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衣の着あわせ -松本パルコ その4-2009.11.06

ますます寒さを増してくる今日この頃ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

寒さから守るために、自然と 手をポケットに入れて歩いてしまう季節ですね。Photo_3
しかし、この「枝牡丹フードプルオーバーワンピース」は違います。

ポケットに手を入れずとも自分の手を暖かく包んでくれるのです。
親指を出す事ができるデザインがなんとも可愛らしく、
その身をすっぽりと覆ったシルエットはまるでポンチョのようで、
きれいなラインのワンピースとはまた違った味があります。

首元から少しだけ顔を出す「桜ジャガードタートルネックロンT」
足元には「百花蝶ジーンズ」。 華やかな総柄の色味はインディゴの2
落ち着いた風合いに、また違う表情を与えてくれます。

外に出るのが少しずつ おっくう になってくる季節に、

温かな衣で身を包み、 「隠れ竹ショルダーバッグ」をお供に

是非おでかけしましょう!!

※ケータイからの各作品へは こちらから。

  「桜ジャガードタートルロンT」 「百花蝶ジーンズ」 「隠れ竹ショルダーバッグ」

※「枝牡丹フードプルオーバーワンピース」は、近日 オンラインショップにも登場予定!

  お楽しみに!!

もの作りのハナシ7 -玉虫染め-2009.11.04

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
今回のおハナシは“玉虫染め”

「玉虫」ってご存知でしょうか? そう、昆虫のタマムシです。
全体に深い緑色で、虹のような赤と緑の縦じまが入る あのタマムシです。
その とても美しい鞘翅(さやばね)が持つ、独特の色の見え方。

通常1度で十分な染色工程を 手間をかけ2度行う事で、
そのタマムシの羽の様に 奥深い雰囲気を表現できるので、
衣では“玉虫染め”と呼んでいます。

いつからか この“玉虫染め”は、衣 独特の色表現をする技法として
すっかり定着した 特別な技法。Photo

どのようにも解釈ができて はっきりとしない ものの例えが
「玉虫色」と言われるように、本当に言葉では表現しきれない。
そんな色を、納得のいく色になるまで何度も試染めを行い、

ようやく出来上がる 唯一の色。

タマムシの羽は、その命が尽きても いつまでも朽ちる事はなく、
子供ながらに その色を綺麗だと感じた頃の記憶から、
この色に惹かれ 追求し続けているのかも知れません。

この秋冬は特に この“玉虫染め”作品が多く登場しています。
すでに お持ちの1着も そうかも知れませんね。
気になられた作品は、どうぞ お尋ねくださいませ。

それでは次回は、色を作り出す事すら難しい この染めを、
手捺染で作り出した ダウジャケットに使われている素材が

出来上がるまでの秘話を おハナシしたいと思います。

私の地元 三条店 玉腰編「郡上八幡」2009.11.02

こんにちは。三条店の玉腰です。
今回私がお話させていただくテーマは、
私の地元、郡上八幡(くじょうはちまん)についてです。

水と踊りの町と言われている郡上八幡。2
もしかしたら ご存知の方も いらっしゃるかもしれません・・・。

そして郡上八幡で有名なものといったら、

盆踊りである「郡上おどり」です。
毎年7月から8月にかけて 約30夜行われる この郡上おどりには、
全国各地から様々な人が踊りに来てくれます。

踊りの種類は10種類あり、どれもこれもとても個性的で踊っていると自然に

「あ、そぉれ!」と 声が出てきてしまうほど。Photo

さらに、衣装にとてもこだわっている団体さんもいたりして、

まるで仮装パーティーのような盆踊りです。

夏になると私は浴衣に着替えてすぐに郡上おどりへ出かけます。
お盆に行われる徹夜おどりでは、夜の8時から早朝の5時まで
時間を忘れてずっと踊り続けてしまいます。

終わった後はもう浴衣は汗でぐっしょり、メイクや髪の毛はボロボロで、
見るも無惨な姿に・・・・
しかし、「今日はずっと踊ったぞ!」という達成感が、

ボロボロな私を包み込んでくれます!

踊りが終わると、知らない人同士でも「お疲れ様です」と声を掛け合ったり、
「来年もまた!」と、握手を交わしたりハイタッチしたり・・・・
こんな風景を見て、「郡上に生まれて本当によかったなあ・・・・」と しみじみ思います

私ほど地元を愛してる人は なかなかいないぐらいかもしれません(笑)
皆さんも興味があれば、地元の盆踊りなど参加してみてはいかがでしょうか。
そして、「私の地元はこんなところがすごい!」という地元自慢話も

是非一緒にしましょう!

