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紋切遊び2009.06.09

気まぐれ日記をご覧の皆さん こんにちは。
3週に渡って 代官山店限定作品の紹介をしてきましたが、
いよいよ今回で最終回となりました。

まずは前回の問題の答え合わせから・・・

問題…泥染めとは、泥に直接つけて染める大変珍しい方法ですが、
どのようにして 始まったと言われているでしょうか?

①紬を作っていたある人が、年貢として取られるのがいやで

  泥田の中に隠し、その後取り出してみるときれいな黒に染まっていた。

②江戸時代、幕府から庶民の贅沢が制限されていて、最低限の方法でと考えられた。

③子供が泥遊びをしていて、着物が汚れてしまい 洗濯をしたところ、

  きれいに染まっていた。

正解は…
さすがに役人たちも、ハブがいる山の中の泥田までは 調べに来なかったそうです。
②は、友禅染めが流行った理由と言われています。
③は、私の子供の頃を思い出でです(笑)。

いかがでしたか?
現在も続いている伝統的な技法も、ちょっとした偶然から始まっているのですね。1

そして今回の画像は・・・

ハサミで折り紙を切っているのですが、広げてみると・・・2

きれいな菊の花になりました。
これは、紋切り遊びと言われるもので、紙を折り畳み、
型紙どおり切って開くと 家紋ができあがるという、
江戸時代に流行った切り絵遊びなのです。

切り終わり広げていく時、
上手く出来ているのだろうか、という不安と期待で どきどきします。
そしてきれいに 出来上がっていた時の満足感はたまりません。

Cimg1703

では、ここで問題です
この画像は紋切り型どおり切っていくと あるものの

家紋になるのですが、それはいったい何の家紋でしょうか?

 ① 鶴
 ② 傘
 ③ 衣

ヒント…紋切り遊びの紙の折り方には 一つ折り~五つ折りまであり、
     折り込んだ後切っていきます。(今回の画像のものは三つ折りです。)
     黒の部分が残るので、よーく想像してみて下さい。

店頭にて、この型紙をご用意しておりますので、皆さんも 紋切り遊びを

楽しんでみませんか?他にもおもしろく、かわいい型紙もたくさんあります。

そして答えの紋切り型が、今回のTシャツの主役の一つです。
全貌は・・・、いよいよ今週末 発表いたします!

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