「旅 ~富士山を見て思うこと~」 代官山店 大竹2013.05.21
常々どこかへ出かけたい出かけたいと思っていたので、必ず旅を実行しよう!と、
数ある候補の中から今回選んだのが、先日、世界遺産への登録も決まった富士山でした。
当日、雨男の私にしては珍しく天気もよく、これは良いぞと思い、朝から電車で向かうことにしました。
目指すは富士五湖の一つ河口湖です。
途中、富士急行に乗り、車窓から富士山が少しずつ大きくなっていく姿には興奮しました。
遠くから見えるだけでいつも思わず身を乗り出してしまう富士山。
それが目の前に大きくなって見えてくるので、思わず何度もシャッターを切っていました。
そして川口湖駅に到着。名物のほうとうと食べたり、バスに乗って湖周辺を散策したり・・・
何よりも感じるのは、富士山の迫力、存在感。
雪が綺麗にかかり、絵や写真で見るような満点の富士山でした。
富士山を見る度に思い出すフレーズがあります。
司馬遼太郎著『竜馬がゆく』の中で江戸に向かう途中、富士山を見て竜馬が言う葉・・・、
「血の気の熱いころにこの風景をみて感じぬ人間は、どれほどの才があっても、ろくなやつになるまい。」
ではどう感じたのですか? と、問われて竜馬は…、
「日本一の男になりたいと思った。」
というシーンがあります。この素晴らしい迫力のある景色を見て、
自分は何を感じられるのかといつも思うのです。何かを見て、何を感じるか、どう思うか。
そこに物事を楽しめるかどうかの、ほんの少しばかりの、大きなの差があるのかもしれません。
「旅 ~呼ばれている感覚~」 松本パルコ店 島2013.05.08
2012年夏のオスティア・ジャパン衣 研修旅行で訪れた伊勢…。
スタッフとの楽しい思い出を思い返すと共に「次来れるのはいつかな…?」と、帰路につく途中の間、
ふと思っていました。やはり一度訪れた場所にはなかなかすぐには足を運ばないものですよね…
なのに、行ってきちゃいました伊勢に!半年も経過していないのに!!
「これは、きっと呼ばれてるんだ」と思い(笑)
みんなでワイワイ賑やかな旅とはまた趣の違うものでしたが、また良い思い出ができました。
神社をお参りする時など、今まではあんまり考えていなかった(知らなかった)のですが、
手を清める作法や二拝二拍手一拝など本を見て少し勉強してから行ったのもまた良かったです。
(他の人の作法を見ては「おっ、あの人できるなっ!!」と心の中で思ったり…)
みなさんもふっと「あそこに行きたい!!」と思いつく事はないですか?
…それはきっと呼ばれているんですよ(笑)
思い立ったが吉日です!是非、素直に呼ばれてみましょう。そして良い旅のお供に衣を!!
雑誌 「Free&Easy」 掲載のお知らせ2013.04.30
気まぐれ日記をご覧の皆さま、こんにちは。
本日5月30日(火)発売の「Free & Easy」にて、
オスティア・ジャパン衣に昨秋より新しくデビューしました
新ブランド『KRM』作品達が特集されました!
藍の冴える色彩に包まれたアイテムを多数、紹介いただいております。
オスティア・ジャパン衣の各店でも掲載誌をご覧いただけますので、
ぜひ見にいらして下さい!!
