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「衣」薀蓄(うんちく)書~酒井編~2007.03.20

皆様こんにちは。

名古屋パルコ店の酒井です。

少しずつ暖かくなってきましたが、まだまだ寒い冬は影を

潜めている様です。

先日、家の近くを散歩していると、近くの家の庭に

梅が花をつけているのを見付けました。

“まだまだ寒いのに、花をつけているなんて・・”と

感動と感心をしたものです。

 さて、今回僕が皆様にお伝えしたい薀蓄は、そんな梅にも

関する事、ずばり!『松竹梅』についてです。

お正月の門松などにも用いられる事から、縁起物として

扱われる事は皆様ご存知だと思います。

でも・・・なぜ、松と竹と梅が縁起物なのでしょう?

数ある植物の中で、3つが選ばれた理由。共通点は?

その答えは、それぞれが持つ生命力にありました。

冬でも枯れない不老長寿の象徴、“松”。

“竹”には、まっすぐに伸びる立身出世の姿を重ね、

真冬に花を咲かせる“梅”は忍耐努力を表すそうです。

 そういえば・・長野県の祖母の家に大きな松の木が

あります。小学生の頃、夏休みや冬休みなどの

長い休みには必ず家族で遊びに行っていたのですが、

夏の暑い日も、雪が降り積もる様な寒い日も、

その松の木は変わらず青々としていた記憶があります。

また、雪が積もっても、しなって雪を跳ね返す竹や、

冒頭にもあげた様に梅には寒い冬に花を咲かせる力があります。

 明るく、華やかなものはもちろん魅力的であるし、愛でるべき

物であると思います。しかし、この様に力強く堂々と

生きているものも、とても魅力的ではないでしょうか?

これは、草花に問わずすべての事に言えることではないかと

僕は思っています。

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