「少数民族」 カタログの話 工房 近藤2011.09.13
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
年に1~2度、ブログに参加させて頂いている企画の近藤です。今回は2011秋冬「少数民族」カタログ秘話を、皆さんにお話ししたいと思います。
今回のカタログ撮影は京都より車で約1時間くらい、山間の小さな村に流れる川で撮影を行いました。事前に場所は決まっており、その場所を目指して向ったのです。
それは“古い丸太の橋がかかっている”場所。以前、訪れた事のあり、その場所を記憶していたので、その分かりやすい目印を探しながら車を走らせたのですが、いつまで走っても、いっこうに見つかりません。
実はカタログの中に写っている橋は2代目の新しい橋。私たちが目指した初代の橋は表紙に写っている木の丸太橋…。新しい世代に代わっていたのです。
「民族」のテーマを改めて考えたとき、代々の物・文化を新しい世代に引き継ぎ、またそれを引き継ぐ時代・時間が、「民族」という一つのものを生み出すのだと感じました。
撮影場所に到着して、川の横に置かれた初代の橋を見ながら、そのような事を考えていると、「おねがいしまぁーす」という掛け声とともに撮影がスタート。私は走って2代目橋へ向かい、撮影は始まりました。