「ヤマナ族」 三条店 赤瀬2011.10.18
気まぐれ日記をご覧の皆さん、こんにちは!
三条店の赤瀬です!!
今回は、今、私がとても気になっている大昔の原住民族のお話です。私達が当たり前のように身につけている洋服…、お洒落だけではなく、環境に合わせた体温調整をし、身を守るのも洋服の大事な役目です。
しかし…身を守るために「着る」ではなく「脱ぐ」を選んだ民族がいました。南米大陸の最南端の島に暮らしていた、その名も「ヤマナ族」!!!!
1823年、あの有名なダーウィンが博物学の調査で訪れた際、この地に原住する人々と遭遇したのが最初。木が曲がって生えるほどの強風が一年中吹き、夏でも平均気温9度、冬には氷点下20度を記録することもあるこの冷涼な土地で、なんと彼らは、ほとんど裸で暮らしていたのです!!
ヤマナ族の人々は寒く風のある状況では、濡れた衣服を身にまとっていることは命取りになること、人間の身体は火のそばにある時、服を着ているよりも早く暖まることを知っていたのです。
また、彼らはアザラシやペンギンの脂と特殊な染料で作ったグリスを全身にくまなく塗っていました。この特製グリスが保温と防水の役割を果たし、毛皮が無い場合でも雨風や寒さから身体を守っていたのです!!
一見、裸同然に見えるヤマナの人々の格好は、この土地の環境に見事に適したものだったことがわかります。「着る」ではなく「脱ぐ」という発想、私にとっては衝撃的で、人間の知恵のすごさを感じてしまいます。
そして何より、裸に施された彼らのボディペインティング…これもまた衝撃的でした。この模様が何を意味し、何の為だったのかは今だに謎だそうです。ヤマナ族に関する資料が少なすぎて、なかなか調べる事ができないのですが、もしヤマナ族情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、赤瀬まで!!気になって仕方がありません!
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