BLOG

「巨樹との出会い」 工房 出石2010.09.21

皆様、こんにちは。 工房スタッフの出石です。
普段は工房に こもってばかりの私ですが…、今回は『巨樹』との出会いの旅を お話します。 2004年に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」いわゆる熊野古道を巡る旅でした。Kumano

熊野にある数々の神社には、必ずと言っていいほど巨樹が存在しています。 木の種類、大きさは様々ですが、それぞれに独特の存在感を持っています。

その中でも最も印象的だった場所は、奈良県十津川村の玉置神社でした。 標高1000m付近という高所に存在し、2000年以上前に創建されたと伝えられている神社で、樹齢1000年以上の巨樹たちがその周囲を取り囲み立っているのです。

その巨樹たちの中でもひときわ存在感を感じさせるのが、『神代杉』です。Jindaisugi  なんと、樹齢3000年!!(推定) その存在感には、言葉を失い、ただただ見上げるばかりでした。 よく見ると違う種類の木が、太い幹の間から伸び青々とした葉を茂らせていました。 長い年月を経て、杉と同化して育ったのだと思います。

なぜこの場所だけにこれだけ多くの巨樹が存在するのか、詳しい理由は分かりません。 ですが、遠い昔からそこに生きていている巨樹に何かを感じることができるのは、今回の私も昔の修験者も同じなんだと思います。

皆様も機会があれば、『巨樹』と出会ってみてはいかがでしょうか…。

カテゴリー

アーカイブ