「雨上がりの空」2007.05.27
先々日の京都は雨の一日でした。
前日までの晴れた暑い日が嘘の様に、降りしきる大粒の雨。
青々と茂る草木を濡らし、
窓の外の世界をいつもと違った景色に映す“夏の雨”です。
そんな雨が止んだのは夜に近い夕方。
雲間から少しの光が差し込み、その光は段々と幅を広げていきます。
風も吹き、空は色を少しずつ変え、やがてその姿は何とも言えない表情を見せました。
夕焼けの赤と雨雲の灰黒、そして空一面に広がる薄い紫色の雲達。
自然が見せてくれた“一瞬の空気”に、思わず感嘆の声があがります。
「龍は見えへんかったか・・?」
そんな空の下、ぽつりとつぶやいたあるスタッフの言葉です。
きっとこんな空の下、先人達は大空に向かって
願いにも似た思いで龍や空想上の生物を思い描いたのでしょう。
想像する事、そこから物を生み出す事、
それはとても素敵で、大きな夢や願いが詰まっている事にも気付きました。
『想像力』と『創造力』。
この二つの大きな力をいつまでも持ち続けていられる様に・・・・と
そっと願いました。
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