2008.03.07
私のはじめての衣・・・は、
一昨年のクリスマスに妻からもらったカーデガンでした。
背中に雲と山の間をガイコツが駆けている図柄の品でした。
一目見て“個性的なデザインだなぁ”と思い、
店を見たくなった事を覚えています。
年が明け、1月7日の誕生日に龍柄のロンTを
プレゼントにリクエストして買ってもらい、
その後ホームページを見る様になり、衣に興味が湧きました。
それから2週間ほどしてから、ホームページの表紙の
デザインが気になり、再び店を訪れた時に対応して下さったのが
3月1日から大津店の店長となった『近藤さん』でした。
体が大きい為、サイズがなかったのですが、
出来る限りの対応をして下さったこと、
とても嬉しく思っています。
(数日後にサイズの件で連絡をもらい、
再びお店に訪れた時に、半纏のハーフコートに出会いました!)
それ以来、完全に衣に惚れ込んでしまい、今日に至っております。
サラリーマンですので、毎月の様に買う事は出来ませんが、
一生懸命小遣いを貯めては、
また新たな作品との出会いを楽しみに日々を過ごしております。
最近では、中学1年の娘や親戚のやよい姉(!?)まで
衣ファンになり、私の周りに衣の空気が漂っております。
これからも、たくさん購入する事は出来ないですが、
熱烈な衣ファンであり続けようと思っておりますので、
今後も素敵な作品を出し続けて下さい。
はじめての衣 ~岸田編~2008.03.03
気まぐれ日記をご覧の皆様
こんにちは。
衣大津パルコ店の岸田です。
縁があって僕は今、衣のお店に立って衣の商品や
その一つ一つが持つ意味を伝えていく側に立たせてもらってます。
しかし、衣に入る前の僕は、服の知識が無く、
ただ、服が好きで、どうしたらオシャレに見えるのかという表面的な部分でしか、
衣服というものを捉えていませんでした。
和柄という分野にもそれほど興味が無かったというのが本音です。
そんな僕でしたが、ある一枚の衣のロンTに出会い人生全てが変わってしまったのです。
約2年前、初めての仕事の日、店頭に立たせてもらうという事で、
お借りしたロンT・・・ その名も「目玉お化けの鯛みこしロンT」。
・・・何だこれは!
頭が目玉、
体は人、
鯛みこしを四人で担いで走っているではないですか。
しかも一人のチビおばけが転んで焦っている姿が刺繍で描かれていて、
・・・とても笑えました。
聞いたこともないタイトル、
見たこともない絵柄、
初めて触れた素材。
一枚の服にまるで魂が宿っているかのように感じたのです。
言葉では上手く表わされない衝撃を受けたのです。
糸から染めて作られた藍染ロンT。
少しとろみのついた抜染糊というものを用いて、
一筆ずつ手描きで絵を描いた手描き抜染という技法。
何もかも知らない世界でした。
この世にこんな服があったのかと、
とても新鮮な心地よい気分になったことを、今でもハッキリ覚えています。
一枚の服から始まった「初めての衣」。
一枚の服のストーリー、
込められ想い、それに対して自分が感じたことを伝えていくのが今の仕事となりました。
そのロンTは2年経った今でも大切に育てていっています。
藍の色が全体に冴え、アタリの部分は独特のいろみを放ち、
首回りや袖の手首の部分は擦れて破れもあります。
それも味の一つです。
自分だけのヴィンテージロンTと言った所でしょうか。
皆様も是非自分だけの一枚を育てていって下さいね。
“気まぐれ日記”に投稿してみませんか?2008.03.01
気まぐれ日記内で、スタッフ達が綴る
「はじめての衣」。
懐かしさに少し微笑んだり、
以外な過去に少し驚いたり・・・と、
スタッフそれぞれが持つ、それぞれの“思い出”を垣間見た気もします。
まだまだ『気まぐれ日記』の順番は半分を過ぎたところ、
これからもスタッフ達の懐かしい昔話に どうぞお付き合い下さい。
さて、年明け前から始まったこの「はじめての衣」というテーマ。
その冒頭の言葉はこうでした・・。
『あなたにとって、初めての“衣”は何ですか?』
・・・この質問を、今度はお客様に投げかけてみたいと思います。
このホームページをご覧になっている皆様、
店頭にて衣の洋服に触れて下さった皆様、
“あなたにとっての、はじめての衣”というテーマで
文章を投稿してみませんか?
