鬼ヶ島2015.04.14
皆様こんにちは!心斎橋店の小谷です。
今回のテーマは『日本昔話』ということで、桃太郎にまつわるある島のお話をしたいと思います。その島とは私の故郷、四国にあります女木島(めぎしま)。瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。
行かれたことがある方はおられますでしょうか? この島、別名『鬼ヶ島』とも呼ばれているのです。 なぜ鬼ヶ島と呼ばれるようになったのか、調べてみました。
桃太郎で有名な舞台は吉備の国。現在の岡山県です。その桃太郎が吉備の国から讃岐の国(香川県)へと来たとき、土地の住民が鬼の出没で苦しんでいるのを知り、犬・猿・キジを率いて鬼を退治しました。こちらは有名な桃太郎伝説として残されています。
そして大正3年、香川県に住む橋本仙太郎さんという方が女木島で大洞窟を発見したことによって、桃太郎伝説と女木島が結びつき、以来、女木島は「鬼ヶ島」と呼ばれるようになったとのことです。
現在も大洞窟は残されており、観光名所として賑わっております。私も実際何度か行ったことがありますが、想像よりはるかに広くとても雰囲気のある洞窟です。
中には鬼のオブジェがたくさんあり、とても迫力があるので小さい子どもたちは皆、泣いています。笑
皆様も機会がありましたら、是非「鬼ヶ島」の洞窟へ探検しに行ってみて下さい!
心斎橋店 営業時間 臨時変更のご案内2015.04.13
世の男性方、お気をつけ下さい!!~太宰治のカチカチ山~2015.04.07
日本昔話…、今回は代官山店 鬼丸からです。昔話の中で皆さんご存知の「カチカチ山」・・・ですが、太宰治の手にかかると男女の因果に早変わり!!
実はこのカチカチ山、ある描写が現代風に変えられてるのをご存知でしたか?狸が狸汁にされそうなところ、本来は「逆にお婆さんを殺して婆汁にする」という内容が、現代では児童向けに「引っ掻く」程度のものに変えられているんです。ただここで1つ大きな矛盾が!!
描写を変えた事で、反対にお婆さんと仲の良かった兎による狸への仕返しが、あまりにも執拗で残酷になってしまうんです!!そこで太宰はこの矛盾を受けて、独自の解釈で物語を展開します。
・兎を女(特に若くて恋愛経験の無い純真な少女)
・狸は男(愚鈍で大食の野暮天)
「愚鈍な男ほど危険な女に惚れやすい」という、ある種男女の典型例のような物語に仕上げるんです。兎は純真さ故に無慈悲で残酷、一方の狸は執拗な仕返しにも気付かない程自分に気があると勘違いして、結局溺死させられてしまう・・・恋多き男、太宰治らしい解釈です。
そして物語の最後、太宰からの敬句がゾッとします。「女性は全て、この無慈悲な兎が一匹住んでいるし、男性には善良な狸がいつも溺れかかってあがいている」彼自身痛い目にあってきたのでしょうね(僕も身に覚えはあるのですが)
・・・世の男性方、お気をつけ下さい!!(笑)
※太宰治著「お伽草子」より(他にもおなじみの昔話を太宰の解釈で描いた作品が多数収録されていますので是非読んでみて下さい)
※画像は太宰先生になりきった鬼丸です。
代官山店 営業時間 臨時変更のご案内2015.04.06
松本パルコ店 “御礼”2015.03.31
大阪の“お母さん”を紹介します。 心斎橋店 小塩2015.03.25
こんにちは!心斎橋店の小塩です!大阪にやってきて早いものでひと月近く…。まわりのお店の方に挨拶したり、休憩時間に散策したりと、新たな生活をたのしんでいます。
僕はいつも、その街のお世話になる際には「あたたかな雰囲気」を持つお店を探します。そこには必ず、地域のみんなから慕われ“お母さん”とよばれる人がいるからです。僕が見つけた“お母さん”はありがたいことに衣心斎橋店の2軒となり。「幸文」という小さな喫茶店です。
修行をかさねた一流のシェフの味!というわけではありません。流行最先端の新しい味!ということでもありません。昔からみんなのことを考えて、その意見に耳をかたむける中で自然とできあがったその味は、素朴で、やさしくて、毎日食べてもあきません…。
聞けば、30年以上も昔から(まだ心斎橋が空地だらけだったときから!)ずっとこの土地でご姉妹でお店をされてきたそうです。
さらに驚いたことに、お二人の弟さんはあの有名な黒田征太郎さんとのことで確かに店内を見渡すと特徴的なタッチの絵でかこまれていました。
「今日は遅かったね~忙しかった?」
お店に来る常連さんたちにやさしく声をかける二人の“お母さん”が作ってくれるごはんを楽しみに、今日も一日頑張ることができます。大阪をこよなく愛する方、地元心斎橋を応援する方、そして黒田征太郎さんファン、またそうでない方にもぜひ立ち寄っていただきたいお店です。AUSUTERE JAPAN KOROMO 心斎橋店にお越しの際にもぜひ。
オスティア・ジャパン 衣 松本パルコ店 閉店のお知らせ2015.03.18
平素は当店をご利用いただき御厚情のほど、心より御礼申しあげます。
この度、オスティア・ジャパン衣 松本パルコ店は本年3月29日(日)をもちまして閉店させて頂く事になりました。2008年秋にオープンして以来6年と半年の間、ご愛顧いただきましたお客様には心から御礼申し上げますとともにご不便ご迷惑をお掛け致します事を深くお詫び申しあげます。
