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かわら版からのお知らせです。2007.04.16

皆様こんにちは。
衣スタッフと皆様をつなぐ“気まぐれ日記”ですが、
今回も、無事『薀蓄(うんちく)』というテーマでひとまわりする事が
出来ました。スタッフが何に興味を持ち、何を求め、何を知ったか・・が
お分かり頂けたら幸いです。
さて、次のテーマは・・・と言いたいところですが、その前に
少し別のお話を・・。

 私たち衣のスタッフには、お店に立って皆様と直接お話をする
「販売スタッフ」と、工房と呼ばれる建物内で、商品を送り出す
仕事を受け持つ「製作・管理スタッフ」がいます。
同じ衣のスタッフでありながら、
普段はまるで別の仕事をしている“外”と”中”のスタッフ。
今回は、是非、衣の“中”のスタッフにお話をしてもらいたいと思います。
普段の仕事で感じたおもしろい事、人知れず感じた苦労、
そして自分だけが知っている製作秘話・・等、
きっとおもしろい話が飛び出すことでしょう。
皆様と、直接接する事のない工房スタッフですが、
今回の気まぐれ日記で少しでもその距離が縮んだら・・と思います。

「衣」薀蓄(うんちく)書~園原編~2007.04.09

みなさんこんにちは。名古屋パルコ店の園原です。

いよいよ暖かくなり、桜が咲く季節になりましたね。

みなさん、もうお花見には出掛けられましたでしょうか?