~掲載作品~
「襤褸衿(らんるえり)半袖T」
「インディゴカーデ」
「コギン刺子 半袖Tシャツ」
「放々(ほうぼう)バッグ」
「一重刺子(ひとえさしこ)ハーフパンツ」
「放々ハット」
「インディゴ鹿の子ベスト」
「シャンブレー長袖シャツ」
「Hobo neck tie(放々ネクタイ)」
「酒袋パンツ」
『伊勢型紙展』開催! 代官山店2013.04.26
『伊勢型紙』
千年有余の歴史があり着物の柄や文様の染色に使う型紙で、三重県鈴鹿市を中心に創られています。
和紙を柿渋で重ねた型地紙に、熟練した職人の技術で図柄を彫り抜いていく、
国の重要無形文化財に指定されている工芸技術なのです。
オスティア・ジャパン衣の作品でよく見られる柄の多くは、
伊勢型紙を使い抜染技法や彩色技法により図柄を表現しています。
出来上がった作品は、伊勢型紙でしか表現出来ない、手仕事での色の仕上がりになります。
明日、4月27日(土)~5月6日(月・祝)まで、
その日本の大切な伝統技術『伊勢型紙』の展示を代官山店にて行います。
普段は出来上がった作品のみをご覧いただいていますが、
この機会にぜひモノ作りの片りんをご覧下さい。
期間中3つの特別企画もご用意しておりますのでお楽しみに。
【その一】
「彫刻師 佐々木氏実演会」
4月29日(月・祝)13:00~17:00
伊勢型紙 彫刻師 佐々木氏が代官山店に来店され実演いただきます。
伊勢型紙の実演に加え、その場で彫られる栞(しおり)に、あなたが書き加えた一文字を、
その場で彫ってお渡しいたします。(当日、税込10,500円以上お買上の方対象となります。)
【その二】
「伊勢型紙 受注会」
お選び頂いたお好きな伊勢型紙の図柄(龍・金魚・蓮・桜・河童・カエル)からお選び頂き、
オリジナルのアイテムをお作り頂けます。(佐々木氏が29日の実演にて彫られる新柄の受注も承ります。)
■インディゴ撚糸半袖Tシャツ(抜染技法)
¥7,245(税込)~
■綿麻半袖シャツ(手刷り技法)
¥13,440(税込)~
※選ばれる柄、数により価格が変わります。
【その三】
「伊勢型紙彫り体験」
期間中、店内作品お買い上げの方に、伊勢和紙の栞(しおり)に彫りの体験をして頂けます。
(4月29日除く)予約制となりますので、詳しくは代官山店までお問い合わせ下さい。
「旅 ~旅は滞在型。。~」 千葉パルコ店 今井2013.04.16
こんにちは、私も旅が大好きです。千葉パルコ店の今井です。
千葉に来てからというもの、成田が近いせいか、空を見上げると
飛行機がよく飛んでいて、それを見るたびに、思う事があります。。
なぜ自分が乗っていない。。。お願いします。乗せて、、と。。(笑)
旅のスタイルは人それぞれだと思うのですが、
私にとって旅といえばやっぱり日本を出る事。
空港へ行って、飛行機に乗って訪れた事のない土地へ降りたち、
未知の風景、人、言葉、食べ物 空気に触れる事。
特に行くなら日本との色彩の違いをはっきり感じられる国が好きで、
そしてできれば少し居座るのが好きです。
観光地をめぐって、買い物してホテルに泊って帰国の旅行では足りず、、
出来るかぎり長く、移り住む気持ちで、暮らすようにその土地を体感できれば最高です。
なので滞在といえばホームステイなのですが、、
少し長めに滞在するとその国の人達に日本の事も伝えられたり、
日本の良さを改めて見直して帰ってこれるのも良い所。
それと私は“超”のつくほど、人見知りなのですが、
なぜか海外に行くと道に迷ったり、言葉が通じない危機に迫らてか、
オープンになる自分に出会えるのも楽しいものです。
今では、そんな旅からも遠ざかってしまい、、なかなか長旅も
難しくなってしまったのですが、お店で出会える海外から来られた
お客様のお話を伺うことが、日々の楽しみの一つになっています。
特に外国の方の感性で切り取られた日本は面白くて、、
様々な感性をお持ちの方に出会えることも今の私にとっての小さな旅かもしれません。
最後に、、私が今、旅に連れて行きたい衣は、、こちらです!!