ご自身の持つ 記憶の中の淡い思い出を、言葉で表現してみませんか?
文字数の制限や、言葉の制約はありません。
ご自由に、ありのままの気持ちを書いて頂ければ結構です!
また、写真の掲載も可能です。
このテーマに沿った投稿をして頂ける方は、
弊社ホームページ内の「お問い合わせ」内に文章を記載して頂くか、
文章を記載した物をメールに添付してお送り下さい。
携帯電話からの投稿も可能です。
また、写真をお送りする際も 同様にメールに添付してお送り下さい。
(店頭に文章や写真をお持込み頂いても対応致します。スタッフにお渡し下さい。)
皆様からの投稿を、心よりお待ちしております!
文章の うまい下手は関係ありません・・・。
瑞々しい記憶の欠片を、是非言葉にして下さい!
よろしくお願い致します。
※頂いた文章に、不適切な表現があった場合のみ
弊社の方で手直しをさせて頂く場合があります。ご了承下さい。
※写真をお送りになる際、写っている人物や建物等、
掲載に関して許可がとれる画像をお使い下さい。
また、本名等 個人情報の掲載に抵抗がある方もその旨をご記載下さい。
※文章を頂いた後、改めてこちらからご連絡差し上げます。
ネット内にアップする日付等、ご相談させて下さい。
写真:青空の下 咲いた梅の花。
本日から3月です。
新しい月に、新しい事を始めてみませんか?
はじめての衣 ~島編~2008.02.11
初めての衣、
そう言われて思い出した一枚のTシャツ。
遡ること、二年と半年程。
初めてこの代官山店のお店に立った日。
そのTシャツに身を包み、
不安と期待・・・様々な思いを抱いていた事がまるで昨日の事の様に思われます。
まだ、その時はこのTシャツがどんな素材でなどと知る由もなく、
ただ「着心地の良いTシャツだなぁ」と思っていました。
“ジンバブエコットン”
それが、このTシャツの素材だという事を
知ったのはそれから数日後の事でした。
衣にお越し下さる皆様の中にはご存知の方、もしくはお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
最初に聞いたときは、ジンバブエ・・・?どこ・・・!?と
無知もいい所で「聞いたことはあるかなぁ」という感じでした。
ジンバブエとはアフリカ大陸の南に位置する国。
そこでとれる綿は通常の綿よりも
糸の一本一本の繊維が太く長い為、丈夫でありながらも、
柔らかくふくらみ感があります。
肌触りの良さ、そして微妙な凹凸感のある風合いが何とも言えず
僕の大好きな素材です。
二年半前にガチガチに緊張していた僕が初めて手に取ったTシャツ。
そこには大きな菊の手刷りが入っています。
今まで、様々な柄がそこには落とし込まれていき
そして、これからも衣の店頭に並び続けていくであろう
“ジンバブエコットン”。
その素材にこれからどんな新しい世界が描かれていくのか、
その一枚一枚を楽しみにしながら今日もまたお店に立たせて頂いています・・・。
『衣椿』2008.02.08
日本の冬を彩り春の訪れを告げる花・・・椿。
鮮やかに咲き誇った後、花びらではなく花のまま落ちる姿は
潔くも・・・儚く・・・。そこには凛とした美しさがあります。
その椿がこの度職人たちの手によってこの世に二つとない彩りの
“衣椿”へと姿を変えました。
衣の定番インディゴTシャツには抜染と手振り刺繍を施し、
長袖シャツ、ロンTには二人の手描き作家が
友禅、水墨画とその生きた筆でそれぞれの世界を描き出しています。
来たる2月9日(土)より
東は代官山店、西は寺町店にて限定販売致します。
“衣椿”と共に春の新商品も続々登場致しております。
是非、今年一番の“春”を探しに足を運んでみて下さい。
写真:【左】枝垂れ椿半袖T・・・¥8,295(税込)
【中】手描き 舞椿と鶴長袖シャツ・・・¥27,090(税込)
【右】手描き 濡椿ロンT・・・¥12,390(税込)
各店オリジナルのバレンタインラッピングも承っております。
プレゼントにも是非。
(左が代官山店オリジナル、右が寺町店オリジナルの
バレンタインラッピングです。)
“衣”名物手描き抜染体験!2008.02.05
衣でお馴染みの手描き抜染。
お持ち下さっている方も多いのでは無いでしょうか?