衣の着あわせ -コロモール その4-2009.10.30

皆さん こんばんわ。Photo
コロモールです。

夜を越すたびに冬に近づき、陽の落ちた夕闇は

どこか寂しく感じる北山の街並み。
柔らかな灯りの軒先で 誰かを待っているその女性は

暖かい表情で笑っています。

冷たい木枯らしから 守ってくれているのが 隠れ竹空軍ジャケット
外側には竹柄の迷彩模様 内側にはボアを まとい熱を逃しません。

その中に着ているのはサクラカエルデカ衿プルオーバー
軽くて やや厚めの素材でゆったりとした衿元は 着るたびに表情を変えてくれます。3

かじかむ手には 古布リメイク革手袋
古布と革という しっかりとした素材を組み合わせ、
指に光るワンポイントの抜染柄が手元を明るく彩ります。

髪を束ね 寒さに さらされる耳に裂き編みネックウォーマー
もちろんその名の通りネックウォーマーとして首まわりも温めてくれます。2_2

一つ明るい色を入れることで
まるで提灯に火を灯したような優しい着合わせになります。
寒~い季節を 楽しく過ごす着合わせを

是非探しにいらして下さいね!

※ケータイからの各作品へは こちらから。

  「隠れ竹空軍ジャケット」 「サクラカエルプルオーバー」 「裂き編みネックウォーマー」

※「古布リメイク革 手袋」は、オンラインショップでは お取扱いしていない作品となります。

  ぜひ、衣 各店へ見にいらして下さい!

生地のハナシ14 ~ ダウン & ウェザークロス ~2009.10.29

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。 前回より少し間をあけて

しまいましたので、今回はちょっと長めに 語らせて頂こうと思います。

昨年 衣で初登場を果たした“ダウン”。 お初では 袖なしのベストとして登場し、

言うまでもなく 衣スタッフも こよなく愛する1着になりました。

そもそも“ダウン”とは、水鳥の胸部に生える 小さな元羽軸(もとうじく)と、
その先から延びる羽枝(うし)からできている綿毛のこと。
さらに この羽枝の数が多く 産毛が残り、タンポポの綿毛のような 形をしたものが

ダウンボールと呼ばれるそうです。

ダウンボールは柔軟性があり軽量で、多くの空気を含み 保温性に優れているので、

寝袋などの保温性が必要とされる物の中綿として、

得に寒冷地で活動する人々に愛用されていました。

そんなダウンが今年の衣には ジャケットとして登場!
軽いダウンを包んでいる素材は『ウェザークロス』と呼ばれる物。
ウェザーは「天候」という意味ですが、なぜ そんな名前が与えられたのでしょう・・・?

それは まだ、この世の中に防水機能というものが 生まれる前のお話。

衣類の素材が 主に綿であった頃、その吸水性のある綿で
いかに雨露から体温を奪われる事を防ごうかと考えた人々が、
組織を とても高密度に織り上げ、水分が しみこみにくい様にした事によりPhoto
あらゆる環境に適した素材が生まれました。
後に『全天候型』とも呼ばれた事が、この素材の始まり。

そんな生地に 衣 こだわりの染め“玉虫染め”を施し、
今回のダウンジャケットは 本当に 特別な色合いになっています。

実際に見てみると、その色に 吸い寄せられるように見入ってしまい、
着てみると 体を 優しく覆ってくれている感覚を覚えます。
ぜひ一度は その感覚を体感してもらいたい。そんな1着が出来上がりました!!

それでは、次回は その魅力に やみつきになってしまう
“玉虫染め”のハナシをさせて頂きます。お楽しみに!!

※衣各店には このダウンジャケットが入荷しています。

  話の続きが 気になる方は、ぜひお店にいらして下さい。語らせて頂きます。

  オンラインショップにも、近日登場予定です! 楽しみにしていてください!!

