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『奄美の人・自然に衣ができる事』2010.10.23

皆様、こんにちは。
ここ数日、テレビや新聞で報道されている奄美大島での記録的な豪雨…。 これによりライフラインも寸断され、避難を余儀なくされている島民の方が数多くおられるという情報は、耳にされた方も多いかと思います。 復旧作業もいまだメドが立っていないとの事。

10月23日時点でも24時間での予想雨量が100㎜を超える地域もあると報じられています。 実際に経験のある方でないと、その脅威は計り知れませんが、現に私たち衣の作品づくりに助力いただいている“泥染め”の伝統工芸士の方とも、週末にようやく連絡が取れたという状況です。 報道から得た情報では「土砂が泥田に流入すれば、当分泥は使えなくなる。」 つまり、“泥染め”が行えないという事になります。

自然災害だからとはいえ、職人にとって これほどつらいことはないのではないか? 奄美諸島の人達に何かできることはないか? と悩み、私たちにできる事を考えました。 そして行き着いた答えとして、今回 “泥プリント”にて作り上げたロンTを販売させて頂き、その売り上げの一部を復興支援に寄付させていただく事にいたしました。

性質は異なるものの、“泥”で作り上げてくれた衣作品の、せめてもの恩と思いを込め “泥プリント”。 本当に、微々たる力ではありますが、少しでも役に立てれば…と、思います。

衣各店にて、10月24日より販売を開始いたします。 寄付させていただきました際には、あらためて“衣かわら版”にてご報告させていただきます。 ※オンラインショップでは10月23日より、販売を始めさせていただきます。

写真は、私たちが研修で訪れた際の奄美大島の雄大な姿です。Dorozomegenba
私たちだけでは大きな事は何一つできませんが、皆様のご理解とご協力によって、少しでも早く島の復興につながれば嬉しく思います。Umibe1 Umibe2

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