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「世界に誇る民族衣装」 三条店 赤瀬2012.01.24

三条店

こんにちは!三条店の赤瀬です。
前回、ほとんど裸で過ごす「ヤマナ族」のお話し(モバイルの方はコチラから)をさせていただき、皆様に情報を求めたのですが…、その後…、情報は皆無!!!でした…。やはり情報が少なすぎるようです。

分かった事が、ただ一つ。アルゼンチンの最南部に「世界の果て博物館」というのがあり、そこへ行かないと、彼らの当時の生活や歴史の展示を見る事はできないということ。果たしてそこへ行く日は来るのでしょうか。

そんな、遠い遠い外国へ想いを馳せながら、何気なく見ていたテレビから飛び込んできた映像…。そう、今年の成人式の映像。

色とりどりの振袖に思わず見とれてしまいました。流行の柄や色は時代と共に変わるけれど、その形や意味は大昔から変わらず、振袖を身にまとうと、着る人をより一層素敵に見せてくれます。

遠い外国を見るのも良いですが、世界に誇る民族衣装がここにありました。さまざまな技法の粋を終結させ作り上げられる、ハレの日の衣装、振袖。衣の商品の中にも、振袖から生まれ変わったアロハシャツジャケットが、店内をとても華やかにしてくれています。Photo

特別な日に合わせて作られた衣装は、技術だけではなく、人の想いが多く詰まったかけがえのないものとして私たちを包みます。みなさんは、どんなハレの衣装をお持ちですか?

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

コロモール&三条店オリジナル「タツノオトシゴ七分袖T」!2012.01.19

三条店

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは!
コロモール三条店より、イベント情報のお届けです。

2店舗のオリジナル作品として、袖を切り替え遊びして作り上げたインディゴ撚糸ケイタイの方はコチラからの七分袖Tシャツに、今年の干支“辰”としてもしばしば取り上げられたりする「タツノオトシゴ」を落とし込みました。生地から色を抜き、3色のグラデーションで配色したインディゴ七分袖は、袖先に行くほど淡い色。異なるインディゴ色は着込んで育てるのも楽しみです。

また「古布を使用したポケット」「タツノオトシゴ刺繍ワッペン」を、この作品への付加加工として受注も承ります。一点一点異なるパーツを選んで頂き、場所はあなたの思うままに置いてみてください。“あなただけの一枚”が作れちゃいます!

両店ともに、1月21日(土)より販売開始!

実は「刺繍ワッペン」と「リメイクポケット」は、タツノオトシゴのユニークな生態に由来しています。龍や馬にも例えられる美しい姿を持つタツノオトシゴのちょっと笑ってしまう一面…。スタッフが語らせて頂きますので、是非お店までお越しください!

Photo

「タツノオトシゴ七分袖T」
【サイズ】SS・S・M・L
【カラー】インディゴ・黒鉄
【本体価格】¥9,345(税込)
【付加加工価格】

リメイクポケット ひとつ¥1,050(税込)2
刺繍ワッペン ひとつ¥525(税込)Photo_2

※付加加工をご希望の場合、ご注文の日よりしばらくお待ち頂きます。また、数に限りがございますので、お早目にお越し下さい。

※お電話・メールでのご注文・お問い合わせも受け付けております。その際は下記へご連絡下さい。

【三条店】Tel:075-221-3553 Mail:koromo-sanjo@kodaishin.jp

【コロモール(木曜定休日)】 Tel:075-493-8335 Mail:koromo-koromoru@kodaishin.jp

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

「アイヌ文様」 三条店 小塩2011.12.06

三条店

皆さんこんにちは!三条店の小塩です。
今回は北海道の少数民族である、アイヌ「文様」のお話をさせていただきたいと思います。

そもそも「アイヌ」とは「人間」という意味なのですが、私たちが思う生物としての人間という意味とは少し異なります。アイヌ民族においての人間とは「自然=カムイ」に対する、概念としての「アイヌ=人間」という意味だそうです。何だか難しいですが、要するに私たち現代人とは異なり、まず “自然” ありきで物事を考える。という事のようです。