僕の宝物 名古屋パルコ店 酒井編「バンド仲間」2009.10.26

こんにちは。名古屋パルコ店の酒井です。

今回のテーマ、色々と悩みましたが やっぱりこれです!
僕の宝物「バンド仲間」です。

Photo_3

僕はオリジナルのバンドと コピーバンドをやっているのですが、
僕にとっての「バンドの魅力」…それは何と言っても、
気の合う仲間と同じ気持ちで大きな音で演奏することです。

2

僕は弾き語りとかはやったことが無いし、

ギターやベースを弾くことが もの凄く好き!

という訳でもありません。

やっぱり気の合う仲間達と演奏すること、仕事の後や休みの日に

スタジオに 入って 練習したり、曲を作ったり、ライブをしたり…

意見交換をして、時には言い合いになったり…

そんなことを繰り返しながら自分達のやりたいことを 形にしていくのが

何よりも楽しいのです。

コピーバンドのメンバーとはよくミーティング(という名目でゴハンを食べに行ったり、

飲み会を開いたり…)をするのですが、結局バンドとか音楽の話

ほとんどしてないよね?なんていうことも しばしば…。

オリジナルの方もスタジオに向かう車の中や休憩中、スタジオ後は下らない話ばかり

している気がします…。4

最近ではバンド内で僕のファッションチェックが開催されます。

他の2人が何かしらツッコんできます。
2人を喜ばせる為に僕も着て行く服を考えたりして頑張ります。

…こんなことばかりしているバンドメンバーですが、皆 真剣な時は真剣です。
年齢も性別も生活環境もバラバラですが、そんな事は全然関係ありません。

3

こんなふうに5年後、10年後も、楽しみつつ、
真剣に自分達のやりたいことを続けていきたいな…と思います。

もし音楽好きの方、バンドやってる!やってた!
なんていう方いらっしゃいましたら是非色々とお話しましょう!
(写真はスタジオで 謎のポーズを取るオリジナルバンドのメンバー…と

 愛用のギター etc です。)

衣の着あわせ -三条 その4-2009.10.23

皆さん、こんにちは。三条店の禾本です。

今回は 私も最近愛用している“月下美人ジップ”

着合わせに ご紹介したいと思います。2

この作品はカタログにも 載せてられていたもので、
前から知っている方もおられるかも知れません…。
その時から 密かに『まだか、まだか…』と楽しみにしていました。

……そしてついにその時が来ました。

月下美人という花。 花は夜 咲きはじめ 翌朝までの一晩でしぼんでしまう。
…それは はかなくも美しい。 そんな姿を背中の刺繍は物語っている気がします。

今回、そのインディゴ撚糸裏毛素材のフルジップに あえてジーンズを持ってきました。

ただ、トップスはインディゴの中でも 落ち着いた色味の黒鉄なので、
感じが明るく見える 加工の入ったジーンズを持ってきてみると、3
決して 落ち着き過ぎることはありません。

とくに今回はロングブーツと合わせても 柄が映えて見える
友禅作家 奈々緒による『手描き牡丹ジーンズ』を合わせ、
あとは秋らしく首に『唐草鳳凰アフガンストール』
『唐獅子ジャガード車掌バック』をプラスして出来上がり!!

これから寒くなりアウターとなる物を着る機会が増えますが
ジャケットを脱ぎ着する その時間だけ、月下美人が見える。
それもまた、月下美人の咲き方にも似た着合わせをお楽しみください。

ほんとに今一番のオススメ(自慢!)アイテムです!!

※ケータイからの各作品へはこちらから。 「月下美人ジップ」 「唐草鳳凰アフガンストール」

※「手描き牡丹ジーンズ」「唐獅子ジャガード車掌バッグ」はオンラインショップでは、

  お取扱いしていない作品となります。ぜひ、衣 各店へ見にいらして下さい!

私の宝物 寺町店 赤瀬編「飼い猫」2009.10.19

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは!寺町店 赤瀬です。
今回は私の宝物についてお話します。

私の宝物・・・沢山ありすぎてどれにしよう・・・
悩む私の横に来て、パソコンのキーボードを叩く手にこれでもか!と、

ちょっかいを出してくるアイツ・・・ 今回はこれにします!

