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もの作りのハナシ6 -天然染め-2009.10.08

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
もの作りのハナシも ようやく6回目。
今回は 衣の“天然染め”について お話させて頂きます。

衣では 季節ごとにテーマを決め もの作りをしており、
そんなシーズンごとに変わる 柄・デザイン・色 ですが、
ずっと変わらずこだわり続けてきている事があります。

それが、『天然染め』Photo

もちろん染料は自然から得られる物ばかり。
人工で作られた物でなければ 何でも染料になるそうです。

ただ この天然という物は くせもので、
思う色を出す事が なかなか出来ない上に、
その定着性も決して強くはありません。
染料の材料を集めるだけでも、やっとの思い。

そんな一癖も 二癖もある天然染めだからこそ、作り出された色は
淡い色でも奥深く、濃い色にも 独特の重みが生まれます。

今は科学が進歩し、どんな色でも作る事が出来る時代。
でも、天然染めされた作品が放つ色は、
化学染料では 決して再現できない、特別な色だと思います。
せっかく自然からもらう色だから、その温もりをそのままに表現したい。

ただ、それだけの思いで 天然染めを続けています。
これからも 少しずつですが “衣の天然染め”を出し続けたいと思います。
どんな色が出てくるか、楽しみにしていて下さいね。

※新作天然染め作品を ご覧いただけます。

「天然染め 河童の雨宿りロンT」 PCからはこちらより

                      ケータイからはこちらより

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