襤衣(らんい)に育てる -これからが楽しみな一枚- 三条店 小塩2011.08.01
まるでアンティークな1着であるかのような表情を見せる「着物衿ワークロンT」…、
それが今、僕が“襤衣(らんい)”にしたいと思っている一枚です。こんにちは、三条店の小塩です。
秋も深まり気温が下がると、色々な衣を着合わせるのが楽しくなりますね!
僕がかなりのペースで洗っては着て、着ては洗ってと、その色を育てているこのロンT。
今までのインディゴ撚糸のアイテムとは、デザインの特徴から少し違った見栄えをしてくれます。
その理由が、襟元を中心に施されたこの加工。
洗いをかけるたび、加工が施されている部分から徐々に広がるように色落ちし始めているのです。
さらに衿元のダメージ加工からは、昔の衿仕立てと同じく綿素材を芯地としているため、だんだんとその芯材達が顔を出し、そしてそこがまた色落ちし、さらに深い味わいが出る…。
「ワークロンT」の名の通り、何年間もの労働のに耐えたかのようなこの生地の表情。
もうすぐすると、きっと愛着がたっぷりと湧いた僕だけの“襤衣”が完成するはずです。
機会があれば、三条店に見にいらして下さいね!そして自慢させて下さいね (笑)
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