このアイヌ民族の文様ですが、歴史は古く、江戸時代後期にはアイヌ文様の記録があるものの、実ははっきりとしたルーツは不明なのだそうです。ですが、昔から伝わるこの文様を、女性は衣服に刺繍によって、男性は日常の道具などに彫って刻んでいたことは事実。

なぜこの文様が大切に受け継がれたかというと、「魔除け」の効果があるとされていたというのが有力な説です。衣服の場合は隙間から悪い霊が入り込まないようにと、文様は衿や裾、前立てなどに入れられている事が多いのです。その文様はすべて自然から生まれ、川の流れや植物、風などから生まれたと言われています。

この秋冬、の服にはこの“アイヌ文様”が使われています。ただし、では本来のアイヌ文様が持つ「自然」の意味に加え、ある日本的な“文化”を落とし込みました。普段、何気なく目にしている方も多く、特に京都ではよく見ることのできるこの文様、みなさん何だと思いますか?Ainu2 Ainu

また、フリースジップにも衣のアイヌ文様が使われているのですが、こちらにも衣らしい一工夫。この文様のどこかが「衣」の文字になっているんですよ! Hurisujip

一口にアイヌ文様と言っても、その文様には様々な意味があります。興味のある方は、ぜひ店頭でお話しましょう!日本の先住民族が“カムイ”から感じとり、先祖代々途絶えることなく伝えた想いを感じていただけると思います!

京都・和の藍染め~衣(ころも)~

「ヤマナ族」 三条店 赤瀬2011.10.18

三条店

気まぐれ日記をご覧の皆さん、こんにちは!

三条店の赤瀬です!!

今回は、今、私がとても気になっている大昔の原住民族のお話です。私達が当たり前のように身につけている洋服…、お洒落だけではなく、環境に合わせた体温調整をし、身を守るのも洋服の大事な役目です。

しかし…身を守るために「着る」ではなく「脱ぐ」を選んだ民族がいました。南米大陸の最南端の島に暮らしていた、その名も「ヤマナ族」!!!!Photo

1823年、あの有名なダーウィンが博物学の調査で訪れた際、この地に原住する人々と遭遇したのが最初。木が曲がって生えるほどの強風が一年中吹き、夏でも平均気温9度、冬には氷点下20度を記録することもあるこの冷涼な土地で、なんと彼らは、ほとんど裸で暮らしていたのです!!

ヤマナ族の人々は寒く風のある状況では、濡れた衣服を身にまとっていることは命取りになること、人間の身体は火のそばにある時、服を着ているよりも早く暖まることを知っていたのです。

また、彼らはアザラシやペンギンの脂と特殊な染料で作ったグリスを全身にくまなく塗っていました。この特製グリスが保温と防水の役割を果たし、毛皮が無い場合でも雨風や寒さから身体を守っていたのです!!

一見、裸同然に見えるヤマナの人々の格好は、この土地の環境に見事に適したものだったことがわかります。「着る」ではなく「脱ぐ」という発想、私にとっては衝撃的で、人間の知恵のすごさを感じてしまいます。

そして何より、裸に施された彼らのボディペインティング…これもまた衝撃的でした。この模様が何を意味し、何の為だったのかは今だに謎だそうです。ヤマナ族に関する資料が少なすぎて、なかなか調べる事ができないのですが、もしヤマナ族情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、赤瀬まで!!気になって仕方がありません!

京都・和の藍染め~衣(ころも)~

襤衣に育てる~姿を変えて息を吹き返す~2011.10.16

三条店

こんにちは三条店の柴田です。
皆さんオスティア・ジャパン衣のお店で「鯉のぼり」をご覧になったことはありますか?

