祇園祭と桜2007.07.19
街中に夏を告げる、京都の『祇園祭り』。
“山”や、“鉾”を目で楽しみ、
耳には心地よい祇園囃子(ぎおんばやし)が。
お祭りの、情緒と雰囲気を高める独特な空気が辺りを包んでいきます。
そんな中、宵山と言われる山鉾巡航の前夜祭で、
とても郷愁溢れる景色を見る事が出来ました。
とある“山”を彩る装飾布の中に、赤く大きく描かれた桜の柄が。
真黒の生地の上 唐草模様と重なった桜の花が、
とても新鮮に、とても粋に見えました。
日本人にとって、京都に住む人にとって、
やっぱり“桜の花”は永遠の物だと伝えてくれた様な気もします。
見上げた空には、煌々と光る提灯の列。
賑わう人達からこぼれる感嘆の声。
ぽつぽつと降る雨も、その場の空気を優しく包んでゆきます。
祭りに込められた願い。
“山”や“鉾”に注がれた祈り。
長い歴史の中で 私達が触れた『祇園祭り』は、本当にほんの一瞬かもしれません。
けれど、暗い夜空の下 目にした光景に、
先人達が残した素晴らしき文化や財産を感じる事は出来ました。
皆様もよかったら、来年是非足を運んでみて下さい。
古の文化に、新しい‘何か’を発見出来るかもしれませんよ。
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