「美しい轆轤(ろくろ)線を求めて」 期間限定ショップ 赤瀬2015.02.04
こんにちは!期間限定ショップの赤瀬です。
「縞」と聞いて、思いつくのはもうこれしかありません! そう、こけしの柄!!
「赤瀬のこけしの話はもういいよ・・・」という声が聞こえてきそうですが、
もうしばらく私にお付き合いください。
こけしの胴に描かれる模様には大きく分けて2種類あります。
花柄などを手描きで描く模様と、ろくろの工作機械を使った縞模様です。
手描き模様の方が歴史的に古く、花を描いた方がロマンチックと思われますが、
ろくろ線は単純素朴だからこそ飽きのこない純粋な美しさがあるように思います。
特に、福島県と宮城県に点在するこけしには、ろくろで柄入れする縞模様のこけしが多く、
同じ縞でも地域によって その線の太さや並び方に個性があるんです!
なんで柄が縞なの?こけしのろくろ線の美しさはどこからきたの?
という素朴な疑問が出てきますが、それを追求していくと「会津木綿」に行き着きます。
会津木綿は、江戸時代の初期から会津(福島県)で生産され、
日常着、野良着といった実用的な用途として使われてきました。
特徴は、はやり縞柄! 400年前から変わらぬシンプルな縞柄は、
その土地の風土に合わせながら受け継がれ、こけしの胴体の柄にも影響を及ぼしたと言われています。
単純な縞柄のこけしですが、その奥には長く、
その土地に根ざした風景や風土が垣間見え、さまざまな想像をかきたてます!
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