「手描き抜染手ぬぐい蛙」
この不思議な表情、へんてこさ、愛らしさ、、とにかく、
いてくれれば心強い?気もする。。まさに旅のおともに一緒に
連れていくという言葉がぴったりくる1匹(1着)。
また旅に出られるその日まで大事に育てていきたいと思います。
皆さまも、良い旅を。。
「旅 ~いざ、長瀞駅へ。SLに会いに~」 代官山 鬼丸2013.04.09
皆様こんにちは、代官山店の鬼丸です。
今回のテーマ「旅」、それにちなんで僕には行ってみたい場所がありました。
そこは埼玉県秩父鉄道の長瀞(ながとろ)駅。
なんとこの駅は明治時代の開業当時のまま残っている木造建築の駅で、
関東の駅百選にも選ばれた駅なんですその駅には自動改札は無く、
駅員さんが切符を確認する昔懐かしい光景が飛び込んできました。
待合室に座っていると、駅員さんが直に列車の到着を呼び掛けてくれるんです。
そんな長瀞駅でやりたかった事…それは「SLに会う」事でした。
何と秩父鉄道では一日に2本だけこのSLが運行しているんです!!
黒い噴煙を上げ、ホームに近づいてくる姿は列車好きでなくとも感激しますよ!!
僕なんか、思わず近くの見物人と顔を見合わせ「オォォッー!!」と
歓声を上げてましたから(笑)本当に興奮しました!!
帰りはレトロな柱時計が特徴的な「和銅黒谷(わどうくろや)駅」で途中下車。
静寂とゆっくり流れる時間、至福の時でした。
ぜひ皆様も行ってみてくださいね!!そしてお話聞かせてください。
残念ながら本物の鉄道員鞄は見れませんでしたが、お店には鉄道員鞄を再現させた作品も
登場してます。他にも駅員さんとのエピソードなどもあり、まだまだ話し足りないので続きは
是非お店に聞きにいらしてくださいね。
最後に撮影にご協力下さった秩父鉄道の皆様のご好意に感謝致します。
代官山店 営業時間 臨時変更のご案内2013.04.08
いつもオスティア・ジャパン衣 代官山店にお越し頂き、ありがとうございます。
誠に勝手ながら、下記日程にて閉店時間を臨時変更させて頂きます。
4月9日(火) 18:00閉店
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。
※4月10日(水)以降は通常営業(12:00~20:00)となります。
旅~古(いにしえ)からの時間を紡いで~2013.03.28
こんにちは。松本パルコ店の一ノ瀬です。
今回、私からお届けするスタッフブログテーマ「旅」は、先日、松本パルコ店に届いたばかりの
【伊勢もめん正藍 みいと織り半袖シャツ】の『旅』をご紹介させていただきたいと思います。
伊勢・・・と聞いて真っ先に思い浮かぶ場所は伊勢神宮ではないでしょうか?
今年、島根の出雲大社と共に遷宮(神の周りを清らかに改める事)を迎えた伊勢神宮。
ここに深い関わりを持つのが【みいと織り】なのです。
『はて?みいと織り・・・?』
ちなみに漢字では御糸と書く【みいと織り】は、伊勢神宮周辺(松阪市東部など)に古来より受け継がれており、
新宮の機殿(はたどの)のあるこの地域から、伊勢神宮に祀られている天照大神の御衣(ぎょい)を毎年5月と
10月に【神御衣ーかんみそー】という祭典で奉納されている木綿織です。
その名を知られるようになったのは商機(しょうき)を江戸に見つけた松阪の商人や、お伊勢参りの土産に
と持ち帰った参拝客によるもの。
【みいと織り】の特徴である縞柄は島=舶来品(これまた松阪の商人が外国より持ち帰ったのが由来)という
意味もあるそうで、様々な出会いによって紡がれてきた【みいと織り】はシャツという姿になって今・・・衣に到着しました。
でも・・・目的地は店の棚でも、店頭にディスプレイされるのでもありません。
本当の目的地は【あなた】。そして、あなたとの新しい旅に【みいと織り】を連れて行って下さい・・・
オスティア・ジャパン衣 全店 【2013春夏 展示会「旅」】 開催いたします!2013.03.26
気まぐれ日記をご覧のみなさま、こんにちは。
各地で桜の見頃を迎える頃、ほがらかな日差しには、いよいよやってきた「春」を感じます。
そんな今、オスティア・ジャパン衣のお店には、
シーズンテーマ「旅」をもとに作りあげられた、たくさんの春夏新作が登場しております!
そして、来たる3月30日(土)より、【衣 2013春夏 展示会 『旅』】を開催いたします!
