東風吹かば、梅春 【寺町店スタッフブログ】2022.02.23
こんにちは!寺町店の竹井です。
まだまだ寒い日が続きますが、底冷えする寒さから一転、暖かい東風の匂いに春の兆しを感じる季節になって参りました。
春の季節の手前…、梅の花が微かに綻ぶこの季節は梅春といわれ、人々が梅の花の開花を見守ってきた季節でもあります。
さて、京都には梅に深いゆかりのある神社があるのをご存知でしょうか。
本日は衣の京の祭りカレンダー如月でも触れております私も大好きな場所、北野天満宮と梅についてご紹介させて頂きます。



北野天満宮に鎮座されております、菅原道真公。
とても聡明で博識と伝わる方で、醍醐天皇の時代には右大臣まで上り詰め、その地位を確立したそうです。
ですが、あらゆる謀の中で謀反を企てたとして大宰府・今の九州に左遷され、現地で没しました。
道真公は生前、庭木をとても大切にされており、大宰府に向かう前に、愛でて来た愛木、松と梅と桜に別れを告げます。


東風吹かば にほいをこせよ 梅の花
主なしとて 春な忘れそ
春の風が吹いたら、花を咲かしておくれ 梅の花よ
私がいなくなっても、春を忘れてはいけないよ
道真公が旅立ち、取り残された三本の木。桜は悲しくて枯れてしまいます。
松と梅は、道真公を追って九州へと飛びます。俗にいう「飛梅伝説」です。
今も各地に残る飛梅・松とつく地名は、この梅や松が謂れとされているところも多いそうです。
道真を追った梅と松。
松は途中で力尽き、今の兵庫県付近で落ち、そこに根を下ろしたと伝わります。
梅だけは、主人道真公の元に無事たどり着いたとされております。
飛梅、飛松は勿論ですが、枯れてしまった桜の木の儚さと弱さに、日本人の桜に対する思いが特別なものであると感じるのは私だけでしょうか…
今は学問の神様や京都を守る守護神として人々に愛される、北野天満宮・菅原道真公。
その境内には、人々の手によって梅と松の木が大切に受け継がれております。
今年はまだ参拝できておりませんが、昨年参拝した際の、体いっぱいに満たされる芳しい梅の花の香りが今も思い起こされます。
東風吹く季節。
皆様も是非、果敢で美しい花木たちが咲かせる今年の花を観に、足をお運びくださいませ。
桜にはまだ早い、梅の開花をいまか、いまかと待ちわびるこの季節。
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