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「藍染め釦お付けいたします。」 三条店2012.06.15

三条店

「育てる」を大切にする衣(ころも)には、Tシャツをはじめ、たくさんの藍染めアイテムががあります。6月の三条店では、そんな衣の魅力を立ち返るような、「藍」にちなんだイベントをご用意いたしました。期間は6月16日(土)~24日(日)までの9日間。是非遊びにいらして下さい!

【藍染め釦(ぼたん)をプレゼントさせて頂きます!】

期間中、対象作品をお買い上げのお客様に「衣オリジナル藍染めボタン」をプレゼント。お買い上げ頂いた作品をお預かりし、お好きな位置にボタンを付けさせて頂きます。数種類の藍染めボタンの中からお好きなものを選んで頂けますので、是非ご自身の「藍色」を連れて帰ってあげて下さい。 Ai_2 Ai

また同期間中、衣の主が徳島に出向いた際、「藍」に負けない美しい“あお”の瞳を持つ作家、吉原ホルバート・ハンガさんに出逢いました…。その阿波藍作家の展示販売会を開催しております。

ハンガさんと衣主との出会いはこちらから携帯の方はこちらから。)

(本藍についての「もの作りのハナシ」はこちらから携帯の方はこちらから。)

徳島には“暴れ川”と呼ばれ、日本一洪水が多いと言われる吉野川があります。水の恩恵を受けた肥沃な大地は、「阿波藍」の生育に最高の条件となり、徳島にどんな宝石よりも美しい「藍色」をもたらしてくれました。それから時を経ても、なお、じっくり時間をかけてでしか作りえない、時には予想できない染め上がりになる「藍」を楽しむ。その想いはハンガさんの作品達とともに、この展示販売会を通じて感じて頂けたらと思っております。Ai_3 Ai_4

たくさんの藍染め作品が並ぶ三条店は、いつもとは何だか少し違う空間になっています。16日(土)は作家さんご本人が店頭にお越しいただき、作品について語ってくださいます。是非、店頭に遊びにいらして下さい。

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

「青い瞳の阿波藍作家」 衣主(ころもあるじ)2012.06.13

三条店

その、澄んだ青い瞳は、藍の色が映ったのですか・・・?空の青が海の青に反映され、「色」という言葉では表現できえない色彩を生み出す自然のように、その人の瞳は輝いていました。

去年、阿波藍を本格的に勉強したくて、通った徳島の大学の中にある「藍の家」で彼女に初めて出逢った時の印象です。

ちょっとした観光の寄り道くらいかと思っていたその人は、遠い国から、ただただ、ジャパン・ブルー藍色に引き寄せられ、確たる信念の中、阿波藍の魔力にとりつかれた一人だったのです・・・。そして、その真剣な横顔に惚れてくれたご主人と巡り逢い、この地に根を下ろすことを決めた人だったのです。

藍は世界でも数少ない付着染料であるがゆえ、時間をかけ繊維に染み込ませないとなりません。静かに1点を見つめ、まるで心で対話した想いを聞き届けたような藍の色は、透き通った流水の中で華やかな青色を放ちはじめます・・・。多彩な色の溢れる現代の中に、はっきりと藍染めの居場所を見つけてあげれるような人だと想いました。

「この人に 染めてもらいたい・・・・。」

直観で感じた想いは見事、叶えられました。今週末より、京都三条店から始まる「青い瞳の阿波藍作家・吉原ホルバート・ハンガ展」。是非、足を運んで彼女の世界を楽しんで下さい。(※一部、開催されない店舗もございます。) Photo_2 2 3

衣 主(あるじ)

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

「暑さと共に…。」 三条店 赤瀬2012.06.12

三条店

気温がどんどん上がり、夏日を記録する日もしばしば。暑くなると、やっぱり涼しい水辺が気になってきますね。こんにちは!三条店の赤瀬です。

私は、春から『衣』期間限定ショップにて各地を回っているのですが、行く先々で沢山のお客様との出会いがあります。先日、お客様とお薦めの場所の話になり、教えていただいた場所が静岡県の「柿田川湧水群」!! Photo