染めた部分の色を抜いて柄を表す抜染。
それを一筆ずつ手描きで行う事により、
また違う独特の表情を見せてくれる手描き抜染。
先月の名古屋パルコ店の藤原店長の日記に書いて下さってますが、
私の初めての衣展示会作品も手描き抜染を使ったTシャツでした。
正直、今見るとお世辞にも上手い出来とは言い難い代物ですが、
だからこそ味のあるものだと思います。
手描き抜染は『上手』よりも“一生懸命”の方が味の出る技法なのかも知れません。
久しぶりにあのTシャツを見て、
初めてTシャツに筆を置いた瞬間の緊張、
出来上がった時の感動を、今も思い出しました。
そして今回それをコロモールにて、皆様にも体験して頂きたいと思います。
「衣」のもの作りに直接触れて、自らの手で描く特別な一枚を作ってみて下さい。
【期間】 2月9日(土)~2月24日(日)
【価格】 Tシャツ ¥6195~ ロンT ¥7245~
それぞれ、抜染糊お皿一杯分と刺繍一文字分を含みます。
柄の大きさにより抜染糊が足りない場合は二杯目から+1050円 とさせて頂きます。
【営業時間】10:00~20:00 木曜定休
【ご予約】 コロモール:075(493)8335
ゆっくりと体験を楽しんで頂ける様、ご予約の上のご来店をお願い致します。
ご了承下さい。
その他、描きたい絵、柄はあらかじめ決めて来られる事をおすすめします。
太く、くっきり描けるものでないと潰れてしまいますのでご注意下さい。
絵が苦手な方には衣の手描き抜染柄でも体験して頂けます。
気になる点、わからない事などあればお気軽にお問い合わせ下さい。
2月1日(金) 『衣』クイズ検定 受付開始!2008.01.29
もうすぐ立春とはいえ、まだまだ雪が降ったり冷え込んだり・・と
変わりやすい天気が続きますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
春の訪れが待ち遠しい今日この頃、
店頭には春の新作が続々と届いてきております。
さて、これまでの『衣』を振り返ると、昔から変わらないもの、
新しく挑戦していること・・・、
全部含めて『衣』は成長して参りました。
移りゆく季節を共にしてきた皆様と、
『衣』の足跡をたどるべく、クイズはいかがでしょうか・・?
衣大津パルコ店では 2月1日(金)~2月17日(日)までの期間中、
題して“衣クイズ検定”を実施致します。
問いは全部で20問!