「わたしんちの飼い猫」

私は、猫が大好きで、思い返せば幼い頃からいつも近くに猫がいた気がします。
どこが好き?何が好き?と聞かれれば、うまく説明できないとこが

猫の魅力なのですが、あえて言うなら、絶妙な距離感で接してくるところでしょうか。

私が遊んで欲しい時には全く相手をしてくれず、
忙しい時や何か用事をしてる時に限って 横から手を延ばしちょっかいを出してきます。

もうーーーー!!何やってんのーー!と、とりあえずは叱るのですが、
あの愛くるしい仕草や表情を見せつけられると、

なぜか許してしまうのがいつものパターンです。

あんたに全く興味ないわ!っといった雰囲気を常に出しているにも関わらず、

私が本当に落ち込んでいたり、風邪をひいて寝込んでいたりすると、
黙って近寄ってきてずっと横に居てくれます。2_2

人間のちょっとした感情の揺れ動きを

敏感に感じとって行動する猫は 本当に不思議です。

あの、浮世絵師・歌川国芳も大の猫好きだったらしく、Photo
画集を見ているとよく猫が登場してきます。
猫好きにはたまらない仕草や目線で描かれていて、
本当に良く観察しているなぁといつも感動します。

皆さんの猫話もぜひぜひ聞かせてください!

衣の着あわせ -代官山 その4-2009.10.16

こんにちは。Photo
衣 代官山店です。

近頃、高くなった空に 金木犀(きんもくせい)の香りに、
冷たくなってきた風に 少しずつ秋が深まっていくのを感じます。

秋になると毎年のことながら、一年の中で一番過ごしやすく
気持ちの良い 季節だなあと しみじみ感じるのですが、、
そんな秋を より快適に過ごさせてくれる 今年の衣の秋服が決まりました!!

龍コットンウール接結カーデ、、薄くてとっても軽いのに あったかい、

胸の内側に隠れた龍がポイントの パーカー型のカーディガン。。
その柔らかさに手に取るだけで ちょっと幸せになれる一着です。

この中に同じく優しい手触りの リサイクルコットンを使った陰陽牡丹ロンT と、

隠れ竹のジャンパースカートを合わせます。

それから忘れてはならない小物の準備。。。
ジャンパースカートに合わせた 同じ竹柄の 隠れ竹風呂敷ショルダーバッグ
首元をあったかく守ってくれる 唐草鳳凰アフガンストールをもって、、
秋の公園で おいしいパンをかじりつつ読書、、と、
こんな休日が過ごせたら 幸せだなあとまたしみじみ思う今日この頃です。。

着ている事を忘れそうな軽さ、柔らかくて暖かい秋の衣を ぜひ皆様も お楽しみ下さい。

※ケータイからの各作品へは こちらから。   「隠れ竹ジャンパースカート」 

  <オンラインショップでは完売となっておりますが、墨黒のみ 近日再入荷予定です。>

※「龍コットンウール接結カーデ」はオンラインショップでは、お取扱いしていない作品となります。

  ぜひ、衣 各店へ見にいらして下さい!

※「陰陽 牡丹ロンT」「隠れ竹 風呂敷ショルダーバッグ」「唐草鳳凰アフガンストール」は

  近日中にオンラインショップにも入荷いたします。お楽しみに!!

僕の思い出 大津パルコ店 岡山編「デッサン」2009.10.13

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
大津パルコ店の岡山です。

今回、僕は右の写真“デッサン”についての「思い出」を お話したいと思います。
人様にお見せできるようなものではなく、かなり恥ずかしいんですが…(笑)

このデッサンには、僕にとって大切な出会いの Photo思い出がいっぱい詰まっています。

僕がこのデッサンを描いていたのは、
今から四年前の高校を卒業してからの一年間です。
芸大受験に失敗して…、だからといって たいしてやりたい事や
目標もなく、とりあえずもう一度 芸大を目指してみようということで、2
知り合いの方に先生を紹介してもらい、
一年間その先生の下でデッサンを学ぶ事になりました。

…が、この先生が僕にとってかなりの衝撃的な人物だったのです!
それまで、本当に何も考えず、何もせずに生きてきた僕にとって、
この出会いは事件でした。

何も知らなかった僕に先生は色んな話をしてくれたり、
色んな所へ連れて行ってくれたり、色んな人に出会わせてくれたり…
デッサン以外にも本当に色々な事をたくさん学ばせて下さいました。

この出会いとこの一年は僕にとって 本当に大切な一年であり、とても濃い一年でした。
この一年があったおかげで、僕は今でも何とかやれています。

そんな思い出の詰まったデッサンの一部は、今も部屋に飾っています。
これからもこのデッサンを見る度に、その一年間を思い出して、
初心に戻って 頑張っていきたいです。

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