カットソーの柄になっていたり、財布や鞄として愛嬌ある表情が人気の鯉のぼりですが、今のように科学繊維で作られたものがなかった時代、鯉のぼりは綿の素材で作られていました。そのアンティークな表情と、迫力ある顔、色合いに惹かれ、なんとか古い鯉のぼりが手に入らないかと思っていた時、毎月のように行っている北野天満宮の骨董市で、ある日その姿に出会いました!

やっと出会えたその鯉のぼりを連れて帰り、なんとか身に着けるものへと生まれ変わらせたいと考えましたが、陽の光を浴び、何年大空を泳いだ子なのか、黒い色の部分はやせてしまい、洗濯すると「溶ける」かのように繊維からボロボロになり、その生地が歴史を物語っていました。

破れやすい部分は除き、色をかき集めるように部分部分を継ぎ接ぎし、武骨ですがまずはひとつ、小さなカバンに生まれ変わりました!お店にも、昔の生地を継ぎ接ぎし、今の世にカタチを変え生まれ変わった作品たちがたくさんあります。

次はどんな歴史を持った子に出会えるかわくわくしつつ、また次回の骨董市に足を運びたいと思います!

「衣の着あわせ」 三条店2011.09.22

三条店

こんにちは!衣三条店の小塩です。
雨が降るたび少しずつ気温が下がり、京都はすっかり秋の雰囲気となりました。

暑い夏が終わり、街を散策したくなるこの秋、レトロな京都の街で、こんな郵便屋さんにバッタリ出会ったらきっと素敵だろうなぁ。と空想し、今回の着あわせを考えてみました。
Sanjo
「昭和ウールコートリメイクハンチング」
昭和の頃のウールコートをリメイクし、アンティークのバッチをつけたこのハンチングは、レトロな印象をグッと盛り上げてくれています。この秋には、新作のリメイク革ハンチングが登場する予定です!現在店頭にて枚数限定で、お配りしているカタログにも載っているので、是非チェックしてみてください。

「鯰の杜ロンT」
前回の名古屋パルコ店の着あわせケイタイの方はコチラからにも登場したロンTの朱赤色です。ついつい暗くなりがちな秋冬のコーディネートに、差し色として大活躍してくれますよ。

「女郎花(おみなえし)七分シャツ」
“女性顔負けの美しさ”の意味を持つ女郎花(おみなえし)の柄が、裾にさりげなく施された、このシンプルなインディゴシャツは、一枚で着ても格好良くきまります。シンプルな和柄がお好みの方にもすごくお勧めです!

「前掛け郵便屋さんバッグ」
ついつい前掛けや、革素材に目が行きがちですが、衣の職人がこだわりぬいて染めた麻素材の生地もすごく良い色なんです。使い込むほどに味が出るこの生地、是非一度店頭でご覧下さい!

※「昭和ウールコートリメイクハンチング」はオンラインショップでの取り扱い予定のない作品となります。ぜひ、衣各店へお問い合わせください!

「襤衣に育てる~余り布から生まれるもの~」2011.09.10

三条店

皆さんはオスティア・ジャパン衣のお店に足を運んだ時、服以外に目を止めるものはありますか?
ランプシェードになっている伊万里のお皿、作品が入っている水屋、入口の蔵戸…、服以外にもワクワクするものが沢山ある事はお気づきだと思います。こんにちは、三条店の赤瀬です。

しかし、もう少しお店の中を良く見てみて下さい。思わぬ面白いものが見つかります。
オスティア・ジャパン衣のスタッフは、余り布を使うのがとても得意!たった1㎝各の布も無駄にはしません。それを使って、作品のご案内を作ったり、お花やディスプレイを作り出します。

私も、余り布を使うのが大好きなので、思いついたらすぐ作らないと気が済みません。

例えば、三条店では雨が降ると軒先に古布を繋ぎあわせた「てるてる坊主」が下がり、
レジの周りでは古布のお花と鯰がお客様をお迎えします。今だと、クリスマスに向けて
絣(かすり)のハギレを繋ぎ合わせた「サンタクロース」がウィンドウを賑わせます。

さて、みなさんはどんな面白いものを見つける事ができるでしょうか!?
各店の色んなワクワクを回って探す旅も楽しいかもしれませんね!

