「夏休み -花火があるから夏を感じる-」 オンラインショップ 永田2013.07.20
こんにちは。オンラインショップの永田です。
幼少期から今に至るまで、私の“夏休み”は「花火のある時」という記憶です。
と言いいますのも、私が子供の頃に生活していた所は、京都ではあまり聞かない「花火大会」のある街でした。
小さな頃は、どの街・地区にも「花火大会」があり、屋台が商店街に立ち並び、いつもはいない人であふれかえる。
と思いこんでいたのですが、大人になって、その街を出て、そうではない事を知り、
驚いたことに、京都市という大きな街にも「花火大会」がない事を知りました。
毎年1回、決まって見られていたため、私にとっては、
“楽しみで仕方がない当たり前のお祭り”だったのです。
そのためか「花火大会」に接することの少なくなった今、
小さな打ち上げであっても、家の前でする手持ち花火であっても、
花火を見ると思いだすのが、あの大きな弧を描く、大輪の花火。
ヒュルル~と真暗な空には、かん高い音だけが響いたかと思うと、
幾重にも鮮やかな光の玉が一気に華開き、数秒後に、お腹にまで響く「ドン!」の音。
その余韻を楽しむかのように光を弱めなりながら落ちてゆく火の粉。
今でこそ、季節を問わず、大きなイベントや催しでは、
大輪の花火も咲くのですが、私にとってその花火は「夏休み」だけのもの。
それがあるから、夏を感じられたし、楽しめた期間でした。
衣の作品にも、夏になれば「花火」が登場します。
毎年、その作品の美しさを見るたび、夏はこうでなきゃ。と思わせてくれます。
そして、夏も終わりになる頃、その想いだけはヒグラシの声と共に、
また翌年の花火までの楽しみとして、大切なものとなるのです。
どこか「桜」にも似た、“ひと時の美しさ”が忘れられないのです。
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