「音 ~500年前から続く”音”~」 寺町店 山田2014.03.19
気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは、寺町店の山田です。
私達、寺町店スタッフが最近出会った「音」と言えば、こちらのコントラバス(ウッドベース)の音色。
少し前からここ寺町店に入ってくれることになったスタッフが、こちらの楽器を趣味としており、
スタッフみんなでカラオケボックスにてその演奏を耳にする機会があったのですが、
写真のように身長180cmのこちらのスタッフとほぼ変わらない程高さのある、とても大きな楽器でした。
その音色・迫力はやはり格別なもので、直接胸に響く低音、どっしりとした音響でありながらも、
それが紡ぎだす重厚なメロディーに一同で酔いしれてしまいました・・・。
聞けば、こちらの楽器の歴史はおよそ500年とのこと。
オスティアジャパン衣の歴史は今でおよそ10年あまり。
しかし、その作品に使われている生地の中には、永きに渡る歴史あるものも多数ございます。
例えば古布を使ったこちらのバッグ・・・・。
古い「米袋」を使った物ですが、今のようにお米はナイロン袋に密封されて販売されていたのではなく、
ご覧のような帆布生地に入れて移動していたそうです。そんな生地を2WAYのバッグとして蘇らせました!
しっかりとした形ながらヴィンテージならではの表情のある生地を使った重厚感のある1点です。
春の綺麗な色味の装いに、1つだけこういったヴィンテージアイテムを取り入れてもかっこいいですよね!
「集い ~スタッフのチームワーク!!~」 寺町店2014.01.28
気まぐれ日記をいつもご覧いただき、ありがとうございます。
ご存知の方も多いかもしれませんが、私達オスティア・ジャパン衣では、毎年12月に忘年会が催されます。
ただ・・・普通の忘年会とは違い、お店ごとにチームを組み、ゲームや出し物を競い合います。
各店にそれぞれの持ち味があり、盛り上げ役の芸達者や、縁の下の力持ちなどそれぞれいろんな人がいるのです。
今回、寺町店では、某天才ボーカリストが在籍したグループの懐かしの名曲を歌と踊りで披露しました。
朝練や閉店後の特訓を繰り返し、完全コピーしました。
年齢もバラバラのスタッフが真剣に一つの事に取り組み、チームワークが発揮できる素敵な忘年会です。
また、店舗対抗ゲームでは、なりふり構わぬイス取りゲームに、体格差関係なしの尻相撲など、
スタッフみんながデザイナーからのゲーム勝者のご褒美を目当てに問答無用の下剋上が繰り広げられます。
一年の締めくくりで今回も笑って食べて飲んで、大変盛り上がりました!!
詳しく聞きたい方は是非、店頭スタッフにこっそり聞いてみて下さい。
また、皆さんの忘年会の面白エピソード教えて下さいね。
「手仕事 ~新しいもの~」寺町店 神田2013.12.26
気がつけばもう年末に差しかかり、さすがの師走です。
どうも寺町店の神田です。
私先日、飛騨高山へ旅行に行ったのですが、
京都では想像できないぐらいの寒さ&雪で雪国を満喫してきました。
旅行も終わりがけ、おみやげに何がいいかと選んでいると、あるものが目に入ってきました。
それは日本酒のゼリー!!新しい!!ふとそう感じ気がつけば買っていました。
日本酒という昔ながらのものに新しい命を吹き込んでいるように感じました。
衣も同じ、昔ながらの和の文化を洋服に落とし込む。
そんな新しさと古き良きものの空気感が人を魅了するのかもしれない、、、
そう感じたとき、京都が無性に恋しくなりました。
ぜひみなさんも衣でそんな不思議な「新しさ」に触れてみてください。
新作「富嶽三十六景カーデ」をさらに絶景に!2013.11.21
富嶽三十六景。
日本の各地から望む富士山の景観を描いた葛飾北斎の代表作であり、
ここオスティアジャパン衣でも、ちょっと変わった「衣版」富嶽三十六景柄の
作品が多数登場している人気シリーズでもあります。
今週末より登場するのは、
その中の1枚「駿州江尻(すんしゅうえじり)」がモチーフとなったカーディガンです。
強風にあおられてヒラヒラ飛び散る紙の束に紛れ、
ガイコツやら何やら怪しげな妖怪まで飛んでいます・・・。
そして目を凝らすと旅人達も、ちょっと違う姿に!
