もの作りのハナシ3 -雲の中の獅子-2009.03.27
気まぐれ日記をご覧の皆様、
こんにちは。
今回 取り上げる作品は「雲の中の獅子」。
生地はその着心地感に惚れてしまう、
ジンバブエコットン。
そこに落とし込まれた、2体の獅子。
その表情はどこか いつもと違うと思いませんか?
では、なぜそう感じるのでしょう。
“彩色”は 衣 の作品が手作りである事を
お伝えするために 使用する技法で、
よくご存知の方もおられるかと思います。
職人が色を持ったのは、その自身の手。
1着1着に色の“のび”は異なり、
生地の様子を うかがいながら その色を のせていきます。
適度な水分がさらに、この色に“にじみ”を与え、
薄い“もや”が かかる様な立体感ある 雲を作りだしています。
だからこの獅子は「雲の中」という題が付いています。
人が考えに 考えぬいて 作り上げられたものではなく、
人の技法と 自然の力が出会い 作り上げられた、
独特の表現・表情をお楽しみください。
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