『祇園祭りで無病息災』2011.08.08

三条店

こんにちは!三条店の小塩です。
各店スタッフがお祭りを紹介するのが今回のテーマ。僕が選ぶのは定番中の定番、京都のお祭りといえばやっぱりこれ!“祇園祭り”です!

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今年は土日が重なったこともあり、宵山山鉾巡行の日には、京都の町が人、人、人の大にぎわいでした。そして、三条店もお祭りに参加!お買い上げ頂いたお客様に「お茶コーラ」をプレゼントさせて頂きました。(お飲みになられた方、不思議な味は如何でしたか?)

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ところで皆さん御存知でしょうか?宵山や山鉾巡行の華やかさで有名な“祇園祭”、もともとは平安時代に流行った疫病の除疫のために祈ったことが始まりと言われているんです(他説もあり)。実はお祭りは7月1日からひと月にわたって行われており、今年も7月31日、八坂神社にて参拝者は茅の輪をくぐって、無病息災を祈り締めくくられました。

三条店も、店入り口に新しい“ちまき”を厄除けのお守りとして吊るし、また1年、三条店が元気でいられるようお祈りしました!

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来年、京都のお祭りを見に来られることがあれば是非色々調べてみて下さい。玄関先に吊るされたちまきのように、華やかなだけではない、大切な習慣としての“お祭り”を京都の町で再発見して頂けると思います。

松本パルコ店&三条店 「手描きショルダーバック、作りました!」2011.08.02

三条店

みなさん、こんにちは!
強い太陽光と、もこもこした真っ白の雲が眩しい夏本番!天気のいい日には、ばっちりとおめかししてお出掛けしたいものです。

今回、三条店松本パルコ店オリジナルで、この夏のコーディネートの主役となる「カバン」を作っちゃいました!

A4サイズのものでも十分に入る、たっぷりとしたシルエット。なんと、ひとつひとつ生地に筆を走らせ描きあげた、1点1点に個性を持つ「手描き」のバックです。筆の動きや色の表情に味があり、とても愛らしいまさに一点物!!特別な相棒を連れて、この夏を満喫しませんか?!

【販売開始】8月6日(土)から
【価格】¥8,295(税込)
【柄】

三条店「鯰」「椿」Sanjou2

松本パルコ店「竹」「龍」「蓮」Matsumoto

数に限りがありますので、ぜひお早めにいらしてくださいね。

襤衣(らんい)に育てる -これからが楽しみな一枚- 三条店 小塩2011.08.01

三条店

まるでアンティークな1着であるかのような表情を見せる「着物衿ワークロンT」…、
それが今、僕が“襤衣(らんい)”にしたいと思っている一枚です。こんにちは、三条店の小塩です。

秋も深まり気温が下がると、色々な衣を着合わせるのが楽しくなりますね!
僕がかなりのペースで洗っては着て、着ては洗ってと、その色を育てているこのロンT。

今までのインディゴ撚糸のアイテムとは、デザインの特徴から少し違った見栄えをしてくれます。
その理由が、襟元を中心に施されたこの加工。

洗いをかけるたび、加工が施されている部分から徐々に広がるように色落ちし始めているのです。
さらに衿元のダメージ加工からは、昔の衿仕立てと同じく綿素材を芯地としているため、だんだんとその芯材達が顔を出し、そしてそこがまた色落ちし、さらに深い味わいが出る…。

「ワークロンT」の名の通り、何年間もの労働のに耐えたかのようなこの生地の表情。
もうすぐすると、きっと愛着がたっぷりと湧いた僕だけの“襤衣”が完成するはずです。
機会があれば、三条店に見にいらして下さいね!そして自慢させて下さいね (笑)

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