「縞に歴史あり」 寺町店 山田2014.10.29
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。寺町店の山田です。
今回よりは新テーマが「縞」となり、私からは手始めに縞の歴史を紹介させて頂きます。
縞という言葉は元来、日本語では「筋」と呼んでおり、渡来品として日本に入ってきた
縞模様の衣服「筋もの」を「島もの」と呼ぶようになり、後に“ 島 → 縞 ”と転化していったそうです。
ここ日本では式典等に欠かせない「紅白幕」は格式高い模様の一つ。
現在は主に弔事に使用する白と黒の「鯨幕」もかつては慶弔問わず使われていた歴史の古い縞模様です。
平安期にはその単調さが敬遠され、着物柄としてはあまり用いられなかったそうですが、
鎌倉時代から江戸初期にかけて渡来品として日本に入ってきた縞の反物が人気を呼び、
その着物は「縞のお召し」と呼ばれ、粋の象徴とされていそうです。
ファッションとしてすっかり根付いた今、ボーダー柄等はむしろポップな装いとして扱われていますが、
かつては「粋」で「格式高い」柄だったという部分に時代の移り変わりの面白さを感じますね。
衣の縞もまた、目立つものから、粋なもの、ポップなものなど様々です。
是非、この冬の顔ぶれをのぞきにいらして下さい。
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