お店にあるもの むかしばなし2015.06.22
こんにちは。名古屋店の藤原です。
今回のブログのテーマの昔話。スタッフからも沢山のお話が出て来ましたね。
「むかし むかし あるところに」という言葉で始まり、本当にあったかどうかは判らないけれども語り継がれるお話達。本当かどうかはわからないけれども、色々な土地にその痕跡を残しているものも多いですね。
さて私は何を書こうか迷いましたが、、、、せっかくなので。今お店に有る物の由来をスタッフと話していて気になる事が出て来ました。今年、衣で店頭に並ぶものとして初めて作品化された“扇子”。これって昔から有る物なのかな??
古い時代を表す映画等で、古代エジプトの王様は大きな“うちわ”で扇いでいるのを見た記憶があります。日本でも、平安時代のお姫様の姿には顔を隠す扇子が描かれています。そんな大昔に大陸・海を越えて伝わった物なのでしょうか?
なんと、扇子は日本で生み出された物だそうです。元々の“うちわ”は“あおぐ”物としてあった物ですが、其れをコンパクトに折り畳める様な物作りをしてしまう発想が職人技ですね。このコンパクトに折り畳める利点が高く評価され中国を経て、遠くヨーロッパにも広まったそうです。
私が子供の頃、夏場におばあちゃんと出かけると暑い暑いと汗をかく私を扇子で扇いでくれていたのを思い出します。
学生の頃は下敷きで扇ぎ、街中で配られるうちわで扇ぎ。でも、大きくなってコンパクトにスマートに鞄にひそませられる“扇子”に大人を感じる今日この頃。私も、衣の扇子の愛用者です!大好きなインディゴ生地の扇子。皆様も今年の夏、是非手に入れて見てください。