桜は野生種や園芸品種を含めると300種類以上あるそうですが、

鑑賞を目的に品種改良された「ソメイヨシノ」が一番ポピュラーですよね。

どうしてこんなにソメイヨシノが多いのか…、気になって調べてみました。

ソメイヨシノは他の桜よりも成長が早く、葉よりも先に薄ピンクの大きめの花が

びっしりと咲き見栄えがすることから、他の桜よりも人気があるそうです。

枝いっぱいに花が咲き乱れる姿、風に吹かれ花びらが舞い散る姿は

言葉にならないほど素晴らしい光景で、私も大好きです。

しかしその美しい姿を人々の目を楽しませる以外の目的で、たくさん植樹された時代が

あったそうです。それは、「一斉に咲き華々しく散る」ことが軍人精神と合致するという

ことから、戦時中に死を賛美して兵士を戦地に赴かせるため、日本中の学校や公園、

城跡等への植樹が奨励されたそうです。ただただ綺麗だと眺めていた桜にも、

そんな意味を含ませた時代があったのかと心が痛くなりました。

人が背負わせた暗い影…、そんなことをものともせず、

毎年力強く美しく花を咲かせる桜を見ていると、

「良いこともあれば悪いこともある。くよくよせずに前向きに」

と言われているような気持ちになります。

新しい生活に足を踏み出す人も多い4月に咲く桜、

そんなメッセージを込めてこの時期に咲いているような気がして・・・。

日本人の心に深く根をおろしている桜。

これからも平和で美しい国、日本の象徴であってほしいと思います。

「夜桜」2007.04.07

 先日、衣スタッフ何人かと、夜桜の見学に行って来ました。

場所は、歴史深い世界遺産『二条城』。

少し肌寒い空気の中、見上げた夜空に照らし出された桜。

ライトを浴び、誇らしげに咲くその姿は とても優雅で、美しく、

私達の心をつかんで離しませんでした。

Img_0237

黙って風雪に耐え、物言わず咲き乱れる桜達。

桜が“日本の花”で本当によかった、と思えた瞬間でもありました。

暗闇を背景に、白や淡紅色に光る桜の競演を、

Img_0229

いつまでもいつまでも忘れないでおこうと思います。

花冷え2007.04.05

昨日の京都は、この時期にしたらとても寒い一日でした。

風も強く、辺り一面の桜色がなければ、これから冬に向かうかの様な

一日でした。

そんな桜が咲くころの、一時的な冷え込みを「花冷え」と言うのは

皆様ご存知だと思います。

また、ちょうど今の時期、薄くぼんやりと曇った

空模様の事を「花曇り」と称して言うそうです。

この二つの言葉からも、昔から私達日本人が春の季節の

草花の芽吹きをとても大切に想ってきたことが分かります。

花を中心に、自然の風景を言葉に託す・・。

日本語の持つ奥深さと美しさを、これからも追っていきたいなと思います。

「衣」薀蓄(うんちく)書~大竹編~2007.04.02

初めまして、昨年末より衣スタッフの一員となりました大竹です。

主に三条店におります。どうぞよろしくお願いします。
さて突然ですが、皆様は金魚の日というのがあるのをご存知でしょうか?

金魚といえば夏のイメージがあるのですが、実は雛祭と同じ3月3日なのです。

江戸時代、雛祭りの雛壇に金魚を供えるという習慣があったことから、

その日になったそうです。

日本の金魚は、室町時代に中国から大阪の堺に伝来したことから始まります。

当時は裕福な武士や商人たちしか買えない高級なものだったのですが、

江戸時代になると一般庶民にも楽しめるようになり、

浮世絵や着物の柄にも描かれ出しました。

 衣でも金魚は欠かすことのできない、特に人気のある柄の一つです。

そこには丸い体で尾びれの長い、出目金や琉金と呼ばれる

種類のものが描かれています。

ちなみに、縁日の金魚すくいでよく見かけるのは和金と呼ばれているものです。

金魚にもたくさんの種類があるように、衣のアロハやTシャツの柄にも、

プリント・刺繍などいろいろな金魚をみることができます。

僕も今からどの金魚にしようかと悩んでおります。

 皆様も来年の雛祭りには、お雛様の隣にかわいい金魚たちを置いて、

金魚柄のシャツを着てみるというのはいかがでしょうか。

まだかまだか・・・と2007.04.01

皆様こんにちは。

本日から4月ですね。

少しの肌寒さを残しつつ、それでもしっかりと季節は移ろい

ようやく本当の“春”と呼べる日がやってきました。

あちこちで新しい季節の訪れを感じる毎日です。

ただ・・京都の桜の満開にはもう少し時間がかかりそうです。

咲き誇る日を夢見て、蕾の中そっと待ち侘びる桜達。

その華やかさで、きっと今年も街を雅やかに彩ってくれる事でしょう。

このかわら版でも、いつか紹介出来たらな、と思います。Photo_34

晴れた日の優しい空気。そよぐ風。京都の春の訪れです。

ネットショップをご覧の皆様へ2007.03.27

この度、衣のお買い物ページが新しく生まれ変わることになりました。

本日より一ヶ月間のお時間を頂き、皆様にまた新しい顔の“衣”を

お届け出来る様、只今準備中です!

来月、4月25日にリニューアルオープンの予定です。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

「衣」薀蓄(うんちく)書~奥田編~2007.03.26

こんにちは。寺町店の奥田です。

皆様『招き猫』、ご存知ですよね?

前回の、名古屋パルコ・酒井君に引き続き

私も“縁起物”のお話をしたいと思います!

招き猫・・・あの、まん丸い手で福や富を呼ぶわけですが、

では、そもそもどうして、そんな風に言われるようになったのか、

皆さんご存知でしょうか?

江戸時代、ある貧乏なお寺に住んでおりました「タマ」

と言う名の猫が、この話の主人公になるのですが・・・・

タマは、その寺の主である和尚さんに大変可愛がられていたそうです。

そんなある日の事、立ち往生をしている時の藩主を

タマはお寺の前で見かけます。

外は降りしきる冷たい雨と風。

うろたえる人々の群れ。

そんな時、ふいにタマの手がゆっくりと上下に動きました。

そう、あの「おいでおいで」です!

