~謎~ かわら版から2007.10.23
皆様こんにちは。
今回、皆様にお送りしている「謎」という
テーマの“気まぐれ日記”。
本日は、お店からのお話しを少しお休みして、
ここ京都で感じる「謎」についてお伝えしたいと思います。
毎年、多くの観光客が訪れる古の街、京都。
皆様は、看板や標識・ガイドブック等で見かける建物や地名に「?」を感じた
事はありませんか・・?
例えば・・・「先斗町」。
鴨川の横、石畳の狭い路地の様な通りです。
皆様この「先斗町」、何と読むかお分かりになりますか?
“ぽんとちょう”です。
かわいい響きとは裏腹に、格式高い飲食店が軒を連ねる通りでもあります。
(この地名の語源は、ポルトガル語のponto(「先」の意味)から来ているそうです。)
また、場所は東山・天然記念物のクスの木で有名な「青蓮院」。
正しい読み方、ご存知ですか・・?
“しょうれんいん”です。
“せいれんいん”ではないのですね。
秋には、色鮮やかな紅葉もライトアップされ、
それはそれは美しい世界を目の当たりにする事が出来ます。
暗闇の中、燃える様に色付くモミジ達。
千年の時を越え、時代を貫き、そこに存命する自然の産物を
是非一度ご覧下さい。
※今年は、10月27日(土)~12月2日(日)まで、
青蓮院門跡の夜間特別拝観が開催されるそうです。
その場所・建物につけられた「名前」という財産は、
時に私たちを「?」渦巻く世界へといざなってくれます。
これは、きっと どの街でも同じ事が言えると思います。
そこに隠された“謎”を解く事、
それは、名付け親に対する挑戦でもあると思うのです。
これから、京都は 絶好の観光シーズンを迎えます。
皆様も是非、先人たちが残した“謎”に挑戦してみて下さい。
※写真:青蓮院の大クスの木。
見上げる程大きく、掴めない程太い 立派な木です。
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