初めて聞く名前に私は興味深々。お客様に聞いた情報によると柿田川はほぼ全量が富士山に降った雨が浸み込んだ大量の地下水だという事。湧水量は一日に100万トンで、東洋一を誇る泉らしいのです!! 2

「パワースポットとしても凄い!」と、教えていただき、やはり「水」は生命全ての始まりとして揺るぎない存在だと改めて感じました。

気温も上がり始めた今日この頃、今私が一番行きたい場所はこの柿田川なのです!!偶然にも本日まで、静岡伊勢丹で限定ショップをおこなっておりましたので、明日にでも時間を見つけて行ってみようと計画中です!!

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

寺町店&三条店限定イベント「鯰のすたんぷ集め手ぬぐい」プレゼント!2012.05.17

三条店

寺町&三条店謹製の鯰スタンプを集めるこのイベント…、ですが、スタンプを押すのはカードではありません。なんと普段使いもできる『手ぬぐい』なんです!可愛いイラストが落とし込まれた手ぬぐいは非常に珍しく、まさに衣ならでは! Photo

そして…このスタンプが見事、全部たまると…、衣オリジナル「革のペンケース」をプレゼント!革に落とし込む柄を3種類の中から選んで頂けます。

今までのイベントとは一味違う。ゆっくりじっくりスタンプを集めることで、普段のお買物も一層楽しくなるはず。是非、この機会に夏物を見にいらっしゃって下さい!Photo

【スタンプ手ぬぐいお渡し】

・手ぬぐいお渡し期間 5月19日(土)~5月31日(木)
・¥5,250(税込)以上お買い上げの方にプレゼント。
・お買物金額 ¥2,100(税込)ごとに1スタンプ。
・スタンプ集め期間 2013年5月31日まで。

※手ぬぐいは限定アイテムにつき数に限りがあります。お早めにお越し下さい。
※一部イベント期間中は、スタンプ集めをご利用できない場合がございます。予めご了承ください。
※スタンプ集め対象店は寺町店と三条店のみとなります。その他店舗ではご利用になれませんのでご注意下さい。

【革のペンケースお渡し】

・スタンプ25個貯まりましたらプレゼントさせて頂きます。
・柄の種類は『鯰』『蛙』『月下美人』の3種類をお選び頂きます。
・1点1点お作り致しますので、お渡しにはお時間を頂きます。ご了承下さい。

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

「水色」 三条店 柴田2012.05.01

三条店

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。

衣 三条店の柴田です。

みなさんは「水の色」といったら、どんな色を思い浮かべますか?実際には、ほぼ無色透明ですが、「水色」と表現されることが多いと思います。水面に反射する空の色などが影響し、晴れた日の海なんかはまさに「水色」。私は海の水色が大好きです。2

「水色」という名の由来も「水の青」からきており、平安時代からその色の名は使われていたそうです。「万葉集」では「水縹(みはなだ)」と詠まれており、「縹(はなだ)」は藍で染めた濃い青のことを指しています。本来は露草の花弁から搾った汁を染料として染めた色を「縹(はなだ)」と言い、その色は褪せやすく、水で消えてしまうのでその後ほとんどを藍で染め、青色系の総称として使われていたそうです。

薄い縹、水縹色を無数の濃淡で表現した作品が、三条店に並んでいます。 3 4 Photo

青い瞳の藍作家「ハンガ・吉原さん」の阿波藍染め作品です。「絞り染め」という防染の技法で作られたその表情は、自由にカタチを変えられる水のように有機的で、光を帯びてきらきら輝いているかのようにも見えます。ハンガリーから、徳島県の本藍である阿波藍に魅せられて日本に移り住み数々の繊細でいて大胆な藍染め作品を作られています。
  
布に染められた水色も、水面と同じ光の加減でまた違う色に見えたり、使い込むうちにまた違った水色に出会えます。そんな水縹色の作品は、いつみても私の心を引き寄せる不思議な色です。

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

「今年も金魚が三条店に!」2012.04.13

三条店

皆様こんにちは!
すっかり春らしくなり、日によっては暑いくらいの日差し…。一足先に涼しげな一枚を…。三条店では今年もオリジナル金魚柄が登場致します!

