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【才能は開花させるもの。センスは磨くもの】2021.03.11

初めまして。こんにちは。
名古屋店 渡邉と申します。

さて、早速ですがタイトルの【才能は開花させるもの。センスは磨くもの】という台詞。

痺れませんか。
私は痺れます。
何度読んでも、ぶるっとします。

こちらは、私が今とんでもなく(友人や家族が引くほどに)はまりにはまっている、「ハイキュー!!」という高校男子バレーボールを題材にした漫画の中に出てくる台詞です。
ハイキュー

台詞そのものにハッとさせる力があるのはもちろんですが、
たぶん私がこのセリフに震えるのは、「ハイキュー!!」という漫画のストーリーに
どっぷりと引き込まれてつかりきっていること、この台詞を言った登場人物が好きなこと、
この台詞がでてくるまでの過程のすべてに心動かされているからなんだろうなと思います。

ではなぜ、この漫画が私はこんなにも好きなのか。

高校生男子の、バレーボール。
これらに、現在の私と重なる要素はありません。

私は高校生でも男子でもないし、バレーボールも特別好きではないからです。

でも、そんなわかりやすい共通点はなくとも、この漫画に出てくるあらゆるキャラクターの中に、シチュエーションに、私はどうやらさまざまな「わたし」を見つけているようなのです。

それは例えば、天才とよばれる癖の強い登場人物の抱える焦りや苛立ちや葛藤の中に、
凡人であることに向き合う登場人物の微細な心理描写に、
「否定」を乗り越えて「憧れ」を追い続ける姿に、
本気になることから背を向けてそつなくこなそうとする姿に、
何かに夢中になる楽しさに目覚めていく姿に、
敗者の中に、
勝者の中に、

私はいろんな自分の「カケラ」を見ている。
だからいちいち心が震えるし、涙が出るし、わくわくするのだと思うんです。
漫画や映画など、ストーリーがあるものはわかりやすいですが

それが音楽であれ、絵画であれ、
自然や、建物や、場所や、食べ物や、洋服(!)や、人物や、

つまるところ自分が惹かれるもの、心動かされるものというのはなんであれ、
一見、自分とはなんの共通点もないようにみえても、
本当はだれもがそこに「わたし(自分)」のカケラを見つけているのかもしれません。
あこがれ川上未映子
憧れ、好きだと感じるものや、心が強く動くものには、誰とも被ることのない自分を知るヒントがたくさん詰まっている。

そんなふうに考えるとこれから先、自分がどんなものに惹かれ、心動かされるのか、一層楽しみになりませんか。

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