その手に導かれるように、藩主達は古いお寺にぞろぞろと

入っていきます。雨宿りの間、手厚いもてなしを受けた

藩主達は、その御礼としてこの古いお寺を保護する事に決めたのだそうです。

その出来事をきっかけに、「おいで、おいで」のポーズが縁起物として言い伝えられ、

あの招き猫の置き物が作られたといわれています。

私は、この話を小さい頃に親から聞かされました。

しかし、「こんなただの猫が本当に福を呼ぶの?」と、

幼いながらによく疑いの目であの招き猫の置き物をながめていたものです。

最近になって、もっと詳しい事を知りたいと思い調べたのですが、

お話に出てくるお寺は、実際に豪徳寺と言う名で現在も東京の世田谷区にあるそうです。

招き猫のお寺として有名だそうですよ。

私は「本当だったんだぁ」と、今更ながらに信じてみよう思い、

ちょっとそのお寺に行ってみたくなりました。

私の家には現在「メイ」という猫が一匹住んでおりますが、

「お前も何か福を招いてくれんかなぁ」と私は、コタツで、

のほほんとあくびをするメイの姿を見ながら思うのでした。

「衣」薀蓄(うんちく)書~酒井編~2007.03.20

皆様こんにちは。

名古屋パルコ店の酒井です。

少しずつ暖かくなってきましたが、まだまだ寒い冬は影を

潜めている様です。

先日、家の近くを散歩していると、近くの家の庭に

梅が花をつけているのを見付けました。

“まだまだ寒いのに、花をつけているなんて・・”と

感動と感心をしたものです。

 さて、今回僕が皆様にお伝えしたい薀蓄は、そんな梅にも

関する事、ずばり!『松竹梅』についてです。

お正月の門松などにも用いられる事から、縁起物として

扱われる事は皆様ご存知だと思います。

でも・・・なぜ、松と竹と梅が縁起物なのでしょう?

数ある植物の中で、3つが選ばれた理由。共通点は?

その答えは、それぞれが持つ生命力にありました。

冬でも枯れない不老長寿の象徴、“松”。

“竹”には、まっすぐに伸びる立身出世の姿を重ね、

真冬に花を咲かせる“梅”は忍耐努力を表すそうです。

 そういえば・・長野県の祖母の家に大きな松の木が

あります。小学生の頃、夏休みや冬休みなどの

長い休みには必ず家族で遊びに行っていたのですが、

夏の暑い日も、雪が降り積もる様な寒い日も、

その松の木は変わらず青々としていた記憶があります。

また、雪が積もっても、しなって雪を跳ね返す竹や、

冒頭にもあげた様に梅には寒い冬に花を咲かせる力があります。

 明るく、華やかなものはもちろん魅力的であるし、愛でるべき

物であると思います。しかし、この様に力強く堂々と

生きているものも、とても魅力的ではないでしょうか?

これは、草花に問わずすべての事に言えることではないかと

僕は思っています。

2007年春夏展示会開催のお知らせ2007.03.17

種も仕掛けもあるのが手品Photo_30

目を引く桜や隠れた鯰・・・

さぁさぁ入場料無料!!

衣の手品の始まり始まり

 ’07春夏テーマは“手品

来たる3月21日(水・祝)から4月1日(日)まで、店頭にて’07春夏展示会を開催致します。
店頭に並ぶ事を夢見…衣スタッフが“衣の手品”を想い、24作品出展いたしました。
その中から選ばれし5作品が晴れて衣の商品として店頭に発表される予定となっております。
スタッフが考え、スタッフが選んだ、衣流“手品”を是非ご覧下さい。

期間中、お手元に届きましたハガキもしくは右上ハガキ画像を印刷したもの
(御住所・御名前未記入は無効となります。お気を付け下さい)
をご持参の上、5,000円以上お買い上げの方に先着でオリジナルノベルティを贈呈致します。
※数に限りがございますのでご理解ご了承ください。

~ご注意~
展示会5作品はネットショップではお取り扱い致しておりません。
詳細は各店舗にお問い合わせ下さい。

※写真左:オリジナルノベルティPhoto_32Photo_31Photo_33

※写真中、右:今回店頭に並ぶ事になった作品達。

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