クロワッサン2017.06.05
皆様こんにちは。オンラインショップの永田です。
私には1つ、10年以上たっても忘れられない異国の思い出があります。その主役は「クロワッサン」。
服飾系の学校に行っていたことから、卒業旅行が人生初めての海外旅行。その行き先はファッションの都といえば…の、フランスはパリ!
日本の古き良きを守る文化と同じく、ヨーロッパにも歴史や文化を大切にする想いがあり、そうして現代においても情緒あふれる街並みが当たり前のようにある街。そんな憧れの地に行った時の思い出です。
今の様にスマホなんてない頃、ガイドマップだけが頼り。行きたいところは事前に目星をつけ、スケジュールを組んでいたのですが、思いのほか早くに回ることができ、最終日近くにポカンと1日フリータイムができました。
そこでガイドマップを開いて、何かありそうな場所を探し、一人きり、思いつきで行ったのが「サクレクール寺院」。
パリの北部(!?)にある寺院で、ちょうどその日はミサをしており、その荘厳な空気感に飲まれ、ただただ居心地の良さを感じていました。
そうすると気がつけばお昼の時間をとっくにまわっていて、お腹も同様に減り、昼ごはんを探すことに。
何度もいいますが、スマホはありません。ガイドマップに載っているようなお店には、フランス語が話せないので入る勇気はありません。「サクレクール寺院」は街中ではなく、少し郊外にあったと記憶しており、そのため、見渡す範囲にファーストフードもありません。(記憶違いだったら、すみません。)
はて、困りました。しかし、ぼーっとしていてもお腹は減るだけなので、ぼちぼち歩きはじめ、どのくらいでしょうか。路地に入ってみたり、駅への近道らしき長い階段。その道中で見つけたのは、今回の主役になる「クロワッサン」があるパン屋さんでした。
何て言ったのか覚えていませんが、予習していた3パターンくらいの基本会話を駆使し、何とか2つのパンを購入。どこで食べようかと見渡して見つけた近くのベンチに腰掛けてひとかじり。
「美味い!! クロワッサンって、こんなに美味しいパンやったっけ!?」
人生ではじめて、クロワッサンが美味しい事に気付いたのが、この時。ひとりぼっちで異国をぶらぶらしていて、少しばかりの不安な気持ちもあったのですが、その感情は同時に吹き飛びました。
そんな「美味しい!」と感じたあのクロワッサン。それから、気にして食べることもなかった様に思います。そして、このブログを書き始めてふと思うようになった私は、早速、自転車に飛び乗りました!
「京都で美味しいクロワッサンを探そう!!」
このお話の続きはまた次週…。