あまり知られていない「桃太郎」2015.04.02
こんにちは!三条店の室です。
「日本昔話」ということで、ドが付くほどの定番「桃太郎」について、実はあまり知られていない桃太郎のお話があったようです。その中の一部をご紹介いたします。
①本当の桃太郎は桃から生まれなかった。
実は桃から生まれるではなく、桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんの間に生まれた子というのが元の話。何故「桃」かというと、中国では桃は不老長寿を与える植物として親しまれているからです。日本でも同様に、古くから桃には邪気を祓う力があると考えられているからだそうです。
②サル・キジ・イヌには深い意味があった。
十二支が関係しており、鬼は「鬼門」から出てくるといわれています。なので「裏鬼門」に位置する動物が、申(サル)酉(キジ)戌(イヌ)を率いた、という解釈だそうです。儒教的解釈では、サルは「智」、キジは「勇」、イヌは「仁」を表すということで、お供を連れて家に帰ることで、智・勇・仁というかけがえのない宝も手に入れたという意味もあったようです。
ほんの一部分ではありますが、これだけでも桃太郎の見方が変わってしまいました。なんだか深い物語ですね…。ちなみに桃太郎には続編もあるそうですよ。もし他の説ご存知の方がいらっしゃいましたら是非、教えてくださいね。