【水舞い金魚半袖T】2_2 3_2
抜染と手刷りにより表現された金魚たちがTシャツの中を泳ぎます。淡いグラデーションの色味は、春の明るい上着とも相性抜群で、初夏に向けての着あわせにも役に立ってくれそうです。「空色」に加え、「朱」の中で泳ぐ金魚もまた幻想的で美しい一枚です!

【サイズ】SS~XL

【価格】¥7,245(税込)

【雨鶴手描き金魚七分袖シャツ】 Ukakukinngyo
人気の金魚柄が、色を使わず墨の濃淡だけで表現した手描き作品になって登場!白シャツの生地の上で繊細に、ときには大胆に筆を走らせる作家「雨鶴」による珠玉の一枚。ぜひ店頭にてご覧ください!

【サイズ】SS~L

【価格】¥18,690(税込)

この2枚は着あわせると、すごくカッコいいです!白シャツの中に淡いグラデーション…。是非、三条店にて金魚2枚を着あわせてみて下さい!お待ちしております!!

~~同時発売!新柄「童」作品♪~~

【絵てがみ半袖T&絵てがみロンパース(虹色蛙)】4
3月に金魚と鯰柄が登場し大好評を頂きました『絵てがみ』柄シリーズ。そのお子様用サイズである童(わらべ)に新作が登場です!今回は、80サイズのTシャツもご用意致しました。「まだ小さいけど、ロンパースはもう卒業…」という方にも選んで頂けるようになりました♪

「大人気の絵てがみTシャツが、衣&童で登場!」 三条店2012.03.15

三条店

みなさん、こんにちは!

三条店よりお知らせです。

衣の職人が一枚一枚、大胆に筆を走らせる線の強さと、愛らしいキャラたちのテイストが絶妙なバランスの彩色作品の人気シリーズ。登場するや大好評を頂いた、あの「絵てがみ柄」Photo_2

今回は、金魚柄の再登場に加え、以前お子様用サイズの「童」のみで展開していた鯰柄も登場します!アウターを脱ぎ、身も心も軽くなる春。羽織りものの中でチラリと覗く、かわいい絵てがみ柄はいかがでしょうか?

そしてなんと…、童には初めてとなるロンパースが登場!「親子でお揃い」に憧れている方、プレゼントでお探しの方にもオススメです! 2_2

【販売開始】 3月17日(土)より

【サイズ・価格】
衣 絵てがみ鯰半袖Tシャツ(SS~L) ¥4,725

童 絵てがみ半袖Tシャツ(90~120) ¥4,515

童 絵てがみロンパース(80) ¥4,725

【柄】 鯰、金魚

※数に限りがあります。ぜひお早めにいらしてください。

それでは、三条店にてお待ちしております♪

京都・和・藍染め~衣(ころも)~

「水→雪」 三条店 小塩2012.02.27

三条店

気まぐれ日記をご覧の皆さま、こんにちは!
三条店の小塩です。

テーマは「水」。ある日の朝、目が覚め、雨戸をあけて目に飛び込んできた風景!今回は、その時の景色…「雪」を見て、「雪」日本でどのような名前で呼ばれているのかを、ご紹介したいと思います。Photo

そもそも「雪」は、その状態によって色々な種類に分けられます。例えば「霙(みぞれ)」「霰(あられ)」「雹(ひょう)」のように。

しかし、“単なる分類のため”だけではおさまらないのが日本人の感性。四季がある日本に住む先人たちは、あるときはその雪の状態を指して、あるときはその時の自身の気分を映し出す対象として、またあるときは季節の移り変わりを感じる出来事として“ゆき”をとられ、様々な名で呼びました。

