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『有縁祭り』の話 ー舞台演出編ー2011.02.23

皆様こんにちは。
衣のパフォーマンスショーイベント『有縁祭り』ケータイの方はこちらのお話第4弾は、“衣らしさに溢れる舞台演出”についてお話しようと思います。まず、こちらの写真をご覧下さい。Kurodenwa

これは壊れた黒電話です。 実はこちら、今回の舞台演出に使われる物の小道具(大道具!?)候補の一つなのですが、私たちはこのような「役目を終えたものたち」にもう一度生を与えてみようと思っています。それは黒電話をただの電話として直すのでなく、「舞台美術」としてまったく新しい命を吹き込めるのではないかということです。色を塗りなおすのか、付け替えるのか、分解するのか、それとも…。

ある「モノ」をその役割だけではなく、同じ世に存在する一つの「命」だと考えてみる。そうすることで新たな表情が見えてくる。これは衣の服作りに対する姿勢と同じです。普段私たちが、鯰や雲、龍、鯉に様々な技法で表現するのと同じ。例え、それが黒電話であったとしても、きっと皆様に驚いて頂けるような、まったく別の表情を生み出せたらと思っております。

そしてファッションショーの演出といえば…やはり、モデルがどんな服を着て、どんなパフォーマンスを見せるかが一番気になるところです。

一般的には、時代の先がけ的なスタイリングの男女がキリッとモデルウォークする、というのがイメージでしょうか…。でも何だかそれは“衣らしく”ありません。お客様に笑顔で参加してもらうために、色んな工夫を凝らします。

例えばそれは、せっかくなので普段の着合わせにも活用していただけるスタイリングであったり、逆に「あれはめでたい祝い事用だな…。」と、思わずつぶやいてしまうような衣装であったり(笑)。

さらに注目して頂きたいのはその「魅せ方」。普通に“歩く”ことはないと思います。『パフォーマンスショー』の名が示す通り、飛んで跳ねてひっくりかえって…、モデルがどんな動きをするのか、私たちも分からないモデルの奇想天外な動き、躍動感溢れるステージ、そしてその動きの中にある“衣のファッションショー”にしたいと思っております。

ショーイベントの際は、舞台美術やモデルのパフォーマンスなど、細かなところまで“衣らしさの溢れる舞台演出”に、是非ご注目下さい!

『有縁祭り』に関するこれまでのお話

2月14日掲載…「“衣”と“浅野矩美さん”のお話」 (ケータイの方はこちらから

2月16日掲載…「“衣”と“岡野弘幹さん”と“TeNさん”のお話」(ケータイの方はこちらから

2月18日掲載…「“衣”と“樋口 真佑希さん”のお話」(ケータイの方はこちらから

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