「夏休み ~新幹線での冒険~」代官山店 大竹2013.08.13
夏真っ只中ですね。皆さん夏を楽しんでおられますか? 代官山店の大竹です。
真っ先に思い浮かんだ小学生の夏休み。宿題や日記、工作に追われていたのも、
もう20何年も前のこと。でも思い出せることがいくつかあります。
私はずっと京都に住んでいたので、夏休みは東京の祖父母に会いに行くことが何度かありました。
私にとって夏休みのメインイベントであり、楽しみで仕方なかったのを覚えています。
ある年、きっかけは忘れましたが歳の近い姉と二人きりで東京へ行くことがありました。
当時、子供限定の「新幹線ちびっこ一人旅」というプランがあり、母に京都駅から乗せられると、
添乗員さんが出迎えてくれて、車内では面倒を見てくれるのです。
その当時は今の「のぞみ」のように2時間ほどでは着かず「こだま」か「ひかり」での約3時間の旅。
長く感じましたね。急に寂しい気持ちになったり、富士山が見えて嬉しくなったり、知らない子と遊んだりと、
子どもなりにドラマがあり、大冒険をした気になり、夏の自慢話の一つになっていました。
そして東京駅に着くと、祖母が迎えに来ている・・・
今は行われていないそうですが、素敵なプランだったと思います。
その時の新幹線は今のように、いかにも速そう?なシュっとしたデザインではなく、
まるっこくてかわいい顔をしていました。もう走らなくなりましたが、
懐かしく思い、鉄道博物館に見に行ってみたのです。
速さを求めた今の形も良いのですが、私はこのデザインの方がどうしても好きなんです。
楽しかった記憶がそう思わせるのか、昔にデザインされたものの方が魅力的に見えることがあります。
だからこそ衣作品にもそんな感覚を受けることがあり、登場する友禅柄や幟旗(のぼりばた)を
リメイクした作品など、見るほど、着るほどに、魅かれるものが詰まっています。
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