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ころもがたり~KRM市松刺子編~2023.05.15

古墳時代から使われていたとされる市松模様
上下左右に途切れず模様が続くので、永遠や発展拡大、繁栄を意味する柄であり
とても縁起の良い模様とされ、大昔から今に至るまで多くの人々から愛されて来ました。
刺し子市松
こちらは市松模様を刺し子生地に織り上げた織物です。
この深みのある綺麗な生地を織って下さったのは、兵庫県西脇市の「播州織」の織屋さんです。

播州織の特徴は糸を先に染めてから柄を織る、先染めの織物です。
異なる色の白と青の四角形が互いに自然とうまく交わっているのは
職人様が試行錯誤を繰り返し、細い糸、太い糸、そしてその間のくらいの糸を、見事に組み合わせて、
糸をわざと均一ではないムラを出しているためです。

そんな手間をかけて織り上げた生地で誕生した、KRMの新作がこちら、、、
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これぞジャパントラッドだと言い切っても過言ではないほどに
デザイン、色合い、素材、着心地、、、
服を選ぶにあたって欠かせない要素がバランスよく1つになった
和のラギットに、日本本来の「侘寂」のスタイルを発信するKRMらしい一着です。
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こちらの薄茶の色味はミリタリーテイストのルックやカジュアルなアイテムとの相性も抜群です。

皆様へご紹介すべきはずが、私が欲しくなって来ました、、、

こんな素敵な服と会うことができるのは、
誇りである日本の技が消えぬ様に、数多の職人様が大切に受け継いで来て下さったから、
これらを愛して下さっている、皆様のお陰であります。

これからもオスティア・ジャパン衣は、皆様が素敵な一着に出会えるよう
日々精進させて頂きます。

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