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こんにちは。

工房の本田です。

私は衣に入ってからずっと、ずっと、工房で職人が作りだした作品に最後の仕上げ（アイロンがけ等の事。私たちはお化粧と言っています）をして店にお届けする仕事をしています。 今まで、沢山の作品をお店に届けてきました。

パートナーを見つけた作品達は今どの様に生活し、どんな方と同じ時間を過ごしているのか・・・？ 一緒に過ごす人・時間・育て方・愛情の注ぎ方によって作品達は表情を変え、この世に１枚のオリジナルになります。

そんな中、私の友人が衣の服を着てくれていて久しぶりの再会をした作品がいました。作品は手描き作家龍ジーンズで、5～6年前に友人の相棒になったジーンズです。ジーンズも色落ち感が出てきていて、同じ様に手描きの龍も少し色に変化がついていました。それがまた、とても深い奥行きが付いた様に見え、格好の良い状態に表情を変えていました。

その友人は、「この手描きジーンズは大切にして育ててきて、今が一番格好良い状態だから今は部屋に飾っている。」と言ってくれました。 この手描きジーンズは友人から沢山の愛情を受け、友人と共に時間を経てきたのだと感じ、幸せそうな手描きジーンズに再会出来て本当に嬉しく感動しました。

なかなかお客様とお会いする機会が無いので、再開出来る作品達は少ないですが皆さんのお家には、どの様に表情を変えた作品達がいますか？ 元気に活躍してくれていますか？ 幸せそうな表情をしていますか？ 機会があれば見せてもらえると嬉しいです。

又、作品達との再開を楽しみにこれからも、作品達に愛情を込めて送り出したいと思います。