寺町店ではこちらのカーデの「飛んでるガイコツ」にさらに、もうワンポイント加え、
手振り刺繍にて彩らせていただきます。(1体あたり¥1,575税込也)
赤・青・白、皆様ならどのガイコツにしますか!?
名作柄のちょっと変わったインディゴ染めのカーディガンに、
皆様らしい1色で、さらにカッコイイ1着を仕上げてください!
「先人たちの手仕事」 寺町店 山田2013.11.19
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。寺町店の山田です。
衣のお店に立たせていただくようになってから、
この数年で急激に好きになったのがヴィンテージ素材をリメイクした作品達です。
そんなヴィンテージ作品の中でも、ひときわ私の心を打ったのは、
「もったいない」の精神から生まれた作品達です。
擦り切れたり破けた農作業着や寝具などに、その都度、充て接ぎをしていった生地ですが、
ある時、「農作業に出るご主人の為に、奥さんが一生懸命刺子で補強し、
継ぎ接ぎをした結果がこの生地の表情なんだ」と聞き、デザインされた訳ではなく
想いの結晶である襤褸の表情に感動しました。使い物にならなくなった服から糸を抜き取り、
使えそうな部分は5㎝でも切り取りこれに使っていたそうです。
又、使い物にならなくなった生地を細かく裂いて糸の状態にしてから、
もう一度、織り機に掛けたものがこちらです。
これに関しては比較的近い技法で「裂き編み」というのを実際に経験したことがあるのですが、
とにかく時間が掛かり地道な作業です。これを先人たちはモノともせず、
とにかく大切に大切にしたい・・と、作り直していったのでしょう。
これらは全て必然から生まれた手仕事たちです。
その表情、込められた想いの入った作品を是非、見にいらして下さい。
「裂き織りハンチング」など、本当に心の芯から感じる良い表情ですよ!
水墨画作品達が寺町店に登場!2013.10.09
こんにちは、寺町店です。
東は代官山店よりスタートし、各地でご好評頂きました水墨画作品達が、
何と!新柄を引っ提げて いよいよ寺町店にやって来ます!
白、生成りの地色のキャンバスに墨一色。
余計な色が無いからこそ、手描き作家それぞれの個性が一本一本の線や形に
そのまま表現されています。作家と洋服による見応え充分の一本勝負!
力作揃いの水墨作品達を、是非、一目見にいらしてください。
【期間】10月12日(土)~10月20日(日)まで
【価格】シャツワンピース ¥27,090(税込)~
長袖シャツ ¥20,790(税込)~
半袖T ¥7,245(税込)~
※一点一点、手描きのものになりますので、柄の入り方が異なる場合があります。
また、服のデザイン(形・仕様)は予告なく変更する場合がございます。ご了承くださいませ。
数に限りがございますのでお早めに。
「手仕事 ~衣の手仕事~」 寺町店 近藤2013.10.07
いつも気まぐれ日記をご覧頂きありがとうございます。
寺町店 近藤です。
衣の作品は京都の工房で一枚一枚、手作業で柄を入れているものがほとんどです。
同じ商品でも、よーく見比べてみるとプリントのかすれ具合であったり、
抜染の抜け具合など見れば見るほど本当に一枚ずつ手作業で作られているのが良くわかります。
一種類の作品を作るのに、いろいろな職人さんの手がはいることもあります。
今回の秋冬テーマ「手仕事」の言葉のごとく、衣の作品はまさに手仕事の塊です!!
