですよね。

季節が移ろい、それと同時にたくさんの新商品がお店に並ぶ時期になりました。
その中から、スタッフたちに「着こなし」を使った数珠繋ぎをしてもらいたいと
思います。
同じアイテムを使っても、着こなしは様々。
お店によって、性別によって、好みによって・・・、
スタッフひとりひとりがご提案する「着こなし数珠繋ぎ」、
是非ご覧に、そしてご参考にしてみて下さい!

トップバッターのコロモール・仲嶺店長には
鯰ジャガードフルジップ」を与えたいと思います。
このアイテムを使った着こなしを、来週はお見せ出来ると思います。

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『生地のハナシ』 スタート!2008.09.28

気まぐれ日記をご覧のみなさま
こんにちは。

少しずつ涼しさが感じられる毎日になりましたね。

京都の街並みにも 初秋の風が吹き、
目にも、体にも、心にも優しい時期を迎えようとしています。
ふと涼しさを感じた時、秋の訪れを感じた時、
包まれる安心感は長袖ならでは。

只今販売中の物から、今後お店に並ぶ物まで、
今年の秋冬もたくさんの個性豊かなロングTシャツや
長袖シャツが皆様をお待ちしています。

 さて、Tシャツをはじめ 洋服を選ばれる時、
みなさまは何を基準に商品を選びますか?
インパクトのある‘柄’・・・
着ていて落ち着く、好きな‘色’・・・
何度も袖を通したくなる、体にあった‘形’・・・

・・・様々な要素が存在するなか、
忘れてはいけない物をひとつ思い出しました。
それは、“生地”です。
着心地を左右する 洋服の源、生地。
普段何気なく手にしているTシャツ生地にも、
実はたくさんの「秘密」や「不思議」があったりするのです。
とっても奥が深い生地の世界・・・。

 これから少しずつ、この「気まぐれ日記」内で
生地の事をお話ししていきたいと思います!
お手元にあるTシャツの見え方も変わるかも・・・。
また、ネットショップでは伝える事の出来ない「生地の質感」が、
言葉という伝達方法で 少しでも伝われば幸いです。

是非、生地の質感・手触りを想像しながらお読みください。

第一回は、衣の定番の生地、『インディゴ撚糸』です!

生地のハナシ1 ~インディゴ撚糸~2008.09.28

半袖、長袖 共に、衣の定番生地となっている「インディゴ撚糸」。
着応えのあるずっしりとした生地と、お洗濯や着用する度に変わる
色落ち加減が特徴です。

「糸を撚る(よる)」という行動から名付けられたこの撚糸という生地。
撚るとは、ねじりあわせること。紙などの「こより」という使い方や、
「よりを戻す」などという言い回しも、“撚る”からきているそうです。

では、なぜ撚るのでしょう・・。
その目的は、一本一本の糸として強度を高める為。
そして、その糸が集まって 丈夫な生地が出来るのです。
更に、衣ではこの糸に鮮やかなインディゴ染めを。
(※黒鉄は、更に染めの回数を増やして深みを付けています。)

この、丈夫でしっかりした生地とインディゴ染料との組み合わせ、
私たちの身近にある ある物とすごく似ていると思いませんか?
そう、ジーンズ(デニム)です。

その証拠に、この撚糸生地にも“アタリ”や“味”は付きます。
長年着込んだ洋服は、柔らかくふくふくとした生地に変身し、
袖口や首周りには、冴えた色落ち感が。
まさに“着る”ジーンズ。

何年経っても、何十年経っても、カッコよく着られる素敵な生地、
それが この「インディゴ撚糸」です。Photo

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