「手仕事 -革を縫う-」 代官山店 大竹2013.10.29
皆さんこんにちは。代官山店の大竹です。
私は衣にいなければやっていなかったかもしれないな・・・?と思う“手仕事”がいくつかあります。
衣に入るまでは針仕事もほとんどしていなかったのですが、今ではミシンも踏めるようになっていたり、
展示会の作品を作るときには、手染めや手刺し子などなど、いろいろなことにチャレンジする機会があります。
革を縫うこともその一つで、半ば自己流ですが挑戦してみたのです。
布地を縫うのとは違い、革はそのまま針で縫っていくことは出来ません。
その為に必要な道具(菱目打ち)はフォークのようなもので、
それを木槌でたたき、穴を開け、そこに糸を通していきます。
シンプルな縫い方では糸の両端に針を付けて交互に縫っていき、
一針通しては糸をグッとしめていくのですが、その力加減で糸目の感じが違ったり、
一針一針出来上がっていくのには達成感を感じ、とても楽しい手仕事なのです。
そして縫い終わって見ると、糸が少し上を向いたり下を向いたり・・・
ミシンで縫ったように整ってはいないのです。
職人と呼ばれる人たちはこれをキレイに揃えるからスゴイと思います。
ただ私はそんな綺麗に整列していない愛嬌のある姿が好きだったりします。
手仕事は時間がかかり作業も大変ですが、つくられたものにはどこか温かみを感じませんか?
衣でもそんな作品たちをたくさん見て頂けると思います。
これから冬に向っていきますので、見た目も温かく感じる衣もお楽しみに。
そして皆さんもぜひ何か手仕事をチャレンジしてみて達成感を感じてみて下さい。
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