シーズンテーマ「旅」から、スタッフが考えた作品たち。
その中から選ばれた3アイテムを衣の作品として作り上げました。
まだ見ぬ春の新作達と共にあわせて全店に登場いたします。
さらにこの展示会イベント期間、3月30日(土)~4月7日(日)の間、この「かわら版ページ」を
プリントアウトしたもの、もしくは所定の用紙に“お名前・ご住所・ご連絡先お電話番号”が
記載されているものを、各店にお持ち頂きました方で、税込10,500円以上お買い上げ
頂きました方を対象に、先着順にて【限定ノベルティ】となる 『がまぐち』 or 『カードケース』 より、
お好きなデザイン1点をプレゼントいたします。
そんな春の楽しみをたっぷり詰め込んだイベント、
オスティア・ジャパン衣の全店とオンラインショップでの、『衣 2013春夏 展示会』を、ぜひお楽しみに!
※「限定ノベルティ」は数量限定につき、なくなり次第終了となります。
※期間限定ショップでは同イベントは開催しておりません。
ー オンラインショップ ご利用のお客様へ ー
3月30日(土)正午 12:00以降のご注文先着順にて、
(深夜12:00とお間違いのない様、ご注意くださいませ。)
【限定ノベルティ】 の 『がまぐち』 or 『カードケース』 のどちらか1点をプレゼントさせていただきます。
ご希望のデザインがございましたら「連絡事項欄」にご記載ください。
記載のない場合は、こちらでオススメを選び、同梱させていただきます。
ご注文時には “お名前・ご住所・ご連絡先番号”を登録いただいておりますので、
引換券は 不要となりますが、お一人様お一つまでとなります。
同期間内のご注文であっても複数に分けてのご注文につきましては、
2度目以降は対象外となります。あらかじめ、ご理解ください。
久留米絣展開催!! 千葉パルコ店2013.03.19
「どうしてこの、最先端の近代的な織機を、兼ね備えている工場で絣が織れないのですか?」
「どうしても、絣(かすり)だけは作れないのです」
およそ、日本中にある古い力織機から、コンピューターが全てを制御する最新式の
機械までをも取りそろえ、日本はもとより世界中のデニムを初め、あらゆる生地を作ってる工場でも、
どうしても出来ないものの一つが絣織(かすりおり)です。
絣で模様をつくるには、縦糸、横糸の糸の本数だけの盤(ばん)が必要です。
作る模様にあわせ、柄が織り込まれる位置を想定し、縦糸・横糸それぞれの柄にあたる箇所を、
ひとつずつ違う糸でしっかり括り(くくり)、染まらないようにしてから、染料の中に浸し染めていきます。
それを乾かし、染まらないようにくくっていた糸を解き、織機に糸をかけて
織っていく縦糸の場所、横糸の位置、少しでもずれると文様は崩れてしまいます。
その計算された全ての工程を経て出来上がる織物達。
またその綿密な手仕事から生まれる本当に微妙な誤差が、
かすれたような模様に見える事から絣(かすり)と呼ばれる織物となったそうです。
『それは頭の知識で分かっていても、実際目のあたりにした時、
日本人の辛抱強さや計算力の細かさ、何十年およそ、
人生の三分の二以上は毎日この糸を手繰ってきたのかと想える手のしわに見入ってしまった。
月までロケットを飛ばす場所にいる人間を人は素晴しいと称賛するけど、
私は九州の田舎町で小さな紙きれ1枚の図面を見ながらあの素晴らしい文様をつくる人達が
どれほどすごいか実感せずにはいられなかった』
久留米の織物工場を訪れた衣主が感銘を受けた素晴らしい職人技を、
この度、皆さまに共有して頂きたく3月20日(水・祝)より衣久留米絣展を開催いたします。
福岡、筑後で3代にわたり久留米絣工場を続ける職人の2代目が考案し、
生涯最後まで作り続けた貴重な織物「多色まざり糸」の反物で作った作品の数々を
ご用意して皆さまのお越しをお待ちしております。
期間:3月20日(水・祝)~3月31日(日)
開催場所:千葉パルコ店