「本」に見出す価値2017.07.25
気まぐれ日記をご覧の皆様こんにちは、寺町店の山田です。
思い起こせば・・・、私の本との出会いは小学校の社会の先生に勧めてもらった赤川次郎先生の推理小説でした。
じっとしているのはテレビアニメを見る時ぐらいで、難しい活字を黙って読むことに半信半疑だったのですが、読み始めて話が進み始めるとその展開が気になって気になって、テレビアニメや漫画と違い、一週間待たなくても続きが読めるところがまた良くて、誕生日にも図書券をお願いしたりする程、すっかり本の虫になりました。
ストーリーや謎が明かされていく部分も秀逸なのですが、なんといっても魅力的なキャラクターが多いのが赤川作品にハマった理由の一つでした。その仕草やお洒落な会話に子供ながらに大人の世界を垣間見ているようで、かっこいいなぁと憧れたモノでした。
未だに思いつたかのように古本屋さんで買ってしまう事もあります。
さて、では40歳になった現在、私が手に取る本はというと・・・、ファッション雑誌も読みますが、各種経済人や偉人の自伝など、「成功の秘訣」のような事が書いてある本を手に取ることが多くなって参りました。
もちろん読んだからと言ってたちまちイチローや本田宗一郎になれるわけではないのですが、この人もこんな苦労をして困難にも乗り越えてきたんだな、と自分の状況に置き換えて精神的な糧にしたりもするわけです。
で、ここ数年で私が最も影響を受けたのがこちら
そうです、プロレスファンである私の中での偉人と言えばこちらの小橋建太選手。「バーニングハート」の異名を取るこの選手、プロレス界でも指折りの一本気。1つの技や、1試合に本当に命を懸けているのが分かりますし、見ている観客も飾り気のないピュアなエネルギーだからこそ誰もが引き込まれてしまいます。
死をも恐れないそのスタイルに、何事も恐れず何事にも動じない鋼鉄の心臓と人は小橋選手を称賛しますが、文中で彼はこう綴ります。「心が強くて折れないなんて立派なモノではなく、結局僕はバカなんだと思います。ただのプロレスバカ。人間バカになり過ぎるのは良くないけれど、バカにならないと突破できないことも沢山あると思います」
色々な偉人の心構えや行動、ビジネスにおいての手法や発送なども「凄い!」と思わされますが、私にはこの言葉が一番しっくりきました。
小説など娯楽の為の「本」から、生きるヒントを得る実用の為の「本」へ。私の「本」に見出す価値も年齢と共に移り変わっているようです。
皆様はどんな「本」を読まれますでしょうか? 赤川作品、自伝書に関してはまたおススメさせて頂きますので、皆様も是非おススメあれば教えて下さいませ!
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