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「旅 ~『茶』の出来上がるまで~」 オンラインショップ 永田2013.05.28


こんにちは。オンラインショップの永田です。
皆さま、普段飲まれるお茶は何色ですか?

「緑茶」「紅茶」「黒ウーロン茶」と、一口に「お茶の色」といっても種類は様々、
でも実は、これらのお茶は全て同じ木の葉なんだとか。
その製造工程で仕上がり・味・色が全く別のお茶になるのです。

ちょうど5月は新茶(緑茶)の季節、私の故郷「宇治」の、
とあるお茶屋さんで毎年開催されている『新茶祭り』へと行ってみました。

そこでは今年の新茶の味を楽しむだけではなく、普段はなかなかご縁のない「茶席」に
気軽に座らせていただけたり、珍しい「お茶の葉おにぎり」というものが食べられたりします。

何より私が惹きつけられたものが、昔ながらの『人の手で作る製法』を、
実際に再現して「お茶作り」を見たことのない人に知ってもらおうという催し。

10以上もある工程はそれぞれに手間ひまがかかり、作りはじめから完成までに、
およそ1日かかるそうです。なんと気の遠くなる話。今でこそ、機械化が進み、
きっとそれほど大変ではなくなったのだと思いますが、昔は全て“人の手”で作っていたんですね。

 

だからこそ、その味は好まれ、この日本で広く普及し、一般的な飲み物になったのかな。
と、その以後は、最近のペットボトルの緑茶を見ても思ったりします。
同じ“人の手”が作り出す“衣”の作品も、一人でも多くの方に、
“身をもって味わって欲しい”と、どこか通じるところを感じた『旅』でした。

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