「5月5日」2007.05.05
皆様こんにちは。
本日5月5日は、“端午の節句”。
男子の健やかな成長を祝い、
健康を祈る日本の古き良き文化が残る一日です。
さて、そんな“端午の節句”に欠かせない物といえば「鯉のぼり」ですね。
皐月の風をいっぱいに受け、大空を気持ちよさそうに泳ぐ鯉のぼり。
滝を登りきった「鯉」が、やがて「龍」に変わることから
立身出世の象徴として讃えられているのも有名な話です。
そんな「鯉のぼり」ですが、今でも一部の地域では職人さんによる
手描きの“鯉のぼり”が存在しているそうです。
大きな鱗(うろこ)や、力強い目。そして独創的な色使い。
空という大きな舞台に悠然と舞うその姿を夢見て、きっと職人さん達は
日夜 筆を握り続けるのでしょう。
先日、そんな職人さんのある言葉を偶然耳にしました。
「私たちにとって、5月5日が大晦日なんです。
そして、5月6日からまた新しい一年が始まるのです・・」と。
自分たちの持てる技術や知恵を筆先に込め、放つ力の“勢い”が
きっと私たちに感動を与えてくれるのでしょう。
時代や土地、業種は違えど、“物”に込める気持ちが伝わる事、
それこそが、物を作る上での一番の願いなのだと改めて感じました。
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