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はじめての衣 ~園原編~2008.03.31

気まぐれ日記をご覧のみなさま

こんにちは。
名古屋パルコ店の園原です。
私の中で「はじめての衣」ってどんなイメージだったのかと思い返してみると、
最初に頭に浮かんで来たのが「インディゴ染め」です。
 初めて衣のお店に足を踏み入れた時の藍色の印象を深く覚えています。
その時に購入したのは、もちろん「インディゴ染め」のTシャツ。
「インディゴ染めのTシャツはお洗濯の時に色が出ますので、分けて洗って下さい」
とスタッフの方に教えて頂いた時、
私は正直「洗濯するの面倒かな・・・」と思いました。
そのTシャツを初めて洗う時、
洗面台に溜めた水がみるみる真っ青になりびっくりしたのを覚えています。
こんなに色が出てTシャツの色は大丈夫なの?と思ったほどです。
けれど・・・洗いあがったTシャツは少しだけ色が優しくなった様に感じました。
そして手洗いを何度も繰り返しているうちにどんどんそのTシャツが愛しくなっていきました。
(手のかかる子ほど可愛いって言いますもんね)
 そんなスキンシップを繰り返しながら、
7年以上の年月を共に過ごし、かなり冴えた良い色に育っていて、
今でも着ていると人から「良いね」と言われます。
 私の中でTシャツは、洗いを繰り返すと退色し1~2年で使い捨てるものから、
衣の「インディゴ染め」に出会えたおかげで
色を落とすことによって何年もかっこ良く胸を張って着ることが出来るものへと変わっていきました。
 インディゴ染めは分け洗いという手間ひまはかかりますが、
長い時間をかけ着込み洗い込んでいくことで
自分だけの色を育てて来れた満足感の方がずっとずっと大きいと思います。
 自分で作るインディゴ染めの物でしか味わえない歴史、
みなさんも育て感じてみて下さい。

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