・・・ちょっとひねくれた問題に、
すぐに答えのわかるサービス問題。
このホームページやブログ、店頭にヒントが隠れている物もあります。
ヒントを手がかりに調べるもよし、スタッフにこっそり探りを入れるもよし・・。
解答は、大津パルコ店店頭にて発表いたします。
尚、期間中・・・5問以上正解で【参加賞】、
15問以上正解で【合格賞】をご用意しております。
皆様のご参加をお待ちしております。
はじめての衣 ~福岡編~2008.01.28
気まぐれ日記をご覧の皆様、
こんにちは。
大津パルコ店福岡です。
さて、「はじめての衣」…というお題ですが、
4年前の母の日、私ははじめて衣のアロハを母にプレゼントしました。
衣で働きはじめたばかりの私は、
それまで“母の日”に限らず、誰かに服を贈るということはほとんどなく、
母も、人から服をもらうということはほとんどなかったのですが…。
はじめての衣は、のちに母を大きく変えるきっかけとなりました。
その母の日のプレゼントが、「鯉のぼりアロハ」でした。
着心地の良い綿素材に明るい色合い、
他のどこにも見たことのないデザインで、
愛らしい鯉のぼりの連続。
派手かなぁ?と驚きつつも、とても喜んでいたことを覚えています。
それ以来、少しずつ我が家に衣が増えていき…。
母も父も、兵庫県の山に囲まれた小さな町の育ちなので、
それまであまり洋服に関心がないふたりだったのですが、
最近ではジーンズやジャケットの話題が食卓にのぼったり。
今年の元旦には“服を買う”という目的で朝5時の電車に乗ったりと、
昔の母には信じられない変わりぶりです。
母曰く、仕事や人前で衣を着る度に「それどこの?」と注目される喜びを知ったそうで…。
今まであまり関心がなかったものに興味が芽生えるうきうき高揚した気分を、
母に会う度に味わわせてもらっています。
そしてそれは、お店にたって色々なお客様に出会う度に
与えたり与えられたりする衝撃や感動とともに、
私にとって、いつも新鮮な日々を送る“素”になっています。
「はじめての衣」との出会い、
…それはお店に訪れてくださるお客様だけではなく、
日々お店に立たせて頂いている私たちだけでもなく、
日常の、知らない場所の、色々な場面で繰り返されているのかもしれません。
皆様は、どんな「はじめての衣」話をお持ちですか?是非お聞かせ下さい!
『東へと吹く風』2008.01.21
先日、京都は衣寺町店と
東京・代官山店に続けて行って参りました。
文化や習慣、言葉も違う『関東』と『関西』で、
“衣”という軸を通して 様々な事を感じてきました。
元々は、京都で生まれた“衣”が、
たくさんの方のご厚意で東京に根を下ろす事が出来ました。
西と東。
遠く離れた土地でも、京都の風は東へと吹き続けていました。
その風は、代官山の地でまた大きな追い風となり、
スタッフの言語を借りて商品たちに葉っぱの様に降り積もります。
言葉とは、「言の葉」と よく言ったものですね。
時間や土地を越え、遠く離れた場所でも
“衣”が伝わっていくこと、
本当に素敵な事だと思いました。
代官山に来て下さるお客様の方々、本当にありがとうございます。
また、寺町店と代官山店で、おもしろい発見を・・。
写真右が寺町店のディスプレイ、
写真左が代官山のディスプレイです。
同じジャケット(茶色のジャケット:柿渋手塗りジャケット)を中心に、
二店共コーディネートをしているのですが、
その見え方の違いが 本当に興味深かったのです。
一方は、消防服のジャケットと重ねる事で とことん泥臭く、
もう一方は、着物シャツや手描きジーンズと着合わせる事で
優麗な美を際立たせています。
これは、土地柄・・・よりも
販売員の価値観の問題なのでしょうが、
「華やかさ」と「泥臭さ」という相反する要素を、
ひとつのアイテムが取持ったのです。
着こなしは人それぞれですよね。
服のあるべき姿は、その‘自由さ’かもしれません。
寺町店、代官山店以外の店舗は、
どんな姿のトルソーが待ち構えているのでしょうか?
是非、そんなところも楽しみながらお買物をしてみて下さい。
七草粥2008.01.08
気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは。
昨日、1月7日は『七日節句』。
“七草粥”を食べる事で、その年の無病息災や五穀豊穣を願う
大切なたいせつな一日です。
皆様は召し上がりましたか?
ここ、京都の衣工房では
年明けから風邪が大流行・・・。
コホンコホンと、そこかしこから
咳が空を舞う音が聞こえます。
「病は気から」とはよく言いますが、
それでも体は正直です。
今 目の前にある風邪菌に立ち向かう為、
そして、この一年間を健康に過ごせる為、
私たちも昨日は七草粥を頂きました。
~一年間、元気に毎日を過ごせます様に~
それは、皆様にも通じる願いです。