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「衣」薀蓄(うんちく)書~出石編~2007.03.13

皆様こんにちは。

コロモールスタッフの出石です。

3月に入り、ここ京都は、急に暖かくなったかと思うと

また雪が降り出したり・・と、少し気まぐれな天候の毎日です。

それでも、くしゃみを繰り返しながら、

春の訪れを待ちきれない今日この頃です。

さて、春といえば『衣』の柄でもおなじみの桜を思い浮かべます。

私は京都にやって来て、かれこれ7年になりますが、

移り住んだ頃は、京都の春を味わう為に街中をプラプラと歩き回っていました。

大原、嵐山、御所、東山・・・など、色々な場所に足を運びましたが、Photo_25

その中でも一番好きな場所は銀閣寺から南へと続く“哲学の道”でした。

幅5m程の小川の両岸に、大小様々な種類の桜が植えられ、

それはもう 美しい・・としか言い様のない光景でした。

しかし、その華やかさや美しさと反比例する様に、桜の寿命は儚くも

短いものだというのも、事実なのです。種類により多少の差はある様ですが、

私達が目にする機会が特に多い『ソメイヨシノ』は、

寿命50年とも言われています。人よりも短いその命は、毎年“感動”を

私達に与えてくれます。咲き乱れる程に、美しく、儚い。

ただ、そんな中、樹齢100年を越える桜も存在しているそうです!

そこには、その木を助けたい・・という樹木の職人さん達の絶え間ない努力が

込められていることも知りました。

人と自然との共存。この話しを聞くと、あまりにも遠い世界の話でも

ない様な気もします。Photo_26

私達が心待ちにしている春の光景。

優しい風に吹かれて舞い踊る花びら。

感動を与えてくれる桜に、何か恩返しができないか考えてみるのも

大切なことかもしれませんね。

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