衣代官山店から”クリスマスプレゼント”2006.12.08
「衣」薀蓄(うんちく)書2006.12.04
衣スタッフと皆様がもっと近づける様に・・と始まった「気まぐれ日記」も、
無事ふた回りすることが出来ました。
前回のテーマ「旅」ではスタッフが体験した旅先での出来事や、土地に関する想いなどを、それぞれの言葉でお伝えできたと思います。
さて、次のテーマですが・・・「旅」という体を使った経験に対し、「知識」という
頭を使ったお話しを皆様にお聞かせしたいと思います。
その名も「衣」薀蓄(うんちく)書。
衣スタッフの興味のある事、また、得意な分野に関する事で、
一般的にはあまり知られていない、ちょっとためになる話を
お届けできたらな・・・と思います。
・・・・・ここで「かわら版」からもひとつ簡単なお話しを・・・
衣の柄としても使われる事の多い空想上の動物「龍」。
猛々しく、勇ましく、力強い「龍」も、元来はおとなしい動物であったそうです。
しかし、のど元から三番目にだけ、さかさまに生えた「うろこ」があり、
もしそこに人が触れると・・・・・・
『龍は必ず人を殺す』
という言い伝えがあるのだそうです。普段は大人しい、温厚な性格も、とある許せない
言動で、二度と治まることのない怒りを呼んでしまうのです。
雨や風、嵐を巻き起こし人間を殺してしまった龍の様に・・・・。
この事から、「逆鱗に触れる」という言葉が生まれ、一般的にも広がっていった・・・
というわけです。
なんだか、少し怖い話しになってしまいましたが、皆様もよかったら 服の上の龍の
「逆鱗」を捜してみて下さい。
さてさてそれでは、衣スタッフにこれから、染めの事や絵柄の事・地名の事まで、
自分だけが知っている?薀蓄(うんちく)を大いに語っていただきましょう。
京都の紅葉2006.12.02
先日、衣スタッフ何人かと、京都は永観堂の紅葉ライトアップを
見に行って来ました。例年より遅い・・・と言われていた京都の
紅葉でしたが、それでも今年も色鮮やかな景色を私達に見せてくれました。
暗幕の世界の中、炎の様に赤く照らされたもみじ達。
今、この瞬間にしか見ることの出来ない、自然の美しさに、しばらく時を忘れ
ただただ見入ってしまいました。
少し立ち止まること、大きく息を吸うこと、心の深呼吸をすること。
駆け抜ける毎日に、一番必要な事かも知れません。
もみじのトンネルの中、みんなで囲んだおにぎりと暖かい飲み物。
しっかりとおいしい空気も吸ってきました。
背筋が伸びる様な静謐な空気の中、色鮮やかな京都の四季が
新商品追加です。2006.12.01
お待たせいたしました。
ネットショップに新商品追加です。
残すところ、今年もあと一ヶ月。衣の冬の定番「インディゴ撚糸」が、
満を持して登場です。糸から染めたインディゴの生地の上、
様々な柄が様々な技法で表現されていきます。
色を抜く、インクで色を入れる、ミシンで縫う、刺繍を施す・・等。
柄の持つ「力」を最大限引き出す為、製作現場は大忙しです。
~作り手の想いが伝わりますように~
そう願い、今日も慌ただしさが加速してゆきます。
「師走」という言葉と共に・・・
創作ワッペン祭り2006.11.27
期間限定オーダーTシャツロンTまもなく受付!
「自分だけのリメイクロンTが欲しい…。」そんなあなたの願い叶えます!
朝夕の気温もぐっと下がり、冬の気配さえ感じるここ北山ですがみなさんはいかがお過ごしですか?
12月2日(土)~12月17日(日)、北山コロモールにてイベントの開催が決定致しました!
題して、『創作ワッペン祭り』
ボディーとなるTシャツロンTのサイズとカラー、そして100種類以上のワッペンの中からお好きな
ワッペンをお好きなだけ選んでいただき、お好きな場所にスタッフが一枚一枚縫い付けさせていただきます。
古布、前掛け、刺繍など、今回の為に作り上げたコロモールオリジナルワッペンを
多数ご用意しております。TシャツロンTとワッペンの無数の組み合わせの中で、あなたのお好みにデザインしてこの世に一枚だけのTシャツロンTに仕上げて下さい。
そして、大切な方への贈り物やクリスマスプレゼントとして、この機会に是非ご注文下さい。
期間:12月2日(土)~12月17日(日) ※木曜定休日
※商品はご注文後一週間ほどでお渡しとなります。
サイズ:〔SS・S・M・L・XL〕 カラー:〔インディゴ・ブラックインディゴ〕
価格: 長袖 ¥7,245 ワッペン ¥210~
≪気まぐれ日記を御覧の方に特典として、右記の写真をプリントアウトのうえご来店いただきますと、
お名前やお好きな文字の一文字をワッペンにしてTシャツロンTにお入れします。≫
ボディー、ワッペンともに数に限りがありますので、お早めにお越し下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
あなただけの一枚を作りませんか? ~表裏一体~2006.11.20
日本最古の芸能としてその幽玄美を現代に伝えている
「能楽」
舞台を演じる上で欠かす事のできない
「能面」
その表情は「非哀と微笑」など
相反する二つの感情を同時に合わせ持つ
般若(はんにゃ)小面(こおもて)は伊勢型紙を使い
抜染し、お好きな場所に入れて頂けます。また桜、椿、牡丹
いずれかの花もお好きな場所に手刷り印刷致します。
あなたはどれを選びますか?
