「衣」薀蓄(うんちく)書~近藤編~2007.02.05
こんにちは。名古屋パルコ店近藤です。
今回、他のスタッフの薀蓄を見て自分自身いろいろと勉強になりました。
その中でも三条店 仲嶺店長の薀蓄は特におもしろい内容でしたが、
最後に竹と虎にも意味がある・・・と書いてあり、その続きがとても
気になりました。
このブログを見ている方も気になっていると思い、調べてみました。
アジア大陸の広域に生存する虎も、猛獣ですが、その数6千頭と、
将来絶滅が心配されています。
あの広い草原で百獣の王ライオンや虎が唯一敵わない動物・・・それが
象です。群れをなした象には歯が立ちません。
そこで逃げ込む場所が竹薮の中です。巨体は竹薮には入れず、入ると
象牙にヒビが入ります。
その昔、仙人は象牙のパイプを竹薮へは持って入らなかった・・・という
言い伝えも残る程、青竹に象牙は禁物なのです。
そういった理由で虎には竹薮が何よりの安全地帯であり、拠り所(よりどころ)
でもあるのです。
「唐獅子牡丹」も「虎と竹」も古来より目にする絵図ですが、そこに彫り込まれた
メッセージに
・あなたの拠り所は何ですか?
・あなたが安心して身を寄せられる安住の地はどこに在りますか?と
両者変わらず問いかけているのです。
今、店頭に並んでいる衣の商品達にも、一つ一つに意味があったり物語が
あったりします。これからもお客様に衣のメッセージを伝えていけたらと
思います。
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