『ささめ雪』
「細雪」と書くこの雪は、細かい雪、まばらに降る雪を指します。谷崎潤一郎の小説の題名としても有名ですよね。

『なごり雪』
春になろうかという中で冬の名残りを残すように降る雪のこと。大ヒットした曲の名前でもあるんですが実はこの言葉、作曲者の伊勢正三さんが造られた言葉だそうです。

『友待つ雪』
次の雪が降るまで、溶けずに残っている雪のことです。「友が来るまで残る」雪を擬人化した日本人らしい表現です。

『忘れ雪』
その冬の最後に降る雪、いよいよ春を迎えるときです。

みなさんはいくつご存知でしたか?自分の心情を「雪」と重ねあわせて様々な名で呼ぶ。これって作品に思いを落とし込み、服に名前をつける衣とも通じる部分がありますよね。まだまだ多くの名前を持つ雪、みなさん機会があれば是非調べてみて下さい。

最近、少しずつではありますが、昼間には春を思わせるような暖かな日差しの日が増えてきました。是非、いつが今年の「なごり雪」なのか、「忘れ雪」なのか、少し気にしてみてください。現代にはない古き良き日本人の感性に少し触れられると思います。

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

「三条店限定プレゼント・手作りキーカバー」2012.02.15

三条店

こんにちは。衣三条店です。

先日、三条店スタッフが工房へ行った時の事…。工房の片隅に置かれていた箱の中…、何だろうと覗き込んでみれば、あんなもの、こんなものが出てきました!

それは、それは…??1つの作品を作り上げる際に必ず生まれる、布の切れ端、革、ボタン、糸…。私たちは、作品ができる工程を想像できる手がかりを見つけて大はしゃぎ!

そんなモノづくりのカケラ達の中から「革のハギレ」をお店に持ち帰り、スタッフがチクチク手縫いで可愛い革の小物を作りました。色んなカラーの革に抜染・焼き印で柄を入れた「キーカバー」。小さいけれど、存在感は負けません!革のハギレなので、一つ一つ表情が違います。 21

2月18日(土)より、お買物金額¥5.250(税抜)ごとに1つ、キーカバーをお選びいただき、プレゼント致します。

※お1人様、最大3つまでとなります。

※写真のキーカバーに付属されているリングはイメージサンプルとなります。お渡しの際には「藍革ヒモ」にお通ししてお渡しいたします。

ぜひ、お持ちの鍵に付けて連れて帰ってあげてください。

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

「羊とともに生きる民族」 三条店 柴田2012.01.28

三条店

気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは!
三条店の柴田です。

大寒の日を過ぎ、寒さが増す一方ですが、体調など崩されていませんでしょうか?私は冬になると、寒さ対策として必ずウールの素材のカットソーを一枚着込みます。今回はそんな「ウールについて」お話したいと思います。2

モンゴルトルコなどの山岳で生きる遊牧民にとって、エサになる草を求めて移動してさえいれば、羊は腐らない「衣・食・住」を担ってくれる最高の旅の友なのです。もともと肉を食べ、寒さをしのぐためにその毛皮を羽織ることをしていたのでしょうが、羊の毛が絡まりやすく、糸になることがわかり、「フェルトにする」「編む」「織る」という技術を得たのだと思います。

「住」に関しても、遊牧民の住居である「ゲル」は、木のフレームに羊毛から作った大きなフェルト布で壁や屋根を覆って作られており、釘1本使わずに組み立てられ、真冬の厳しい寒さの中でも内部は、まきストーブ一つで快適に過ごすことができるのです。

織り機を使って生地を作るのが好きな私は、染織をするのにもってこいの羊毛を使うことが多く、お気に入りの色を絡めて好きな糸によっていく作業はとても楽しいものです。

衣でも冬はウールを使った作品がいくつか並んでいます。微妙な絡みあった繊維の微妙な色の表現も、ぜひじっくり見てみて下さい。まだまだこの月末も寒く、2月、3月と羽織ものが手放せない季節。ふわふわ温かなウールアイテムを味方に、楽しく乗り越えましょう!1

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

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