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「ブルー」 松本パルコ店 丸山2012.01.26

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
松本パルコ店の丸山です。

“民族”というものはそれぞれに独自の文化、生活様式を持ち、発展させてきました。日本のように湿潤で、木(=植物)の文化が栄えた島国の民族に対し、乾燥した陸の民族では石や鉄の文化が栄えた、と云われています。2

生活の場である「家」つまり建物を見れば一目瞭然ですよね。面白いことに、それは染色にも現れています。衣にとってなじみの深い「藍」も植物から生まれ、その深い色は『ジャパンブルー』と呼ばれています。

同じブルーでも、秋冬に衣のお店に登場した『ペルシアンブルー』。藍とはまた違う表情を見せてくれるこのブルー、海を渡って大陸を遥か向こうのペルシア(現在のイラン)からやって来たこの色は、ラピスラズリと言う鉱石の粉から生まれた色なのです。※ただし、現代では『ウルトラマリンブルー』と呼ばれているそうです。Photo Photo_2

青は地球に住む私達にとって、空や海などとても身近な色です。そこにも民族の文化の違いが現れている、というのが面白いなぁ、と思いませんか?

民族によって違う、色の文化。藍の色のように深い、深~いこのお話、是非お店で語り合いましょう!

京都・和柄・藍染め~衣(ころも)~

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