「こぎん刺し」 コロモール 西野2012.01.10
新年あけましておめでとうございます!
コロモールの西野です。
さて、秋冬テーマ“少数民族”。私は、去年の年末にずっとやりたかった東北伝統の刺子…、『こぎん刺し』でお正月にお酒を飲む様に古布に刺子をしてコースターを作りました!師走の合間を見つけチクチクと。
この刺子の文化は、まさに日本の少数民族の文化かなと思います。
東北の長くて厳しい冬。江戸時代には藩の統制で、一部の人を除き大半の民衆が貴重な絹は着る事を許されず、さらに木綿は育たぬ寒冷地帯。結果、着られる物は麻の一枚仕立て。(とっても寒そうですね!!)
そんな中、働く男衆の為、家族の為、当時の女性たちは知恵を絞り、刺子が産まれたそうです。刺子をすると裏に糸がびっしりと並び、自然と生地の補強と防寒の役割を果たしてくれます。
少数民族…、限られたコミュニティーの中で、その環境特有の人々の思いやりの心を感じる事ができました。秋冬テーマは“少数民族”でしたが、毎シーズン衣主から出されるテーマがあり、そのテーマを想いながら衣の作品たちを見るのも又違った面白い見方ができるはずですよ。
最後になりましたが、今年も一年よろしくお願い致します。沢山笑って過ごせますように、皆様の2012年の御多幸と御健康お祈り申し上げます。
京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~
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