今回たくさんのアイテムをご用意させて頂きました。
インディゴロングTシャツ、インディゴジップアップ、インディゴトレーナー
ジーンズ、インディゴTシャツ
※ボディーサイズに限りがありますのでお早いめにお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ち致しております。
期間:11/23(木)~12/3(日)
※11/23(木)は祝日のため営業致します。
よって11/22(水)を振替休日とさせて頂きます。
「衣」旅行記~出石編~2006.10.30
皆様は沖縄に行かれたことはありますか?
私は二年ほど前に初めて足を踏み入れました。一月の真冬にも関わらず日が差すと半袖一枚で過ごせてしまえるような気候の沖縄は私の五感をフルに刺激してくれた場所です。
最も刺激的だったのが、那覇の台所「牧志公設市場」。
バックミュージックは当たり前のように三線の音色。
目に入ってくるのは見たこともない食材で豚の顔面(チラガー)やコバルトブルーの魚(イラブチャー)、真っ黒な干物になった海蛇(イラブー)など刺激的な物ばかり。その食材を元気で陽気なオバァたちが売っているわけです。
店の前を通るたびに声を掛けられ、試食をこれでもかと渡されて長々と商品を一押しされるのですが、それが楽しくて仕方がないのです。オバァたちから元気をいっぱいもらえる、そんな素敵な市場でした。
あと印象的だったのは沖縄の「色」でした。
白い雲、白い砂浜、赤瓦の屋根、首里城の朱、ガジュマルの緑、そして空と海の青。北は辺土岬から南は喜屋武岬まで一週間ほどかけて沖縄本島を一周しましたが、すべての色が南国の強い日差しできらきらと鮮やかに光って見え、美しい色で溢れていました。
沖縄本島からさらに南下して行くと八重山諸島があります。そこには手付かずの自然や沖縄の原風景、生活、文化が色濃く残っていると聞きます。
次は本島とは違った沖縄の魅力と出会う旅に出掛けようと思います。
「衣」旅行記~福岡編~2006.10.23
皆様こんにちは。大津パルコ店スタッフの福岡です。旅行好きの皆様は何を求めて旅をしますか?
日常とは違う景色を楽しんだり、自分の知らない世界を覗いてみたり、経験したことの無い文化や伝統に触れてみたり…。旅行の目的や思い出は人それぞれですが、私にとって旅の楽しみのひとつが“出会い”です。
学生時代に旅をしていた頃は、たくさんの出会いを経験しました。
目的地に辿り着けなかった私を見て、自家用車で町案内をしてくれた小さな村のバスの運転手さん。真っ暗な夜道で空き宿を一緒に探してくれた散歩中のおばさん。
旅の途中で知り合ったイタリア人の女の子はミラノ郊外の実家に招待もしてくれました。
町を歩いているだけでも様々な出会いがありますが、旅先で出会った人々の中には古くからの親友のように連絡を取り合ったり、再会を楽しんだりする友達がいます。
中でも一番の友人は、今でも海外暮らしなのですが、私が旅をする時や彼女が帰国する際には必ずといっていいほど会っています。
昨年の大晦日から今年のお正月にかけては、岐阜を訪れ、彼女の実家で過ごしました。
雪の中、焚き火をして、お寺の鐘をついて、友人の家族やそのまた友人と一緒に年を越し、多くの出会いに恵まれた年末年始になりました。
旅が出会いを呼び、出会いが旅を生むような、まさにそんな旅が私は大好きでやめられない理由のひとつかもしれません。
人との出会い、景色との出会い、文化との出会い。
皆様もぜひ旅で“出会い”を楽しんでください。
おまっとうさんですぅ2006.10.23
「衣」旅行記~島編~2006.10.16
旅というものは楽しいものであり、自分に沢山の事を教えてくれる。
そんなものであると思います。
この間僕は香港、マカオに行ってきました。
それは僕にとってこの日本という島国から初めて外に出る事となった記念すべき旅でした。
空港に降り立った時から妙にドキドキし、
「おぉ~、周りの人何喋ってるか分からん。」
「おぉ~、看板横に出過ぎ。」と
見るもの見るもの感動を覚えました。
マカオには教会が多く、まるでヨーロッパのような優雅な街並みがとても印象的でした。
そしてそれとは相反する雑然とした空気で人々が交差する路地裏の商店街。
様々な顔を見せてくれました。
香港は元々イギリス領、
そしてマカオは旧ポルトガル領、
鎖国を解いた今日の日本の姿同様にその街並みは様々な文化の融合という印象を受けました。
その中にある、その地に昔から根付いていたもの、もっともっと知りたかったなという思いもありましたが、
それでも異国の地に立ったという事自体、僕にとってスゴイ良い経験の一つとなりました。
そして帰国して思った事は、もっと日本を知ろうという事。
日本に古くからある、この地にしかないものを見て、知っていきたいと思いました。
日本という国にいる事を初めて貴重だと思えた、そんな初海外旅行でした。