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久留米絣展開催!! 千葉パルコ店2013.03.19


 

「どうしてこの、最先端の近代的な織機を、兼ね備えている工場で絣が織れないのですか?」

「どうしても、絣(かすり)だけは作れないのです」

およそ、日本中にある古い力織機から、コンピューターが全てを制御する最新式の
機械までをも取りそろえ、日本はもとより世界中のデニムを初め、あらゆる生地を作ってる工場でも、
どうしても出来ないものの一つが絣織(かすりおり)です。

絣で模様をつくるには、縦糸、横糸の糸の本数だけの盤(ばん)が必要です。
作る模様にあわせ、柄が織り込まれる位置を想定し、縦糸・横糸それぞれの柄にあたる箇所を、
ひとつずつ違う糸でしっかり括り(くくり)、染まらないようにしてから、染料の中に浸し染めていきます。

それを乾かし、染まらないようにくくっていた糸を解き、織機に糸をかけて
織っていく縦糸の場所、横糸の位置、少しでもずれると文様は崩れてしまいます。
その計算された全ての工程を経て出来上がる織物達。
またその綿密な手仕事から生まれる本当に微妙な誤差が、
かすれたような模様に見える事から絣(かすり)と呼ばれる織物となったそうです。

『それは頭の知識で分かっていても、実際目のあたりにした時、
日本人の辛抱強さや計算力の細かさ、何十年およそ、
人生の三分の二以上は毎日この糸を手繰ってきたのかと想える手のしわに見入ってしまった。
月までロケットを飛ばす場所にいる人間を人は素晴しいと称賛するけど、
私は九州の田舎町で小さな紙きれ1枚の図面を見ながらあの素晴らしい文様をつくる人達が
どれほどすごいか実感せずにはいられなかった』

久留米の織物工場を訪れた衣主が感銘を受けた素晴らしい職人技を、
この度、皆さまに共有して頂きたく3月20日(水・祝)より衣久留米絣展を開催いたします。

福岡、筑後で3代にわたり久留米絣工場を続ける職人の2代目が考案し、
生涯最後まで作り続けた貴重な織物「多色まざり糸」の反物で作った作品の数々を
ご用意して皆さまのお越しをお待ちしております。

期間:3月20日(水・祝)~3月31日(日)
開催場所:千葉パルコ店

 

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