一度、お客様に見て頂きたいのが職人による手振り刺繍の技術です。
微妙な針の動きを足で調整し、手で色を重ねていく手仕事は鳥肌ものです。
機械の技術も発達し、コンピューター刺繍が主流になっている今ですが、
機械には絶対真似できない刺繍の温もりがあります。
「古き良きもの」寺町店 神田2013.09.16
今年の夏は暑かったなどと振り返っていると、もう気候が秋なのだなと実感します。
どうも、寺町店の神田です。
朝、夜と涼しくなってきた今日この頃。ともすれば、寒いくらいです。
思い返せば、子供の頃も夏休みが終わった、ちょうど今ぐらいの時期の秋の気配が大好きでした。
僕は普段の移動には、バイクを使用することが多いのですが、特に今の気候はバイクも気持ち良い季節なのです。
ただ、最近は出来るだけ自転車を使うよう心がけています。
それはなぜかと言いますと、数年前、とある古い折り畳み自転車を一目惚れして手に入れたからです。
今のたくさん作られる同じようなデザインが並ぶ自転車にはない、
その独特のフォルム、デザインに古き良き時代を感じ、気に入っています。
そんなお気に入りの自転車と共に過ごすゆっくりとした時間がとても大好きなのです。
衣も同じ、日本の古き良き時代のデザインや素材を洋服という形で届けています。
そんな衣だから、お店に一歩入るだけで、空間自体がすごく居心地よく感じるのは
そのおかげかも知れませんね。
「夏休み -糺(ただす)の森-」 寺町店 室(むろ) 2013.08.28
気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは、寺町店の室です。
「五山の送り火」「鞍馬の火祭」が終わり、京都の夏もそろそろ終わりと思いきや、まだまだ暑さは続きますね…。
今回のテーマは「夏休み」ですが、皆様はこの夏はいかがでしたか?
ご旅行や里帰りに行かれた方もいらっしゃると思います。…が、そんな中、
私が今年は「夏休みらし事をしていない!」と気づき、子どものころによく訪れた
下鴨神社にある「糺(ただす)の森」に久しぶりに行きました。
糺の森は「原生林」という人の手が加えられていない自然の森林地で、
都会の真ん中に存在している事自体、日本でも非常に珍しいそうです。
剪定や新たに木々を植えたりする事で、綺麗で良い環境にすることは簡単です。
ですが、参道の脇や林にある倒木など、ありのままの姿ですがその空間が
とても美しく心に残ります。
衣もまた、染めやプリントなどに容易に表現することのできてしまう機械に頼ることなく、
一着一着手作業で作る事で、同じ型でも全く同じ物は作らず、
その時々の手の動きなどなどで変化するありのままの姿を手刷りプリントや刺繍により生かしております。
それが皆様の心に残って下されば・・・と思います。
歴史ある建造物に胸をときめかせ、ゆっくりと自然に癒される時間もたまには良いものですね。
ちなみに、下鴨神社には「鴨の七不思議」があるそうですよ!
また、店頭にてお話しさせて頂ければと思います。
「6年前の夏休み」寺町店 山田2013.07.23
ここ、京都では祇園祭も一段落。さて今年の夏はどこに行こうか?・・・・・。
まだ特に予定も立てていない私は、古い写真に手を伸ばしました。
すると、この1枚で手が止まりました。
衣で働き始めて1年半ほど経った頃のものでしょうか?
この年の夏に登場した「流水錦鯉アロハ」を手にいれた時、
どうしても行きたかったのが、嵐山でした。
山間に陽が沈む美しい風景と、遥か北から山々をくぐって流れてきた穏やかな桂川の流れに
流水錦鯉がピタッとはまり、それがまた1つの理由でさらに愛着がわいた1枚でもあります。
ちなみに、インナーは「咲いてこそ花Tシャツ」というこれまた衣主(ころもあるじ)のメッセージが
詰まったTシャツだったのですが、この朱赤色とアロハの組み合わせも好きで、
当時かなりのサイクルでこの着合わせで店頭に立っていたのを覚えています。
シーンに合わせて洋服を選ぶのではなく、気に入った洋服に合わせてシーンを選ぶ・・・・、
なんていうのも一つ衣ならではの楽しみかも知れませんよね!
花火柄を着て花火大会へ、鯰柄を着て河川や湖へ!?
皆様も、夏休みの予定の無い一日は、こんな使い方をしてみてはいかがでしょうか?