尚、松本パルコ店にてイベント案内等にご登録をさせて頂きましたお客様の個人情報は、お客様のお住まいのご住所最寄りとなります他の店店舗へと引き継がせていただき、大切に保管のうえ、イベント等のご案内をさせていただきます。(例:関東圏にお住まいの方→代官山店登録。東海地方にお住まいの方→名古屋店登録)
登録先店舗の指定、登録情報の解除希望などございます場合は松本パルコ店までご連絡をお願い致します。これからも引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう、切にお願い申し上げます。
オスティア・ジャパン衣 スタッフ一同
「日本昔話 ~巡り巡る~」松本パルコ店 一ノ瀬2015.03.17
「昔、むかし・・・」で始まる昔話。読み返すとと、案外深い話が多い事に気付きます。生きるための教訓を、その時々の物語は教えてくれ、人々は未来に語り継いできました。私の地元に伝わる《タコの足》も、教訓を教えてくれる物語の一つです。
普段からケチで有名な老婆は、ある日岩場に張り付く巨大なタコの足を見つけ、金儲けを企みます。大きな足を日に一本切り落としては街で売りさばき金を荒稼ぎした老婆は七日目の夜、夢を見ました。
出てきたのは足を失ったタコ。「この一本を失えば、もう・・・私は生きる事が出来ない。」夜明けに目が覚め岩場へ向かう老婆。タコの姿を目にしたとたん、夢の事など忘れてタコの足を引っ張り始めた老婆は突然めまいを起こし、海に転落。やがて、空をつんざく雷鳴が嵐を呼び、一晩中吹き荒れたのです。
転落した老婆をその後、誰も見る事無く。海は何事も無かったように穏やかに凪いでいました…。
救いようの無い因果応報の物語でしたが、その時の行動や思いが結果を招くように、人は様々な輪を作りながら生きているように思います。それは『出会い』と『別れ』も同じ。皆さんそれぞれに、素敵な輪が生まれますように。
松本パルコ店より一ノ瀬でした。
【2015春夏 展示会】 開催いたします!2015.03.16
気まぐれ日記をご覧のみなさま、こんにちは。
週が明け、気温も春めき始め、桜も一気につぼみが膨らみそうで、とてもワクワクした気持ちになります。いよいよ春本番が待ち遠しい季節に入りましたね。
■□■ 2015年 春夏展示会 のご案内 ■□■
職人からすれば 突拍子もないとも思えるスタッフのアイデアを、何とかして具現化させたいと思う“もの作り”。試行錯誤はいつもの事とはいえ、今回ばかりは葛藤の日々でした。その甲斐あって出来あがった作品達は胸躍る仕上がりとなっています。
2015年春夏シーズンテーマは「日本昔話」。展示会作品とともにお店に並ぶ最新作にもご注目、ぜひご覧にいらしてください。
期間:3月21日(土・祝)~29日(日)
気になるスタッフ作品は近日発表! さらに期間中はスタッフ作品と春の最新作の登場の他、この日のために作家が作りあげた衣オリジナルデザイン「限定 京都清水焼 御飯茶碗」をプレゼントさせていただます。
人々のものを見る目『審美眼』によってはぐくまれてきた京都にある数々の伝統工芸、着物の世界では「友禅染め」「西陣織」、他にも漆器や扇子、竹工芸など数多ある中でも、焼き物と言えばやはり『清水焼』。その窯元に直に話をさせていただき、特別な御飯茶碗を焼いて頂きました。また後日、詳細をブログに掲載させていただきます。ぜひご覧くださいませ。
また期間限定プレゼントは、この「かわら版ページ」をプリントアウトしたもの、もしくは店頭にて所定用紙に“お名前・ご住所・ご連絡先お電話番号”が記載いただきました方で、お買いあげ作品代金が合計15,000円(税抜)以上の方を対象に、先着順にてお渡しさせていただきます。
※本イベントは福岡パルコ・期間限ショップでは開催をいたしません。ご理解のほど、お願い申しあげます。
※「限定 京都清水焼 御飯茶碗」は各店ごとに数量に限りがございます。なくなり次第終了となります。
「衣×吉靴房」受注革靴が心斎橋店にて受付開始です。2015.03.13
こんにちは!心斎橋店の小塩です。
「洋服にも、着物にもあう革靴を」
「日本人の足にあう革靴を」
信念を持ち、ひとつひとつを手仕事で作成される革靴屋さん「吉靴房」があるのは、京都西陣。同じ京都の地で、日本の技や素材にこだわってきた衣と惹かれ合うのは必然的な流れだったのかもしれません…。
革を裁断し、挟み込んで木型に合わせていき、叩いてカタチづくる…。革靴専用のミシンを使用していねいに縫い合わせていく…。
熟練の職人技と、その技に応えるたくさんの道具たち。その光景にはただただ驚くばかりでした。
衣の職人が抜染によって入れ込んだ柄を選ぶことができ、お好きな組み合わせができるこの靴は、まさに“あなただけの一足”です。
3月14日(土)より、いよいよ大阪の地、心斎橋店にて受注受付を開始です。
たくさんの良いご縁がありますように…。
【受注詳細】
オスティアジャパン衣心斎橋店
06-6120-9898
koromo-shinsaibashi@kodaishin.jp
【色】キャメル、こげ茶、えんじ、紺、苔、黒
【柄】鯰、菊、蓮、龍、唐獅子牡丹
【サイズ】22cm~28cm(※22.5cmのみお作りができません)
【価格】46800円(税抜)
【仕上がり】受注日の翌々月より
【その他】ソールや内側の革色も選べます。
※1 ひとつひとつが手仕事のため、柄の雰囲気や、入る位置、ベースとなる革色などが異なります。
※2 仕上がりまでは、上記よりお時間を頂く場合もございます。
※3 受注後のキャンセルはお受けできかねます。ご了承下さいませ。